鎌倉女子大学初等部って、どんな教育なんですか?
鎌倉女子大学初等部(神奈川県鎌倉市)の教育の特色が気になる方へ。建学の精神やていねいな指導、専科教員による授業について、お受験指導のプロが整理します。
建学の精神「感謝と奉仕のこころ」
鎌倉女子大学初等部は、建学の精神を「感謝と奉仕のこころ」に置いています。「人・時・物を大切にするこころ」を、学習指導・生活指導の指針としています。
感謝の気持ちや、人のために尽くす心を育てる教育が行われています。学力だけでなく、豊かな心と健やかな体を育てることを大切にしています。
品位ある児童の育成を目指す、落ち着いた校風が特徴です。
ていねいな積み上げの指導
鎌倉女子大学初等部では、1時間1時間をていねいに積み上げる指導が大切にされています。基礎からしっかり学びを重ねる姿勢が特徴です。
集団生活の初年度となる1年生には、ダブル担任制が採用されています。2人の担任が子どもを見守ることで、安心して学校生活をスタートできます。
一人ひとりに目が届く、手厚い指導が魅力です。じっくりと学びと生活の土台を育てられます。
専科教員による授業
鎌倉女子大学初等部では、1年生から専科教員による授業が行われています。理科・英語・音楽・図工・体育などを、専門性の高い教員が指導します。
算数は1年生から2人体制で授業が行われ、英語は3年生から専科教員が指導します。それぞれの教科の専門性を生かした、質の高い学びが受けられます。
専科の指導により、子どもの興味や力を、幅広く伸ばしていける環境が整っています。
学園のなかで学ぶ環境
鎌倉女子大学初等部は、幼稚部から大学までを擁する鎌倉女子大学の学園の一員です。長い見通しのなかで、じっくり学べる環境が整っています。
歴史ある鎌倉の地で、落ち着いた環境のもと、心と学力をバランスよく育てられます。
学園全体で子どもの成長を支える体制のなかで、安心して学びを積み重ねられます。
家庭で意識しておきたいこと
あいさつや感謝の気持ち、人を思いやる心など、生活の基本を家庭でも大切に育てましょう。学校の「感謝と奉仕のこころ」に共感できるかが、家庭選びの軸になります。
ていねいな指導や専科教員による学びに魅力を感じる家庭には、鎌倉女子大学初等部はぴったりです。
教育方針や学校の雰囲気は、説明会やオープンスクールで実際に確かめておくと安心です。子どもに合った環境かどうかを、じっくり見極めましょう。
鎌倉女子大学初等部の受験情報をまとめて読みたい方は、【鎌倉女子大学初等部】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
公式サイトが示している6年間の教育プログラム
鎌倉女子大学初等部の公式サイトには「6年間の教育プログラム」というページがあり、毎年続けて行う取り組みが具体的に示されています。加筆時点(2026年8月)に確認できた内容は次のとおりです。
- 基礎基本の充実…毎週1回、始業前の15分間に「読む」「漢字」「計算」の力を養います
- 読書指導…全学年で週1時間。学年に応じた読み聞かせのほか、新聞活用学習や調べ学習に取り組みます
- 英語学習…1・2年生は週1時間、3〜6年生は週2時間。ネイティブスピーカーの講師と専科教員による2人体制です
- 講習・英語教室…放課後に月曜から金曜まで実施し、3年生以上の学力向上を支えます
- コンピュータ教育…全学年で情報社会に必要な知識とスキルを学びます
学年の段階も整理されています。1・2年生は基礎を築く段階、3・4年生は「考える力と判断力」を養う段階、5・6年生は「学んだことをまとめる力」を身につける段階という組み立てです。
授業の特色としては、理科・音楽・図工などを専科の教員が担当することのほか、次のような取り組みが挙げられています。
- 読書指導…約37,000冊の蔵書がある図書館で、司書教諭が情操教育を行います
- 礼法指導…和室でお茶を通して美しい作法を学びます
- 情報・パソコンの時間…高学年ではエクセルやパワーポイントを学びます
- 6年生の鎌倉彫…図工科で地域の伝統工芸に取り組みます
和室での礼法指導と、6年生の鎌倉彫。この2つは「感謝と奉仕に生きる人づくり」を掲げ、鎌倉の地で80年を超える歩みを重ねてきた学校らしい学びです。学校行事ではプロの講師や劇団との交流もあり、本物に触れる機会が用意されています。
英語教育と、目標を形にする検定のしくみ
英語については独立したページがあります。1年生から専属のALTと専科教員による外国語活動が週1回行われ、3年生以上は週2回に増えて、クラスルームイングリッシュも広がります。低学年は「話す・聞く」を中心に、中学年では「読む・書く」を加え、高学年ではそれらを「使う」活動が中心になります。
注目したいのが教材です。公式サイトによると、教材はすべて教員の手作りで、児童の実態に合わせたオリジナルだと書かれています。東京家政大学大学院教授の太田洋先生による監修も受けているとのことです。校内には英語教室があり、英語の本や掲示が充実しています。
そして各学期末には「Project」と呼ばれる目標達成型の学習があります。3年生はZOOM英会話やお弁当紹介、4年生は英語劇やサンタさんへの手紙、5年生はスピーチやレストランゲーム、6年生は学校紹介スピーチや旅行パンフレット、卒業アルバムの製作です。学んだ表現を実際に使う場が、学期ごとに用意されている形です。
もうひとつの柱が「スキルアップのためのチャレンジ」です。公式サイトには次の取り組みが挙げられています。
- パソコン検定…4年生以上を対象とした本校独自の検定
- なわとび検定…種目とびに取り組み、自己ベストの更新を目指します
- 泳力検定…初等部独自の基準で学年ごとの級を設定し、卒業までに全員が正しい泳法で25メートル以上泳げることを目標としています
- 英語検定・英検Jr.…1年生からネイティブスピーカーの講師による授業を受け、週1回の放課後講習と合わせて力をつけます
- 漢字検定…希望者が挑戦し、毎回90パーセント以上の合格率を達成しています
- 数学検定…個人・団体の両部門で金賞の受賞歴があります
- 書写書道競書会…硬筆・毛筆での書き初め大会と展覧会。希望者は高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会にも出品します
教育についてよくある質問
1クラスは何人ですか
公式サイトの「初等部の特色」のページに、各学年は上限30人で3クラスと示されています。1年生は全学級に教員2名のダブル担任制、2年生以上は副担任またはサブ担任が配置されます。
放課後の講習は誰でも受けられますか
公式サイトの学力向上プログラムのページによると、通常の授業に加えて希望者を対象に放課後の講習、図書館開放、英語教室が用意されています。「一人ひとり自らが創る放課後の学び」という言葉で、個別対応型の講習や演習型の講習、「木もれびの部屋」が紹介されています。学校生活のページでは、講習は15時30分から、対象は4年生以上、3年生向けには英語教室があると説明されています。
朝の学習では何をしますか
公式サイトの学校生活のページによると、8時30分から45分までが朝礼と朝学習の時間で、「読む」「漢字」「計算」の基礎力を育てます。6年間の教育プログラムのページでは、毎週1回、始業前の15分間という書き方がされています。
宿題や家庭学習はありますか
宿題の量についての具体的な記載は公式サイトにありません。ただし、3年生以上は帰宅後に「修養日誌」を記入して心身を整えるという習慣が学校生活のページに書かれています。書くことで一日を振り返る時間が、家庭のなかに組み込まれている形です。
コンピュータはいつから使いますか
公式サイトによると、コンピュータ教育は全学年で行われます。高学年ではエクセルやパワーポイントを学び、4年生以上は本校独自のパソコン検定で習得度を確認します。基本操作からプレゼンテーションソフトの使用まで、段階を追って情報活用能力を育てるという説明です。なお、ここに書いた内容は加筆時点(2026年8月)に公式サイトで確認できたものです。最新の情報は学校公式サイトでご確認ください。
鎌倉女子大学初等部の対策はプロにご相談ください
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