暁星国際小学校って、どんな教育なんですか?
暁星国際小学校(千葉県木更津市)の教育の特色が気になる方へ。カトリック精神に基づく人格教育や、英語・フランス語の国際教育について、お受験指導のプロが整理します。
カトリック精神に基づく人格教育
暁星国際小学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づく人格の陶冶を教育の柱としています。思いやりの心や感謝の気持ちを大切にする教育が行われています。
知的な能力の育成とあわせて、「生きる力」を養うことを目指しています。学力だけでなく、人としての土台を育てることを重視しているのが特徴です。
宗教的な情操教育を通じて、他者を大切にする心や、物事に誠実に向き合う姿勢が育まれます。落ち着いた校風のなかで学べる環境です。
英語・フランス語の国際教育
暁星国際小学校の大きな特色が、充実した語学教育です。英語は週6時間、フランス語は週2時間と、多くの時間が語学にあてられています。
外国人教員による授業も行われ、生きた言葉に日常的に触れられる環境が整っています。幼いうちから複数の言語に親しめるのが魅力です。
語学を通じて、異なる文化への理解や国際的な視野も育まれます。将来、世界に目を向けて活躍する土台づくりが意識されています。
2コース制の学び
暁星国際小学校では、2025年度の更新で、1年生から2つのコースに分かれる仕組みが導入されました。レギュラーコースとインターナショナルコースです。
それぞれのコースで、子どもの適性や家庭の方針に合わせた学びを選べます。国際教育により力を入れたい家庭にも、幅広い選択肢が用意されています。
どちらのコースが子どもに合うかは、説明会などで詳しく確認しておくとよいでしょう。コースの内容を理解したうえで選ぶことが大切です。
「生きる力」を育てる教育
暁星国際小学校は、知識だけでなく、自ら考え行動する「生きる力」を育てることを大切にしています。体験を通じた学びも重視されています。
カトリックの人格教育と国際教育を土台に、心・頭・体をバランスよく育てることが目指されています。全人的な成長を支える教育です。
広い自然環境のなかで、のびのびと過ごしながら学べるのも、子どもの豊かな成長につながります。
家庭で意識しておきたいこと
あいさつや思いやりの心など、生活の基本を家庭でも大切に育てましょう。学校のカトリック精神に共感できるかが、家庭選びの軸になります。
語学や国際教育に関心がある家庭には、暁星国際小学校の環境は魅力的です。どんな学びを望むのかを、家庭で整理しておきましょう。
2コース制や国際教育の内容は、説明会で実際に確かめておくと安心です。子どもに合った環境かどうかを、じっくり見極めましょう。
暁星国際小学校の受験情報をまとめて読みたい方は、【暁星国際小学校】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
資料で確認できるコースと語学の時間
暁星国際小学校の語学教育について、資料で確認できるのは次の点です。
- 外国人教員が英語の授業を担当している
- インターナショナルコースでは、週6時間の英語授業が行われている
- インターナショナルコースが開設されたのは2003年
- 2025年度より、1年生にフランス語のコースが設置された
コースの正式な呼び名や、2026年度以降の編成については、学校の募集要項で必ずご確認ください。年度によってコースの名称や構成が変わることがありますので、ここでは確認できた呼び方以外は書かないようにしています。
週6時間という数字は、1日1時間以上の英語があるということです。学校の外にある英語教室へ週1回通う場合と比べると、触れる時間の量がまったく違います。語学は触れた総時間が結果を左右する分野ですので、この差は6年間で大きくなります。
2025年度から1年生にフランス語のコースが加わりました
フランス語が1年生から選べるコースとして設けられたのは、2025年度からです。小学校の入学段階でフランス語を学ぶ選択肢がある学校は、全国的に見ても多くありません。
ただし、コースの選び方や、途中での変更が可能かどうかについては、確認できる案内がありませんでした。志望される場合は、説明会の場で直接おたずねください。
なぜこの学校はフランス語を続けているのか
英語だけでなくフランス語も扱っている理由について、学校は次のように説明しています。学園の母体がフランスの教育修道会であり、創立当時の関係者にフランス人がいたため、設立の当初からフランス語教育を大切にしてきた。それが伝統として今も続いている、という説明です。
つまり、フランス語は近年になって話題づくりのために加えられたものではなく、学校の成り立ちそのものに結びついているということです。この背景を知っているかどうかで、学校見学のときに見えるものが変わってきます。
語学の時間を支えている、学校の枠組み
語学に多くの時間を割くには、そもそもの授業時間が確保されていなければなりません。暁星国際小学校は土曜日にも授業があり、土曜日は12時55分に下校と案内されています。平日に加えて土曜午前がある分、年間の授業時間には余裕があります。
在籍する児童数は267名で、1クラスの定員は35名、教員は非常勤6名を含めて25名です。児童数に対して教員数が確保されていることは、語学のように少人数での対話が必要な授業を成り立たせるうえで意味を持ちます。
なお、暁星国際小学校が開校したのは1995年です。インターナショナルコースの開設が2003年ですので、国際教育の取り組みには20年以上の積み重ねがあることになります。
語学は、建学の心の一部として置かれています
暁星国際小学校は、キリスト教の精神にもとづき、人格の陶冶、知的能力の育成、新時代の国際人の育成を建学の心としています。語学の授業は、この3つ目にあたる部分を担っています。
ここで見落としたくないのは、語学が単独の目標として掲げられているわけではない、という点です。人格の陶冶と知的能力の育成が先に置かれたうえで、国際人の育成が続いています。英語やフランス語が話せるようになることそのものより、それを使って何をする人になるのかを学校が見ている、という順序です。
ご家庭で志望理由を整理されるときも、語学の時間数だけに目を向けるのではなく、この3つの並びをどう受け止めているかを言葉にしておくと、学校との対話がかみ合いやすくなります。
安全面の備えも、通わせる前に確認しておきましょう
語学に力を入れる学校であっても、日々通わせるうえでは安全面の確認が欠かせません。暁星国際小学校では、教職員による校舎内外の見回り、保護者によるスクールバスの停車場周辺や駅、電車内の見回り、学期ごとの年3回の避難訓練、防犯カメラの設置が案内されています。緊急時には1人につき3日分の給食備蓄が用意されており、災害時には併設の中学・高等学校の寮を緊急避難場所として使用するとされています。
暁星国際小学校の語学教育についてよくある質問
英語がまったくできない状態で入学しても大丈夫ですか
入学時に必要な英語力についての案内は確認できませんでした。ただし、入試の考査内容はペーパー、口頭試問、行動観察、制作、運動と案内されており、英語のテストは含まれていません。入試の段階で英語力が問われる学校ではない、ということはいえます。
帰国子女の受け入れはありますか
帰国子女の受け入れはあると案内されています。欠員が生じたときに、随時試験を実施する形です。転入・編入の制度もありますが、外国籍の場合は保護者の就労が条件になるとされています。なお、復学の制度はないと案内されています。
系列の中学校でも語学は続けられますか
暁星国際学園には、暁星国際中学校・高等学校があります。中学以降のコース構成についてはこの記事では確認できていませんので、中学校・高等学校の案内でご確認ください。小学校でフランス語を始めた場合に、その後どう続けられるのかは、入学前に確かめておきたい点です。
寮に入って語学に集中することはできますか
できません。公式サイトには、小学校の寮は2024年3月に閉鎖し、寮生の受け入れは行っていないと、日本語と英語の両方で明記されています。寮生活を前提にした語学の学び方は、現在の小学校には当てはまりませんので、古い情報にはご注意ください。
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