捜真小学校の考査には行動観察や制作があると聞きました。
ペーパーとちがって家でどう対策すればよいのかわからず、不安です。
捜真小学校の行動観察は、読み聞かせ・リズム遊び・グループでの相談・自由遊びという流れが定着していて、特別な訓練よりも日常の過ごし方がそのまま表れる考査です。
制作も、お絵かきとハサミという身近な活動が中心ですから、毎日の遊びの中で無理なく準備できます。
大切なのは、以下の3点です。
・「相談して決める」経験を、家庭とお友だち関係の中で重ねること
・読み聞かせを聞く姿勢と、まねして動く楽しさを育てること
・クレヨンとハサミを、日常の遊びとしてたくさん使うこと
捜真小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
捜真小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
本記事の行動観察・制作の傾向は、受験情報誌の調べ(2022〜2026年度入試)にもとづいています。出題は年度によって変わりますので、最新の情報は学校の説明会や募集要項でご確認ください。
ペーパーをふくめた分野別の出題傾向は【捜真小学校】過去問の傾向は?分野別の対策をプロが解説で、考査当日の流れは【捜真小学校】試験内容は?考査の流れをプロが解説で解説しています。
【捜真小学校】行動観察では何が見られているのか
関連動画:神奈川県の小学校選びの参考に。この記事の学校を紹介しているとは限りません。
捜真小学校の2027年度の募集要項では、考査は親子面接(7分間)と、ペーパーテストをふくむグループでの考査(40分)という案内になっています。ペーパー以外の時間の多くを占めるのが、グループで過ごす行動観察の時間です。
捜真小学校は、聖書にもとづく「愛の心の教育」を大切にしているキリスト教の学校です。1学級30名という少人数の中で、お友だちと関わり合いながら6年間を過ごします。行動観察で見られているのは、その学校生活を安心して送れるかどうか、つまり次のような姿だと考えられます。
- 先生のお話や指示を、最後まで落ち着いて聞けるか
- 初めて会うお友だちと、譲り合いながら関われるか
- 自分の考えを伝えつつ、決まったことに気持ちよく従えるか
- ものや道具を、ていねいに扱えるか
上手にできるかどうかよりも、お友だちと一緒に活動することを楽しめるかが土台になります。特別な子を演じる必要はありません。ふだんの園生活や遊びの中で育った姿が、そのまま出る考査です。
【捜真小学校】行動観察の流れと4つの場面
受験情報誌の調べでは、捜真小学校の行動観察は過去5年、おおむね次の4つの場面で構成されています。
- 絵本の読み聞かせを、席に座って聞く
- 音楽に合わせて、先生の動きをまねして動く(リズム・模倣)
- グループで相談しながら取り組む協同課題
- バランス遊びやおままごと、ブロックなどの自由遊び
読み聞かせの場面では、聞く姿勢が見られます。体を先生に向けて、最後までお話の世界を楽しめるかどうかです。リズム・模倣の場面では、恥ずかしがらずに体を動かせるか、よく見てまねできるかが表れます。
協同課題は年度によってテーマが変わり、楽器を作って演奏会をするもの、輪投げや的入れ、運ぶ遊びを組み合わせたもの、買い物ごっこなどが出されています。共通するのは、グループで相談して決める場面が必ず入ることです。
最後の自由遊びは、いちばん素の姿が出る時間です。遊びに夢中になったあと、片づけや切り替えの合図にさっと応じられるかどうかも、大切なポイントになります。
流れがほぼ毎年共通しているということは、お子さまに「当日は絵本を聞いて、体を動かして、お友だちと相談して、遊ぶんだよ」と事前に伝えてあげられるということです。初めての場所が苦手なお子さまほど、見通しを持たせてあげるだけで安心感が大きく変わります。ただし、年度によって内容が変わる可能性はありますので、「ちがう遊びでも楽しんでおいで」というひとことも添えてあげてください。
【捜真小学校】協同課題「相談して決める」への備え
協同課題でむずかしいのは、正解がないことです。「何を作るか」「どの順番でやるか」をお友だちと相談して決めなければなりません。
この力は、教室で型を教わるだけでは身につきません。家庭では、次のような「小さな相談」の経験を意識して増やしてみてください。
- お休みの日の行き先や夕飯のメニューを、家族で相談して決める
- 「どっちがいいと思う?その理由は?」と、考えを言葉にする機会を作る
- 自分の希望が通らなかったときに、「今日はゆずれたね」と認める
また、公園や園でのお友だちとの遊びは、そのまま行動観察の練習になります。おにごっこのルールを決める、順番を待つ、けんかして仲直りする。そうした経験の量が、初めての場でも安心して関われる力になります。
言葉で自分の考えを伝えることが苦手なお子さまの場合は、まず家庭で「選んで、理由を言う」練習から始めるのがおすすめです。焦って集団の場に放り込むより、安心できる相手との成功体験を積むほうが近道です。
【捜真小学校】制作・巧緻性の対策はクレヨンとハサミから
制作の課題は、受験情報誌の調べでは、画用紙のモチーフにクレヨンで好きな絵や模様を描く課題画と、線の上をハサミで切る巧緻性の課題が出されています。
課題画には決まった正解がありません。「好きな絵を描いていいよ」と言われたときに、手が止まってしまうお子さまは意外と多いものです。ふだんから自由にお絵かきを楽しみ、「何を描いたの?」と会話することで、自分の発想で描いて、それを言葉で説明できるようになります。上手な絵を目指すより、クレヨンの持ち方、ていねいな塗り方、最後まで仕上げる習慣を大切にしてください。
ハサミは、毎日少しずつ使うことがいちばんの対策です。直線から始めて、ゆるい曲線、ジグザグと段階を上げ、切った紙で遊ぶところまでをセットにすると長続きします。あわせて、道具の受け渡しの仕方や、切りくずを集めて捨てる後片づけまでを習慣にしておくと、考査の場でも自然にふるまえます。
【捜真小学校】日常生活でできる行動観察対策
行動観察と制作の対策は、机の上の勉強とちがって、生活そのものが教材になります。捜真小学校の考査の型に合わせるなら、次の3つを日課に取り入れてみてください。
まず、読み聞かせの習慣です。捜真小学校の行動観察は読み聞かせから始まりますし、ペーパーにも耳で聞いて解く問題があります。1日1冊、聞き終わったあとに感想を話し合うところまでをセットにしましょう。
次に、音楽に合わせて体を動かす遊びです。おうちの方の動きをまねする遊びや、リズムに合わせて止まる・動くを切り替える遊びは、模倣の場面の準備になるだけでなく、指示を聞いて動く練習にもなります。
最後に、お手伝いと片づけです。配膳やたたみもの、使ったものを元にもどす習慣は、道具をていねいに扱う姿勢や、活動の切り替えのよさにつながります。
こうした毎日の積み重ねをどう組み立てるか迷われる場合は、家庭学習サポートでお子さまに合わせたメニューをご提案しています。
捜真小学校の行動観察についてよくあるご質問
人見知りで、初めてのお友だちと遊べるか心配です
無理に社交的にする必要はありません。まずは少人数の慣れた相手との遊びで成功体験を積み、少しずつ初めての場を経験させてあげてください。輪に入るまでに時間がかかっても、お友だちの様子をよく見て、決まったことに参加できれば大丈夫です。ご心配な場合は個別相談でお子さまの様子に合わせた進め方をご提案します。
当日、失敗したり泣いたりしてしまったらどうなりますか?
一度の失敗がそのまま不合格につながるとは考えすぎないでください。大切なのは、うまくいかなかったあとの立て直しです。こぼしたら拾う、ぶつかったら「ごめんね」と言う、気持ちを切り替えて次の活動に向かう。日ごろから失敗を責めずに、「そのあとどうするか」を一緒に練習しておくと、本番でも立ち直れるお子さまになります。
行動観察の対策はいつから始めればよいですか?
読み聞かせやお手伝い、お友だちとの遊びは、年少・年中のうちから始めて損のない習慣です。考査の型を意識した練習は年長になってからで十分ですが、土台となる生活習慣は早いほど自然に身につきます。
親子面接の親子課題も行動観察の一種ですか?
捜真小学校では、事前の親子面接の中に親子でやりとりをする課題がふくまれる点が特徴です(受験情報誌の調べ)。ここでも見られているのは、親子の関わりの自然さです。面接全体の準備は【捜真小学校】面接・願書は?準備のコツをプロが解説をご覧ください。
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