吉備高原のびのび小学校を卒業したあと、子どもはどこへ進むのでしょうか。同じ学園に中学校があると聞きましたが、そのまま進めるのかも知りたいです。
同じ学園には、吉備高原希望中学校があります。ただ、のびのび小学校から希望中学校へ進むしくみ(試験があるかどうかなど)は、公式サイトでは確認できませんでした。希望中学校のページには、令和元年度〜令和7年度の卒業生の進路先がのっていますので、中学校のその先を考える材料になります。
大切なのは、以下の3点です。
・同じ学園に、平成12年に開校した吉備高原希望中学校がある
・小学校から中学校へ進むしくみは、学園に直接確かめる
・中学校の進路指導の考え方と、卒業生の進路先を知っておく
吉備高原のびのび小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
吉備高原のびのび小学校を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【吉備高原のびのび小学校】卒業後を考える前に知っておきたい学園の形
吉備高原のびのび小学校は、学校法人おかやま希望学園が運営する小学校です。所在地は岡山県加賀郡吉備中央町です。
公式サイトでは、学園について、平成7年に吉備高原のびのび小学校を、平成12年に吉備高原希望中学校を開校した、小中併設の全寮制の学園だと説明されています。状況によっては通学もできる、とも書かれています。
不登校など、これまでの学校になじみにくかった子どもたちが集まる学園だ、という説明もあります。ですから、「卒業後の進学先」も、中学受験で上をめざす、という見方とは少しちがいます。お子さまが自分のペースを取りもどし、次の場所で力を出せるかどうか、という目で考えることが大切です。
寄宿舎のページによると、小学校には「のびのび寮」があり、小学生と中学生の女子が生活しています。中学校には「希望寮」があり、中学生の男子が生活しています。食堂は小学校にあり、全員がそろって食べています。小学生と中学生が、同じ学園の中でくらしている形です。
【吉備高原のびのび小学校】併設の吉備高原希望中学校とは
希望中学校のページには、「令和8年度 吉備高原希望中学校 経営計画」がのっています。中学校がどんなことを大切にしているかが、ここから読みとれます。
まず、24時間を通した教育で「生活力」と「学力」を身につける、という方針が書かれています。授業の時間だけでなく、寄宿舎での生活もふくめて育てていく考え方です。学園の理念「生活すべてが学び」と、同じ流れにある考え方です。
学習の面では、習熟度別の学習、T・Tによる学習支援、少人数や個別の学習支援、個に応じた教材の活用などで、学力の充実を図るとされています。学年の勉強にとまどいがあるお子さまにとって、気になるところですね。
生活の面では、異年齢集団による共同生活を通して、集団生活の力を育てることが示されています。生活のさまざまな場で自分で選ぶ機会をもち、自己決定していく生き方を身につけられるよう支える、という言葉もあります。
保護者とのつながりについては、週末の連絡帳や、日常の電話、学園の公式LINEを使った連絡で、連携を密にすると書かれています。
【吉備高原のびのび小学校】小学校から中学校へ進むしくみ
のびのび小学校を卒業したあと、希望中学校へどのように進むのかは、公式サイトでは確認できませんでした。試験があるのか、体験入学が必要なのか、手続きはいつごろなのか、といった説明は見あたりません。「全員が進む」といった説明もありません。
募集要項は、小学校と中学校をあわせた「令和8年度 児童生徒募集要項」として出ています。2026年10月9日の時点で、2027年度(令和9年度)の要項は公式サイトでは見つかりませんでした。令和8年度の要項では、願書は随時受け付けで、中学3年生は2学期以降は受け付けていない、とあります。
小学校から中学校へ進むことを考えている場合は、見学や面談のときに、次のような点をたずねておくとよいでしょう。
- のびのび小学校から希望中学校へ進むときの手続きと時期
- 改めて体験入学や面接があるのか
- 中学生になったときの寄宿舎の生活(寄宿舎のページでは、中学生の男子は希望寮で生活すると説明されています)
- 毎月の費用が、中学校でどう変わるか
- ほかの中学校へ進む場合に、学園がどう支えてくれるか
小学校と中学校の両方を見学しておくと、6年生のあとの姿を思いえがきやすくなります。
【吉備高原のびのび小学校】希望中学校の卒業生の進路先
希望中学校のページには、「卒業生の進路先(令和元年度~令和7年度)」という一覧がのっています。これは中学校を卒業した生徒の進路先で、のびのび小学校の卒業生の進学先の一覧ではありません。この点に気をつけて読んでください。
一覧には、学校名だけがならんでいます。人数や、年度ごとの内わけは書かれていません。そのため、この記事でも人数や割合は書きません。
一覧は都道府県ごとに分けられていて、岡山、広島、兵庫、和歌山、大阪、滋賀、鳥取、島根、徳島、高知、東京、神奈川、北海道の見出しがあります。岡山県の学校がいちばん多くならんでいます。
学校名を見ると、県立や府立、市立の高校のほか、岡山県立津山工業高等学校や津山工業高等専門学校、高等専修学校、専門学校の高等課程など、いろいろな種類の学校があります。どの学校がだれに合うかは、お子さまによってちがいます。一覧は「こういう道もある」と知るための材料として見ておくとよいでしょう。
希望中学校の経営計画では、進路指導の重点として、次の3つがあげられています。
- 保護者との面談や生徒との教育相談で、将来の進路について理解を深めあう
- 職場体験やボランティア活動などの体験や計画的な学習を通して、生徒が主体的に進路を選べるよう、指導の充実を図る
- 進路の資料や情報を集めて整理し、活用できるよう工夫・改善に努める
また、「進路保障」という項目があり、進路学習を通して進路選択の機会を保障する、という考え方が示されています。
【吉備高原のびのび小学校】中学受験・地域の中学校との向き合い方
のびのび小学校を卒業したあとの道は、学園の希望中学校だけとはかぎりません。ご家庭の事情やお子さまの気持ちによって、お住まいの地域の中学校や、ほかの私立中学校を考えることもあるでしょう。どの道を選ぶにしても、次のような点を家庭で話し合っておくと安心です。
まず、お子さま自身の声を聞くことです。「中学生になったら、どこで、だれと過ごしたいか」をたずねてみてください。すぐに答えが出なくても大丈夫です。体験や見学をかさねる中で、本人の言葉が少しずつ出てきます。
次に、生活の形を考えることです。寄宿舎で平日をすごす形を続けるのか、家から通う形にもどるのかで、毎日のくらしは大きく変わります。
そして、学習の進み方です。中学受験を考える場合は、受けたい学校の入試の形や時期を、その学校の公式サイトで早めに確かめましょう。のびのび小学校が、外部の中学を受ける子をどう支えるかについては、公式サイトでは確認できませんでした。学園の先生に相談してみてください。
家庭での学びの進め方に迷うときは、家庭学習サポートも一つの方法です。お子さまのペースを大切にしながら、できることから始めていきましょう。
【吉備高原のびのび小学校】よくある疑問
Q. のびのび小学校を卒業すると、希望中学校へそのまま進めますか?
進むしくみは、公式サイトでは確認できませんでした。手続きや条件は、学園に直接おたずねください。
Q. のびのび小学校の卒業生の進学先は公表されていますか?
公式サイトにあるのは、希望中学校の「卒業生の進路先(令和元年度~令和7年度)」です。小学校の卒業生だけの進学先の一覧は、見つかりませんでした。
Q. 中学校になってから入ることもできますか?
令和8年度の要項は小中あわせた「児童生徒募集要項」で、願書は随時受け付けです。中学3年生は2学期以降は受け付けていない、とあります。くわしくは募集要項でご確認ください。
Q. 高校のことは、いつごろから考えればよいですか?
希望中学校では、面談や教育相談、職場体験などを通して進路を考える方針が示されています。小学生のうちは、まず毎日の生活と学びを安定させることを大切にし、中学校での相談の場を生かしていくとよいでしょう。
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