「せっかく国立小学校に合格したのだから、そのまま中高までエスカレーター式で進めるのでは?」とお考えではないでしょうか。
実は、国立小学校の内部進学は、私立のように全員がそのまま上がれるわけではないのです。
とくに東京学芸大学附属大泉小学校は、国際バカロレア教育の認定校として、近年ますます注目を集めている大人気の学校ですよね。
だからこそ、「本当にうちの子は内部進学できるの?」「もし上に上がれなかったらどうなるの?」と不安を抱える親御さんは少なくありません。
長年、幼児教室で多くの子どもたちをお受験合格へと導いてきた経験から、大泉小学校の進路のリアルな実態について詳しくお話しします。
保護者の皆さんが一番知りたい「実際の進学先」や「内部進学に求められる厳しい条件」を、現場の目線から分かりやすくひも解いていきましょう。
今後の学校選びや、入学後のイメージ作りに、ぜひ役立ててみてください。
【東京学芸大学附属大泉小学校】中学内部進学制度とは?
東京学芸大学附属大泉小学校の卒業生は、実際にはどのような進路をたどるのでしょうか。
もっとも太いパイプとなっている進学先は、同じ敷地内に併設されている「東京学芸大学附属国際中等教育学校」です。
この学校は、海外の大学への進学実績も豊富な中高一貫校として知られています。
大泉小学校で培った国際バカロレアの教育を、中学・高校でもそのまま継続して受けられる素晴らしい環境と言えるでしょう。
しかし、選択肢はそこだけではありません。
大泉小学校からは、国際中等教育学校だけでなく、他の附属中学校への「連絡進学」という道も用意されています。
世田谷、小金井、竹早といった歴史ある附属中学校へ進学するご家庭もいらっしゃるのです。
実際のデータを見てみると、全卒業生のうち、附属の中学校または中等教育学校へ進学する割合は、概ね85%に達しています。
この数字を見ると、「意外と多くの生徒が上に上がれるんだな」とホッとされるかもしれませんね。
ですが、ここで気をつけていただきたいポイントがあります。
残りの約15%のお子さんは、外部の中学校を受験することになるという厳しい現実です。
「一度入れば絶対に最後まで附属に行ける」という保証がないのが、国立小学校の特徴というわけです。
以前、私の教室から東京学芸大学附属大泉小学校にご縁をいただいたご家庭でも、入学して数年後に「内部進学に向けた日々の評価が思いのほかプレッシャーだ」とご相談を受けたことがありました。
入学式がゴールではなく、そこからが新しい試練のスタートなのだと、親御さんも心構えを持っておくことをおすすめします。
【東京学芸大学附属大泉小学校】中学内部進学に求められる条件
約85%という高い内部進学率を誇る東京学芸大学附属大泉小学校ですが、その切符を手にするためには、いくつかの明確な条件をクリアする必要があります。
ただ漠然と小学校生活を送っているだけでは、希望する進路を叶えるのは難しいと言わざるを得ません。
では、具体的にどのような力が求められるのか、私の指導経験も交えながら詳しく見ていきましょう。
日々の学習習慣と基礎学力の確実な定着
まず大前提として絶対に必要なのが、基礎的な学力がしっかりと定着していることです。
「なんだ、結局はテストの点数がすべてなの?」と思われるかもしれませんね。
たしかにペーパーテストの成績は重要ですが、それ以上に学校側が重視しているのは「日々の学習にどう向き合っているか」という根本的な姿勢なのです。
毎日の宿題を、やらされるのではなく自ら丁寧に取り組んでいるか。
授業中に先生の話をしっかりと聞き、自分なりの意見をノートにまとめられているか。
こういった毎日の地道な積み重ねが、内部進学への確かな評価へと繋がっていきます。
私立小学校であれば、中学受験に向けて進学塾に通い詰めるのが一般的なスタイルですよね。
しかし東京学芸大学附属大泉小学校の場合、学校の勉強をおろそかにして塾のテキストばかりに力を入れるのは、絶対に避けるべき本末転倒なやり方と言えるでしょう。
なぜなら、学校の独自のカリキュラムを深く理解し、授業に積極的に参加する姿勢こそが評価の対象だからです。
ご家庭でも、親がすぐに答えを教えてしまうのではなく、お子さんが自分で教科書を開き、じっくりと机に向かう習慣を低学年のうちから育ててあげてください。
国際バカロレア校ならではの「探究心」
東京学芸大学附属大泉小学校の最大の特徴は、何と言っても国際バカロレア教育を取り入れている点にあります。
これは、先生が黒板に書いた知識をただ丸暗記するような、昔ながらの教育ではありません。
「なぜこうなるのだろう?」「もっと別の方法はないかな?」と自ら問いを立て、徹底的に調べ、皆の前で発表する力が求められるのです。
お受験の現場でよく使う「巧緻性」や「指示行動」といった言葉がありますよね。
これも結局のところ、言われたことをそつなくこなすだけでなく、自分の頭で考え、手足を動かして工夫する経験がベースにあります。
例えば、週末に家族で公園へ虫捕りに行ったとします。
そのとき「捕まえて終わり」にするのではなく、「この虫は冬の間、どこに隠れているのかな?」と一緒に図鑑やインターネットで調べてみる。
そんな日常のちょっとした好奇心の広がりが、学校が求める探究心を育む大きなきっかけになるというわけです。
与えられたプリントをこなすだけの受け身の姿勢では、大泉小の環境では輝けません。
自分から面白さを見つけてのめり込む姿勢が、学校側からも極めて高く評価されます。
ぜひご家庭でも、お子さんの「なぜ?」「どうして?」という疑問を大切に拾い上げ、一緒になって面白がる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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お友達と協力し合えるコミュニケーション能力
もうひとつ、内部進学において非常に重要視されるのが、生活態度や対人関係のスキルです。
お受験の際にも「行動観察」という名目で、グループでおもちゃを使って遊んだり、協力して一つの作品を作ったりするテストがありますよね。
実は、入学後もこの「他者とどう関わるか」という点は、先生方から常に細かく見られています。
国際バカロレアの教育では、単独でのテストよりも、グループワークやディスカッションの機会が圧倒的に多いのです。
自分の意見を堂々と伝える力は、もちろん大切です。
しかしそれ以上に、自分とまったく違う意見を持つお友達の言葉に耳を傾け、どこかで折り合いをつけていく「協調性」と「柔軟性」が求められます。
自分の思い通りにゲームが進まないときに、怒って投げ出すのか、それとも別のルールを提案して場をまとめるのか。
私がこれまで指導してきた子どもたちを見ても、誰かが困っているときにサッと手を差し伸べられる優しさを持つ子は、高学年になるにつれて本当に大きく伸びていきます。
ご家庭でも、兄弟げんかやお友達との小さなトラブルがあったときは、すぐに親が「あなたが謝りなさい」と介入するのは控えてみてください。
「本当はどうしたかったの?」「お友達は今、どんな気持ちだと思う?」と静かに問いかけることで、相手の立場を想像する共感力が育つはずです。
【東京学芸大学附属大泉小学校】中学内部進学/進学先をプロが解説まとめ
ここまで、東京学芸大学附属大泉小学校の中学内部進学について、リアルな実態と求められる条件をお話ししてきました。
東京学芸大学附属大泉小学校の内部進学は、たしかに全員が無条件で進めるわけではありません。
日々の学習態度や、深く物事を考える探究心、そしてお友達との関わり方など、多角的な視点から厳しく評価される面があるのは事実です。
しかし、親御さんが必要以上にプレッシャーを感じて恐れることはありません。
大泉小学校が求めているのは、最初から何もかもできる完璧な子どもではないのです。
失敗してもそこから立ち上がり、周りと協力しながら、自ら学ぼうとする意欲を持った子どもを大切に育てたいと願っています。
親としては、目先のテストの点数や「進学できるかどうか」という枠組みにとらわれすぎないことが何より大切と言えるでしょう。
お子さんが毎日楽しく学校に通い、色々なことに興味を持てるように、伴走者として温かく見守ってあげてください。
もし今後の進路や日々の学習について迷ったときは、一人で抱え込まずに、いつでも私たちのような専門家を頼ってみてください。
お子さんの明るい未来に向けて、一緒に最適な道を歩んでいきましょう。
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