鎌倉女子大学初等部って、どんな学校なんですか?
鎌倉女子大学初等部(神奈川県鎌倉市)ってどんな学校か、全体像が気になる方へ。特徴や校風を、お受験指導のプロがまとめて解説します。
鎌倉女子大学初等部の基本情報
鎌倉女子大学初等部は、神奈川県鎌倉市岩瀬にある共学の私立小学校です。1951年に創立され、児童数は約471名の規模です。1クラス30名を定員としています。
幼稚部から大学までを擁する鎌倉女子大学の学園の一員で、「大船」駅からのバスや「本郷台」駅から通えます。スクールバスも運行されています。
歴史ある鎌倉の地で、落ち着いた環境のもと学べます。まずは学校の全体像を押さえておきましょう。
建学の精神「感謝と奉仕のこころ」
鎌倉女子大学初等部は、建学の精神を「感謝と奉仕のこころ」に置いています。「人・時・物を大切にするこころ」を、学習指導・生活指導の指針としています。
感謝の気持ちや、人のために尽くす心を育てる教育が行われています。品位ある児童の育成を目指す、落ち着いた校風が特徴です。
学力だけでなく、豊かな心と健やかな体を育てることを大切にしています。
ていねいな指導と専科教員
鎌倉女子大学初等部では、1時間1時間をていねいに積み上げる指導が大切にされています。1年生にはダブル担任制が採用され、安心して学校生活をスタートできます。
1年生から専科教員による授業が行われ、理科・英語・音楽・図工・体育などを専門性の高い教員が指導します。算数は1年生から2人体制です。
一人ひとりに目が届く、手厚い指導が魅力です。じっくりと学びと生活の土台を育てられます。
学園のなかで学ぶ環境
鎌倉女子大学初等部は、系列の中等部・高等部、鎌倉女子大学へとつながる環境が整っています。長い見通しのなかで、じっくり学べます。
防犯カメラや警備員の配置、登下校完了のメール通知など、安全対策にも力が入れられています。安心して預けられる環境です。
歴史ある鎌倉の地で、心と学力をバランスよく育てられるのが魅力です。
こんな家庭に向いている
感謝の心やていねいな指導を大切にする教育を望む家庭、専科教員による学びに魅力を感じる家庭、大学までのつながりを重視する家庭に向いています。
一人ひとりをじっくり見てほしい家庭や、落ち着いた環境で子どもを育てたい家庭にも、鎌倉女子大学初等部はぴったりです。
まずは説明会やオープンスクールで、学校の雰囲気を実際に確かめてみるとよいでしょう。子どもとの相性を見極めることが大切です。
鎌倉女子大学初等部の受験情報をまとめて読みたい方は、【鎌倉女子大学初等部】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
公式サイトが掲げている建学の精神と3つのこころ
鎌倉女子大学初等部の公式サイトには「建学の精神・教育の目標」というページがあり、学校の土台となる考え方が示されています。建学の精神は「感謝と奉仕に生きる人づくり」で、そのもとに3つのこころが掲げられています。
- 感謝と奉仕のこころ…「ありがとうございます」と素直に感謝し、「わたくしがします」と気持ちよく奉仕できる人を育てます
- ぞうきんと辞書をもつこころ…自分に厳しさをもって学習に取り組み、わからないことを積極的に調べ、身の回りの整理整頓を心がけます
- 人・物・時を大切にするこころ…すべての人に礼儀正しく接し、物のありがたさを知って大切に使い、時間を尊重してけじめのある行動をとります
「ぞうきんと辞書」という言い方に、この学校らしさがよく表れています。掃除の道具と調べる道具を並べて置くことで、学ぶことと生活を整えることを切り離さない、という姿勢が伝わってきます。
校章にも意味が込められています。公式サイトによると、校章は「知・仁・勇」つまり知育・徳育・体育を象徴する三種の神器から設計されています。スクールカラーはグリーンで、校花は清純さを表すフリージアです。
沿革のページもたどっておきましょう。学園の出発点は昭和18年、学祖である松本生太先生が創設した京浜女子家政理学専門学校です。昭和21年に現在の鎌倉市岩瀬の地に再建され、昭和26年に附属小学校が設置されました。平成元年に「鎌倉女子大学」へ名称が変わり、令和3年に中等部・高等部が新校舎へ移転、令和4年に初等部が拡張移転しています。そして令和5年に創立80周年を迎えました。校舎が新しくなった時期にあたるという点は、学校選びの材料になります。
少人数の学級編成と、1日の流れ
公式サイトの「初等部の特色」のページには、学級の編成が具体的に示されています。
- 各学年は上限30人で3クラス
- 1年生は全学級に教員2名のダブル担任制
- 2年生以上は副担任またはサブ担任を配置
1年生に2人の担任がつくというのは、入学したばかりの時期に不安を抱くご家庭にとって心強い体制です。教育の三本柱は徳育(豊かなこころ)、知育(確かな学力)、体育(健やかなからだ)とされています。
1日の流れも公開されています。児童は8時20分までに登校し、校門で「今日も1日お願いします」とあいさつします。8時30分からは「修養の鐘」が1日に3回鳴り、目標を立てて振り返る時間になります。8時30分から45分までは朝礼と朝学習で「読む」「漢字」「計算」の基礎力を養い、8時50分から12時20分まで授業が行われます。昼食は12時20分から、13時から20分間の掃除、13時20分から14時5分が5時間目、14時30分から下校です。そして3年生以上は帰宅後に「修養日誌」を記入します。
放課後にも選択肢があります。14時30分から16時までは学内の図書館を開放する「木もれびの部屋」、14時45分からはアフタースクール、15時30分からは4年生以上の講習と3年生向けの英語教室が用意されています。
施設も充実しています。公式サイトの施設紹介によると、図書館は二階建てで約37,000冊を所蔵し、グラウンドは東京ドームや横浜スタジアムと同じ工法の人工芝です。松本講堂はおよそ1,300名を収容し、第1音楽室には5.1chのオーディオシステム、第2音楽室は階段状でじゅうたん敷き、調理室はアイランドキッチンタイプで各調理台にオーブンが備えられています。キャンパス内13か所の防犯カメラで24時間の監視体制がとられています。
学校の特徴についてよくある質問
共学ですか
共学です。校名に「女子大学」とありますが、初等部は男女共学の小学校です。公式サイトの進路指導のページでは、併設校である鎌倉国際文理中学校が男女共学であることも説明されています。
給食はありますか
公式サイトの学校生活のページによると、昼食は「温かい心のこもった手作りのお弁当」をいただく時間とされており、給食の記載はありません。ただし希望者はパンやお弁当を購入できると書かれています。
クラブや委員会はありますか
あります。公式サイトによると、課内クラブは4年生以上、課外クラブは4年生以上の希望者が放課後に参加する形で、なぎなたクラブ、器楽クラブ、サッカークラブ、ミニバスケットボールクラブがあります。委員会は4年生以上の全員がいずれかに所属し、代表・文化・体育・美化・学級・図書・保健・放送・飼育園芸・ボランティアの10委員会が設けられています。なぎなたクラブがあるのは、この学校ならではです。
安全面はどうなっていますか
公式サイトの「安全面への配慮」のページによると、校門脇に警備室を設けて警備員を配置し、登下校時には初等部の教員が校門付近で指導と安全確認を行っています。入校許可証の発行制度があり、下校時には教員と保護者ボランティアが駅やバス停で指導にあたります。避難訓練や交通安全教室、防犯訓練や救急講習会などの教職員研修も行われ、カメラとAEDが備えられています。登下校時にはメールが配信され、休校や災害時の緊急連絡、不審者情報も届くしくみです。
どんな行事がありますか
公式サイトの年間カレンダーによると、4月に入学式と地区別安全集会、5月に運動会、6月に6年生の修学旅行と水泳指導、9月に4年生と5年生の宿泊体験学習、10月に学習発表会、11月に秋の遠足とみどり祭、12月に6年生の卒業研修、1月に書き初め大会、2月に6年生の卒業坐禅と卒業記念講演が並びます。卒業坐禅という行事があるのも特徴的です。なお、ここに書いた内容は加筆時点(2026年8月)に公式サイトで確認できたものです。最新の情報は学校公式サイトでご確認ください。
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