平和学園小学校の教育の特色は何ですか?
平和学園小学校は、キリスト教を土台に「平和を作り出す人」を育てることを願う小学校です。ここでは教育の特色と学びの魅力を、はじめての方にもわかりやすく整理します。
平和を作り出す人を育てる
平和学園小学校は、その名の通り「平和を作り出す人」を育てることを願って設立されました。キリスト教に基づく人格教育が、学びの土台になっています。
第二次世界大戦後の1946年、平和への強い願いを込めて創立されました。その建学の精神は、現在の教育にも脈々と受け継がれています。
子どもたち一人ひとりを大切にし、他者を思いやり、平和な社会を築く心を育てる。そうした人間教育が、学校の中心にあります。
キリスト教に根ざした毎日
平和学園小学校では、キリスト教教育を大切にしています。日々の礼拝を通して、心を落ち着け、自分自身と向き合う時間を持ちます。
聖書の教えに基づき、感謝の心や他者を思いやる心が育まれていきます。目に見える成果だけでなく、心の成長を大切にする教育です。
キリスト教主義の学校ならではの、あたたかく落ち着いた雰囲気の中で、子どもたちは安心して学び、成長していきます。
少人数のきめ細かな学び
平和学園小学校は、1クラス10〜20名ほどという少人数編成です。先生の目が一人ひとりに行き届き、きめ細かな指導が受けられることが大きな魅力です。
少人数だからこそ、子どもたちは安心して自分を表現できます。わからないことを質問しやすく、学びに前向きに取り組める雰囲気があります。
友だちとの距離も近く、互いに認め合いながら成長していけます。あたたかな人間関係の中で、思いやりの心が育まれていきます。
湘南の豊かな環境
平和学園小学校は、湘南・茅ヶ崎の豊かな自然に囲まれた環境にあります。のびのびとした環境の中で、子どもたちは五感を使って学んでいます。
自然とのふれあいや体験を通した学びは、子どもたちの感性を豊かに育てます。教室の中だけでは得られない学びが、随所にあります。
落ち着いた湘南の環境は、子どもたちがじっくりと学びに向き合うのにふさわしい場です。心穏やかに過ごせる学校生活が送れます。
学園聖句として掲げられている言葉
手もとの受験ガイド資料には、平和学園小学校の教育方針が記載されています。学園聖句は「平和を作り出す人たちは幸いである」です。
キリスト教信仰に基づき、自由で平和であたたかい愛の学園を築き、神を信じ隣人を愛する人、真の平和を作るまことの人を世に送り出すこと。これが建学の精神として掲げられていると記載されています。
そのうえで、次の3つを深めていく独自の教育活動を進めているとあります。
- こころ
- まなび
- そだち
学力を意味する「まなび」だけが並んでいるのではなく、「こころ」と「そだち」が同じ重さで置かれている点が、この学校の考え方をよく表しています。学校からのメッセージには、キリスト教信仰にもとづき「小さな平和から大きな平和へ」を実践しているとも記載されています。
日々の暮らしのなかの小さな平和を大切にすることから始める。校名の「平和」は、遠い理想ではなく毎日の関わり方の話なのだと読み取れます。
年表でたどる、学校の歩み
資料には沿革が載っています。年を取り出すと次のような流れです。
- 1917年:前身となる白十字会林間学校が設立される
- 1946年:平和女学校が開校する
- 1949年:平和学園小学校へ校名を変更
学校情報の欄には、創立1946年、創立者は賀川豊彦と村島帰之の2人と記載されています。学校からのメッセージにも、1946年に2人の創立者によって建てられた学校であると書かれています。
戦後まもない1946年という年に、「平和」を掲げた学校が生まれたということ。校名そのものが、創立の時代背景と結びついている点は、この学校を理解するうえで欠かせない事実です。1917年の白十字会林間学校を前身としている点も、あわせて押さえておきたいところです。
児童70名・1クラス10〜20名という規模
教育の中身を考えるときは、どれくらいの人数のなかで学ぶのかも大切な視点です。資料の数字は次のとおりです。
- 児童数:70名
- 1クラス:10〜20名
- 教員数:23名(非常勤10名を含む)
- 創立:1946年/創立者 賀川豊彦、村島帰之
- 土曜授業:なし
- アフタースクール:あり
全校70名という規模は、私立小学校のなかでもかなり小さい部類に入ります。1学年あたりおよそ12名という計算です。教員23名という数字と並べると、子ども3名におとな1名という割合になります。
一人ひとりに目が届きやすい環境である一方、学年の人数が少ないということは、6年間の人間関係が固定されやすいということでもあります。この規模が合うかどうかは、お子さんの性格によって変わります。学校見学の機会に、実際の教室の様子を見て判断していただきたい部分です。
安全対策から見える、学校の姿勢
資料の安全対策欄には、次の内容が記載されています。
- 警備員の配置
- 防犯カメラの設置
- 登下校時間以外の正門施錠
- 登下校メール制度あり
- 防犯・防災訓練の実施
- タタメット(折りたたみヘルメット)の持ち歩きの習慣化
- 児童玄関でのモニター自動検温
7つの項目が並びます。とくにタタメットの持ち歩きを習慣にしているという記載は、訓練のときだけでなく日常のなかに備えを組み込んでいることを示しています。海に近い地域という土地柄をふまえた取り組みだと読み取れます。
教育についてよくある質問
キリスト教の学校ですが、信者でなくても入れますか
入学の条件について、資料には記載がありません。学校にご確認ください。
礼拝や聖書の時間はありますか
資料には学園聖句と建学の精神が記載されていますが、時間割の内容までは記載がありません。
英語やICTの授業はありますか
資料の教育方針欄には、英語やICTの時間数についての記載がありません。
土曜日にも授業がありますか
土曜授業は「なし」と記載されています。
系列校の名前は、正確に押さえておきましょう
最後に、間違えやすい点をひとつお伝えします。資料によると、この学校の系列校は次のとおりです。
- 幼稚園:平和学園幼稚園
- 中学校:アレセイア湘南中学校
- 高等学校:アレセイア湘南高等学校
幼稚園は「平和学園幼稚園」ですが、中学校・高等学校の名称は「平和学園中学校・高等学校」ではなく「アレセイア湘南中学校・高等学校」です。教育の連続性を調べるときにも間違えやすい点ですので、覚えておいてください。
なお、費用は入学時に入学金200,000円と施設拡充費200,000円、年額で授業料312,000円ほかと記載されています。授業料は年額での表示です。ここに挙げた内容はいずれも資料に基づくもので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
教育の中身を、自分の目で確かめる機会
資料には、2026年度入試に向けて実施された日程も載っています。学校の教育を知るための機会として整理しておきます。
- 学校説明会:2025年6月7日、6月19日、8月28日、9月27日、2026年1月28日
- オープンスクール:2025年6月19日
- 小学校体験:2025年7月5日、7月24日
学校説明会が年5回、そのほかにオープンスクールと小学校体験が用意されていました。「小学校体験」は、子どもが実際に学校の中で過ごす機会です。全校70名という規模の空気は、文章では伝わりにくい部分ですので、こうした場で確かめていただくのがいちばんです。
なお、2027年度の日程は資料には載っていません。学校の公式な案内でご確認ください。
入試の条件は、多くが「非公表」です
教育に共感して受験を考えるときに、知っておいていただきたいことがあります。資料では、この学校の入試について次のように記載されています。
- 考査内容:非公表
- 受験番号:非公表
- 月齢の考慮:非公表
- 志願者数:2022年度から2026年度まで5年分すべて非公表
合格者数の記載もありませんので、倍率は算出できません。募集人数は第1回が男女27名(内部進学者を含む)、第2回が男女若干名、考査料は20,000円と記載されています。
情報が少ないぶん、対策の方向を迷われるかもしれません。ですが、学校が掲げている「こころ」「まなび」「そだち」という3つの言葉が、そのまま家庭で整えるべきことを示していると考えています。数字はいずれも資料の年度のものですので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
こんな家庭におすすめ
平和学園小学校は、キリスト教に基づく人格教育に共感し、一人ひとりを大切にする少人数教育を望む家庭に向いています。学校の理念への共感が、志望の軸になります。
平和を願う心や思いやりの心を、子どもに育てたいと考える家庭にとって、魅力ある選択肢となるでしょう。
学校の雰囲気は、実際に足を運ぶことでよく分かります。説明会や入試体験会に参加し、家庭に合うかどうかをじっくり確かめてみてください。
平和学園小学校の受験情報は「平和学園小学校まとめ」でまとめて確認できます。
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