自由学園初等部が気になっていますが、どんな学校で、どんな入試なのかよく分かりません。
試験の内容や学費、教育の特色をまとめて知りたいです。
【自由学園初等部】どんな学校?基本情報と教育の特色
自由学園初等部は、学校法人自由学園が運営する私立小学校です。所在地は東京都東久留米市学園町で、西武池袋線ひばりヶ丘駅の南口から歩いて8分ほどの場所にあります。
学園の公式サイトでは、「24時間の生活すべてが勉強」という考え方が紹介されています。学校での授業だけでなく、日々の暮らしや体験そのものを学びとしてとらえる姿勢が、この学園の土台になっています。
キャンパスは約10万平方メートルと広く、約4,000本の木や畑、池などがあると案内されています。自然の中で「本物」に触れながら学べる環境は、自由学園初等部の大きな魅力の一つです。
初等部の公式サイトでは、子どもたちの好奇心を引き出し、自ら考え判断する力を育む学校であることが示されています。2027年度の募集要項の公開のお知らせでも、「なぜ?」から始まる日々の探究を大切にしていると紹介されていました。
学園には幼稚園、中等部・高等部、大学部にあたる学びの場もあり、初等部はその一貫した学びの中に位置づけられています。
年報から見る教育の特色と学校生活
学園がまとめている年報(2024年)の初等部の報告から、学校生活の特色を整理します。
- キリスト教の精神を土台に、朝の礼拝や讃美歌、祈りを大切にしている
- 教育相談の担当者を中心に毎週会議を行い、一人ひとりの様子を共有している
- 一斉の授業だけでなく、自由進度や縦割り、発表、探求などの学び方を取り入れている
- 6年生が9つの委員会を担い、学校運営に関わっている
- 担任2人制をとっている
学年をこえた縦割りの班で全校遠足を行ったり、子どもの発案で全校の話し合いの場をつくったりと、学年の違う子ども同士が関わる場面が多いのも特徴です。昼食の司会進行や時間を知らせる鐘鳴らしなど、学校生活を支える役割を子どもが担っていることも報告されています。
それまでの「学びの発表会」は「JIYUのひろば」と名前を変えて、これからも続けて行うことになり、多くの保護者が来校したと記されています。ICTについては、5・6年生が2022年度からタブレットを学習の道具として使っているそうです。
年報(2024年)によると、2024年度の年度初めの全児童数は195名でした。大規模校ではないぶん、先生方が子ども一人ひとりをよく見てくださる環境といえるでしょう。
【自由学園初等部】2027年度入試の日程と募集人員
2027年度(令和9年度)入試、つまり2026年秋に行われる入試の主な日程を、募集要項をもとにまとめます。最新は募集要項でご確認ください。
- 募集人数:第1回 36名、第2回(一般・国立併願)若干名
- 出願資格:2020年4月2日から2021年4月1日までに生まれたお子さま
- 出願情報の登録・検定料の支払い開始:2026年9月12日(土)9時から
- 出願期間:10月1日(木)から10月23日(金)必着(簡易書留)
- 考査日:第1回 11月1日(日)、第2回 11月4日(水)
- 保護者面接:第1回は11月2日(月)、第2回は試験当日
- 合格発表:第1回 11月4日(水)14時、第2回 11月5日(木)14時
出願はインターネット出願で、登録と検定料の支払いのあと、入学願書・健康診断書・志望動機書を簡易書留で郵送する流れです。検定料は25,000円です。
第2回には「一般」と「国立併願」の区分があり、国立併願の場合は入学手続きの期限を国立小学校の最終抽選日に合わせて設定できる仕組みになっています。国立小学校との併願を考えているご家庭にとっては、うれしい配慮ですね。
願書や志望動機書の書き方は、自由学園初等部の願書の書き方の記事で詳しく解説しています。
【自由学園初等部】試験内容と面接
募集要項に示されている考査の内容は、運動・記憶・数・図形・生活常識・集団活動・面接(保護者同伴)・保護者面接です。試験は9時から11時30分までで、受付は8時30分から8時50分までとなっています。
ペーパー的な力だけでなく、体を動かす力やお友だちと協力する力、日常の生活の中で身につく知識まで、幅広く見られる構成です。生活を学びの中心に置く学校らしい内容といえるでしょう。
面接は、お子さまと保護者が一緒に受ける面接と、保護者だけの面接の両方があります。9月12日の入試説明会の案内では、「出願・考査・親子面接のポイント」を伝えると紹介されていました。
考査の各分野の準備のしかたは自由学園初等部の試験内容と家庭での準備で、面接で聞かれることは自由学園初等部の面接の質問内容でまとめています。
【自由学園初等部】学費の目安
募集要項に掲載されている主な費用は次のとおりです。最新は募集要項でご確認ください。
- 入学時納付金:入学金250,000円、施設充実費100,000円(合計350,000円)
- 校納費(2026年度の金額):年額852,800円(授業料・光熱衛生費・維持費・保護者会費・食費の合計)
- 雑費:学年によって異なり、1年生は年71,000円
校納費は2026年度の金額で、2027年度は改定されることがあると明記されています。入学後は、任意の寄付のお願いもあります。
入学時納付金、校納費、1年生の雑費を足すと、筆者の計算では初年度は約127万円です。6年間の目安や費用の内訳は、自由学園初等部の学費の記事で詳しく整理しています。
【自由学園初等部】説明会・見学と受験準備の進め方
2026年は、7月4日(土)の学校説明会に40家庭を超えるご家族が来校したと、初等部の公式サイトで報告されています。9月12日(土)には2027年度の入試説明会が開かれました。
10月には、各回1組限定で副部長がキャンパスを案内してくれる「学校案内」も行われています。低学年を中心に授業も見られるそうなので、学校の日常の雰囲気を知るよい機会です。翌年度以降の予定は、初等部の公式サイトのイベント案内でご確認ください。
受験準備では、次のことを意識すると、学校の考え方と家庭の過ごし方がつながりやすくなります。
- 自然の中で遊んだり、植物や生き物を観察したりする時間をつくる
- お手伝いや身の回りのことを、お子さま自身ができるようにする
- お友だちと遊ぶ中で、順番を待つ・ゆずる・話し合う経験を重ねる
- 説明会で感じたことを、ご家庭の言葉でメモしておく
ほかの東京都内の私立小学校と比べながら検討したい方は、東京の人気私立小学校の受験情報もあわせてご覧ください。
【自由学園初等部】よくある質問
Q. 国立小学校と併願できますか?
第2回には「国立併願」の区分があり、入学手続きの期限を国立小学校の最終抽選日の翌日正午までにできる仕組みが設けられています(日曜・祝日の場合は翌平日)。試験当日に配られる調査用紙に、併願校名と最終抽選日を書いて提出します。詳しくは募集要項でご確認ください。
Q. 放課後に預かってもらえる場所はありますか?
在籍している児童専用の学童保育として「JIYUアフタースクール」があります。月額の利用料は学年によって異なり、おやつ代と保険代が含まれています。ピアノやサッカーなどのプログラムだけに参加することもできると案内されています。共働きのご家庭は、説明会などで利用のしかたを確かめておくと安心です。
Q. 合格したあとの予定は?
第1回と第2回(一般)の合格者は、11月12日(木)の新入生保護者の集まり、11月20日(金)の制服採寸、2027年2月4日(木)の入学前保護者の集まりが予定されています。国立併願の合格者は、12月25日(金)に新入生保護者の集まりがあります。
Q. 問い合わせ先はどこですか?
募集要項の内容については、初等部の職員室(平日9時から16時)に問い合わせるよう案内されています。出願サイトの操作については、出願サイト内の問い合わせ先が窓口です。
ご家庭の状況に合わせた受験計画を立てたい方は、オンライン個別相談でもご相談をお受けしています。
▶ 自由学園初等部の願書と面接の準備を1冊にまとめた『自由学園初等部 願書・面接完全対策マニュアル 2027年度版』(PDF)は、筆者のオンラインショップで販売しています。
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