セント・メリーズ・インターナショナル・スクールに入ったら、その先はどうなるのでしょうか。高校までずっと通えるのか、大学はどこへ進むのかを知りたいです。
この学校は、幼稚園の段階にあたるRPからGrade 12までの一貫した学校です。高等部では国際バカロレアのディプロマ・プログラム(IBDP)を用意し、Grade 10から大学進学の相談の場があります。いっぽうで、日本の中学校・高校へ移る場合は、日本の制度上の注意があります。
大切なのは、以下の3点です。
・RPからGrade 12まで続く学校であることと、高等部のIBDPを知ること
・大学進学の相談がGrade 10から始まる流れをつかむこと
・日本の中学・高校へ移る可能性も、早めにご家庭で考えておくこと
セント・メリーズ・インターナショナル・スクールの個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
セント・メリーズ・インターナショナル・スクールを検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【セント・メリーズ・インターナショナル・スクール】何年生まである学校か
セント・メリーズ・インターナショナル・スクールは、東京都世田谷区瀬田にある、英語で学ぶカトリックの男子校です。1954年に始まり、1971年にいまの世田谷区の場所へ移りました。公式サイトは英語表記で、カタカナの学校名は見当たりません。この記事ではカタカナ名を呼び名として使います。
公式サイトのAbout Usには、学校での日々が幼稚園の段階からGrade 12まで続くと書かれています。いちばん下の学年はRP(Readiness Program)です。学校は次の3つの部に分かれています。
- 小学部(Elementary School)
- 中学部(Middle School)
- 高等部(High School)
学費のページには、Grade 3〜5を小学部の生徒、Grade 6を中学部の生徒として説明する文があります。ただし、3つの部の学年の区切りを一覧にしたページは、公式サイトでは見当たりませんでした。
【セント・メリーズ・インターナショナル・スクール】上の学年・上の部へ進むしくみ
1つの学校の中で、RPからGrade 12まで学年が続いています。同じ学校の中で、小学部・中学部・高等部と上がっていく形です。
いっぽう、小学部から中学部、中学部から高等部へ進むときの条件や、試験があるかどうかは、公式サイトでは確認できませんでした。気になるご家庭は、見学や説明の場で学校にたずねてください。
参考までに、学年ごとの学びの支えについては、次のことが書かれています。
- 英語の支え(English Language Support)は、RPからGrade 8まで
- Grade 9・10で入る生徒には英語の支えが限られ、Grade 11で入る生徒にはない(IBDPの性質のため)
- 授業の内容を補う学習の支えは、Grade 6から12まで
高等部の学級は、1学年がおよそ15人ずつのホームルームに分かれていると書かれています。
【セント・メリーズ・インターナショナル・スクール】高等部の国際バカロレア(IBDP)
高等部では、国際バカロレア(IB)のディプロマ・プログラム(DP)を用意しています。公式サイトでは、IBDPを16〜19歳の生徒が大学とその先に向けて学ぶ、最終試験のあるプログラムと説明しています。
DPの生徒は、次の3つの「コア」をすべて終えることが求められます。
- Theory of Knowledge(TOK):知ることそのものを考える授業
- Creativity Activity and Service(CAS):体験を通した活動
- Extended Essay(EE):1つのテーマを深く調べる論文
科目は6つのグループ(言語と文学、言語の習得、個人と社会、理科、数学、芸術)から選びます。公式サイトには、2027-29年の科目の一覧がのっています。
なお、高等部の生徒全員がIBのディプロマを目指すのか、学校独自の卒業資格があるのかは、公式サイトでは確認できませんでした。IBDPのしくみは国際バカロレアのDP(ディプロマ・プログラム)とはでくわしく説明しています。
【セント・メリーズ・インターナショナル・スクール】大学進学の相談と進学先の国
大学進学の相談は、Grade 10から始まります。流れは次のとおりです。
| 学年 | 公式サイトに書かれている内容 |
|---|---|
| Grade 10 | 学力テスト(PSAT)の紹介と、IBの科目選びを進路の考えに合わせる手助け |
| Grade 11 | IBに入り、卒業後の進路をより深く考え始める |
| Grade 12 | 大学への出願のすべてに取り組み、担当の相談員と定期的に会うことをすすめる |
毎年、卒業生の会の協力でCareer Dayも開かれ、履歴書の書き方、面接や生活の力についてのワークショップ、さまざまな仕事で働く人の話にふれる機会があると書かれています。
進学先については、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、日本、そのほかの国の大学に進むと書かれています。くわしくは「School Profile 2024-2025」という資料を見るよう案内されていますが、この資料は公式サイトの外の共有ファイルにあり、筆者は内容を確かめられませんでした。そのため、この記事では大学名は書いていません。進学先の大学名は、学校の資料や説明の場で確かめてください。
【セント・メリーズ・インターナショナル・スクール】日本の中学・高校へ移るとき
小学校受験と迷うご家庭にとって、ここは大切な点です。
この学校の公式サイトには、第1条の学校の位置づけを持たないことが書かれています。日本国籍のご家庭は、出願の前に法律上の意味を十分に考えるよう求められています。
文部科学省のページ「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」では、一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた子が、中学校から一条校へ入ることは認められない、と説明されています。中学部の途中で日本の中学校へ移ろうとする場合も同じとされています。
日本の中学・高校へ移るときの手続きや支えについて、この学校の公式サイトには説明が見当たりませんでした。将来、日本の中学受験や高校受験を考える可能性があるなら、入学の前に、お住まいの市区町村の教育委員会と学校の両方に確かめておくことが大切です。
ご家庭で話し合っておきたいのは、次のような点です。
- 海外の転勤や帰国の予定があるか、何年くらい日本で暮らすか
- お子さまが将来、日本の中学・高校で学ぶ可能性をどう考えるか
- 大学は日本と海外のどちらも視野に入れるか
答えは途中で変わってもかまいません。いまの考えを書き出しておくと、学校選びの軸がぶれにくくなります。
【セント・メリーズ・インターナショナル・スクール】よくある疑問
Q. 日本語の力はどう保てばよいですか。
小学部では、Grade 2〜5に日本語の授業があり、初級・中級・上級の3つに分かれています。それでも、将来どこで学ぶかによって、必要な日本語の力は変わります。読み書きを家庭でどう支えるかは、入学前から話し合っておくと安心です。考え方はインターナショナルスクールに通う子の日本語・国語の学びでもまとめています。
Q. 小学校受験とどちらを選ぶか、進路の面からどう考えればよいですか。
日本の私立小学校は、系列の中学校への内部進学や、中学受験へと進む道です。この学校は、Grade 12まで同じ学校で学び、高等部ではIBDPが用意されている道です。卒業生はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、日本などの大学に進むと書かれています。どちらにも良さがあります。大学までの道すじをいくつか紙に書き出し、お子さまの性格やご家庭の暮らし方と照らしてみてください。迷うときは個別相談で一緒に整理することもできます。
Q. 見学では、進路について何を聞けばよいですか。
公式サイトで確かめられなかった点を、メモにして持っていくと役に立ちます。たとえば「上の部へ進むときの条件」「高等部の生徒がみなIBのディプロマを目指すのか、ほかの道があるか」「最近の卒業生の進学先の資料を見られるか」などです。答えはご家庭の記録として残し、ほかの学校とくらべる材料にしてください。
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