成田高等学校付属小学校って、どんな教育なんですか?
成田高等学校付属小学校(千葉県成田市)の教育の特色が気になる方へ。成田山の理念に基づく教育や、小中高一貫の学びについて、お受験指導のプロが整理します。
成田山新勝寺の理念に基づく教育
成田高等学校付属小学校は、成田山新勝寺の宗教的使命の達成と、地方文化の向上を建学の理念として創立されました。長い歴史と伝統を持つ学校です。
この理念のもと、高潔で優雅な人間を育てることを目指しています。学力だけでなく、豊かな人間性を育てることを大切にしています。
成田山にゆかりのある学校ならではの、落ち着いた品格のある教育が行われているのが特徴です。
「勉強する・運動する・挨拶する」
成田高等学校付属小学校では、小・中・高で共通して「勉強する・運動する・挨拶する」を目標に掲げています。この3つを柱に、日々の教育が行われています。
勉強で確かな学力を、運動で健やかな体を、挨拶で豊かな心を育てる。バランスの取れた成長を大切にする教育です。
あいさつを重んじる校風は、子どもの生活習慣や人との関わり方の土台を育てます。日常のなかで自然に身についていきます。
小中高一貫の学び
成田高等学校付属小学校は、系列の中学・高校とつながる環境にあります。小学校から高校まで、一貫した理念のもとで学びを積み重ねられます。
長い見通しのなかで、じっくりと学力と人間性を育てられるのが、一貫教育の魅力です。目先の受験にとらわれない教育が可能です。
伝統ある学園のなかで、落ち着いて成長を見守れる環境が整っています。
高潔優雅な人間を育てる
成田高等学校付属小学校が目指すのは、高潔で優雅な人間の育成です。品格や礼儀、思いやりの心を大切にする教育が行われています。
成田山の理念を土台に、心の豊かさを育むことが重視されています。学力とともに、人としての土台をしっかり育てる学校です。
確かな学力と、あたたかな人間性の両方を育てるのが、成田高等学校付属小学校の教育の魅力といえます。
公式が掲げる教育方針と教育課程
成田高等学校付属小学校の教育は、公式サイトの「教育課程」のページに具体的に示されています。理念のことばだけでなく、週あたりの時数や講座名まで公開されているので、実際の学校生活を思い描くのに役立ちます。
努力目標は5つあります
公式の教育方針では、建学の理念が成田山新勝寺の宗教的使命と地方文化の向上に置かれていること、そして高等学校・中学校・小学校の教育の一貫性を重んじることが述べられています。そのうえで努力目標として「挨拶する、正装する、勉強する、運動する、掃除する」の5つが挙げられています。勉強・運動・挨拶の3つはよく紹介されますが、公式にはこれに正装することと掃除することが加わって5つです。身なりを整えることと、自分たちの場を自分たちで清めることまで含めて目標にしている点が、この学校らしいところです。
英語は1年生から週2時間
英語は1年生から4年生が週2時間、5・6年生が週3時間と公開されています。外国人講師と英語担当教諭によるペアティーチングで行われ、高学年は中学英語も視野に入れて、基本的な文法の習得や簡単な英作文に取り組むと説明されています。
朝活の時間と学力向上講座
公式には「朝活の時間」が紹介されており、読書と漢字・計算の学習を交互に行い、1時間目と組み合わせて55分のロング授業として運用されると説明されています。また5・6年生には週1時間の算数の特別授業「学力向上講座」があり、公式のよくある質問では6年生は木曜日の7校時に開講されると案内されています。授業時間そのものについては、隔週で土曜日にも授業を行っており、公立小学校よりも授業時間を多く確保しているとの説明があります。
高学年総合は6講座から選びます
4年生から6年生が興味関心に応じて選ぶ「高学年総合」では、ダンス・演劇、剣道、茶道、ALL-IN Sport、Global Quest、ハートフルチャレンジの6講座が用意されています。このほか、百人一首は1年生から暗唱を始め、6年生では琴の学習、全学年で茶道体験があると紹介されています。委員会活動は6種類、クラブ活動は5種類で、いずれも5・6年生が全員参加です。
低学年からの教科担任制
公式のよくある質問では、低学年から教科担任制を導入していること、そのため常に複数の教職員の目で子どもたちを見守れることが説明されています。高学年では中学進学を視野に入れた、より発展的な学習に取り組むとされています。各学年1学級の単学級でクラス替えがない環境ですが、教科ごとに複数の先生が関わる形で、関係が閉じないよう設計されていることが分かります。
宗教にふれる時間があります
年間行事には、4月の宗教講話会(花祭り)、9月の宗教講話会(護摩炊き修行)、11月の宗教講話会(清掃奉仕)、3月の宗教講話会が挙げられています。成田山から講師を招いて行われる時間で、行事のなかに宗教的な学びが組み込まれています。
教育の中身についてよくある質問
中学・高校との関わりはありますか
あります。公式のよくある質問では、高等学校の教員による出前授業が行われ、国語は論語、社会は歴史、理科は実験を通じた学習という形で実施されると説明されています。学習発表会は「葉牡丹祭」と呼ばれ、中学・高校と同時開催されます。また高等学校3年生のうち教職を志望する生徒が小学校体験を行い、授業参観や休み時間に児童と活動するという交流もあります。運動会や親子活動では高等学校のグラウンドや講堂が使われます。
施設はどのようなものがありますか
公式の施設紹介では、運動場、自然観察園、講堂兼体育館、コンピュータ室、音楽室、理科室、家庭科室、芸術室、作法室、図書室、3階ホール、ルーフバルコニーが挙げられています。茶道や礼儀作法のための作法室があること、自然観察園が校内にあることが特徴です。なおプールについての記載はありません。
クラス替えがないことは不安材料になりませんか
公式のよくある質問でも同じ疑問が取り上げられています。各学年1学級の単学級のためクラス替えがなく、6年間同じ仲間と活動することで人間関係が深まると説明されたうえで、トラブルが起きたときには、深い関わりのなかでお互いのよい面も悪い面も認め合い、その都度解決していると述べられています。あわせて、いじめ防止委員会を設置して年3回のアンケート調査と個人面談を実施していること、毎週月曜日にスクールカウンセラーが駐在していることも公開されています。
体験を通した学びはありますか
年間行事を見ると、4年生は7月に千葉県の水郷小見川で1泊2日の宿泊体験学習、5年生は夏季休業中に山梨県西湖で2泊3日の林間教室、6年生は6月に北海道へ2泊3日の修学旅行と、2月に長野県菅平高原で2泊3日のスキー教室に取り組みます。ほかにも小学校陸上競技大会、成田市青少年音楽祭、持久走記録会、百人一首大会、学習バス旅行など、外に出る機会が多く用意されています。
入学を考えるうえで押さえておきたい条件は
2027年度(令和9年4月入学)の募集人員は男女合計35名、出願資格は令和2年4月2日から令和3年4月1日までに生まれた子どもです。通学範囲の制限はなく、在校生は西は我孫子、東は小見川、北は鹿島付近、南は蘇我・津田沼までの範囲から通っています。教育の中身に惹かれたら、次は説明会で実際の授業を見てみてください。
家庭で意識しておきたいこと
あいさつや思いやりの心、体を動かす習慣など、生活の基本を家庭でも大切に育てましょう。学校の「勉強・運動・挨拶」の教育に共感できるかが、家庭選びの軸になります。
伝統ある教育や、小中高一貫の環境に魅力を感じる家庭には、成田高等学校付属小学校はぴったりです。
教育方針や学校の雰囲気は、説明会で実際に確かめておくと安心です。子どもに合った環境かどうかを、じっくり見極めましょう。
成田高等学校付属小学校の受験情報をまとめて読みたい方は、【成田高等学校付属小学校】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
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