立川国際中等教育学校附属小学校に、途中の学年から入ることはできますか。
公立なので、近くに引っ越せば転入できるのか、帰国子女の枠で編入できるのかを知りたいです。
立川国際中等教育学校附属小学校は、学校の公式のQ&A(令和8年5月更新)で、転出や欠員による募集はしないと明記しています。
小学校の段階で募集があるのは1年生だけで、近くに住めば転入できる学校でも、帰国子女の枠で途中から編入できる学校でもありません。
大切なのは、以下の3点です。
・都立の附属小学校は、私立の編入試験とも、ふつうの公立小学校の転入とも仕組みが違う
・例外は、転勤などで学校を離れた在籍者が戻る「復学」だけで、条件がある
・途中からの入学を考えるなら、ほかの公立・国立・私立の道をあわせて検討する
立川国際中等教育学校附属小学校の編入の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
立川国際中等教育学校附属小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【立川国際中等教育学校附属小学校】編入・転入はできる?公式の答えは「募集なし」
東京都立立川国際中等教育学校附属小学校は、都立の小学校です。学校の公式サイトにあるQ&A(令和8年5月更新)には、途中の学年の募集について、次のように書かれています。
- 転出や欠員などによる募集はしない
- 小学校の段階では、1年生以外の募集はない
つまり、在校生が転校して席が空いても、その席を外から募集して埋めることはありません。私立小学校でよく見られる「欠員が出たら編入試験を行う」という形も、この学校にはないということです。
Q&Aは版が新しくなると内容や番号が変わることがあります。この記事は令和8年5月更新の版をもとにしています。最新は学校の公式サイトでご確認ください。
【立川国際中等教育学校附属小学校】都立の附属小学校と、私立の編入・公立の転入の違い
「公立なら転入できるはず」「私立のように欠員募集があるかもしれない」と考える方は少なくありません。ここで、仕組みの違いを整理しておきましょう。
ふつうの公立小学校の転入
ふつうの公立小学校への転入の手続きは、お住まいの自治体によって違うので、自治体の案内でご確認ください。
私立小学校の編入
私立小学校の編入は、学校ごとに決まりが違います。決まった学年で定期的に募集する学校、欠員が出たときだけ編入試験を行う学校、編入の制度がない学校があります。募集がある場合は、筆記や面接などの試験を受けて入ります。
立川国際中等教育学校附属小学校は「1年生で入る学校」
立川国際中等教育学校附属小学校は、公立でありながら、住所だけで入る学校ではありません。1年生で入学するときに募集があり、その後の学年では外からの募集をしないと明記しています。そのため、通学区域の中に引っ越しても、それだけで転入することはできません。
この違いを知らないまま引っ越しの計画を立ててしまうと、「転入できると思っていたのに入れなかった」ということになりかねません。住まいを決める前に、公式のQ&Aを読んでおくことが大切です。
【立川国際中等教育学校附属小学校】例外は「在籍していた児童の復学」だけ
公式のQ&Aには、ひとつだけ例外が書かれています。それは、在籍していた児童が学校に戻る「復学」です。
保護者の転勤などで、やむを得ず通学区域の外へ引っ越し、転学や退学をした場合にかぎり、次の条件をすべて満たせば復学できるとされています。
- 引っ越したあと、指定の通学区域の中に住んで通学できること
- 戻れるのは第8学年まで(附属小学校から中等教育学校までを通して数えた8年目まで)
- 転学や退学のときに、戻りたいという意向を伝えておき、指定の期日までにあらためて意思を示すこと
- 学習の状況などを確かめたうえで、校長が適性を認めること
この復学は、もともと在籍していた児童本人のための仕組みです。これまで在籍したことのないお子さまが、この仕組みを使って途中から入ることはできません。
在籍中のご家庭で転勤が決まった場合は、学校を離れる前に戻りたい意向を伝えておくことが条件になっているので、早めに学校へ相談しておきましょう。転勤がある場合の受験の考え方は、転勤・引っ越しがあるご家庭の受験でも解説しています。
【立川国際中等教育学校附属小学校】帰国子女の枠は1年生入学のときのもの
立川国際中等教育学校附属小学校には、海外帰国児童や在京外国人児童のための枠があります。ただし、これは1年生で入学するときの枠で、途中の学年に転入するための枠ではありません。
海外から帰国するご家庭が「帰国子女の枠があるから、帰国したら途中の学年に入れる」と考えてしまうことがありますが、そうではない点に気をつけてください。
1年生入学の通学区域
1年生の入学には、通学区域の決まりもあります。令和6年度版の募集案内では、都内の指定の区市町(区部の6区と多摩地域の市町)が通学区域とされていました。区域の外に住んでいる場合は、入学日までに区域内へ転入することが確実な場合にかぎり、資格の審査を受けられる形でした。区域や条件は年度で変わることがあるので、最新の募集案内でご確認ください。
【立川国際中等教育学校附属小学校】途中から入りたいときに考えたい道すじ
お子さまに合う学びの場を途中の学年から探すなら、次のような道すじがあります。
帰国生なら、国立の帰国生向けの学級
海外から帰国するお子さまには、国立大学の附属小学校の帰国生向けの学級があります。東京学芸大学附属大泉小学校は、海外生活を経験した児童の編入学を案内していて、3〜6年生は国際学級、1・2年生は一般学級に入る形です。お茶の水女子大学附属小学校には帰国児童教育学級があり、2026年度の3学期(2027年1月)入学として、4年生・5年生の募集と、2026年12月24日の検定が案内されています(くわしくはお茶の水女子大学附属小学校の要項でご確認ください)。どちらも海外にいた年数や帰国の時期、通学区域などの条件がくわしく決まっているので、帰国の日が決まったら早めに要項を確かめましょう。
私立小学校の編入試験
多摩地域にも、編入の案内を出している私立小学校があります。たとえば、明星学園小学校(三鷹市)は欠員があるときだけ年3回の枠で転入試験を行い、桐朋学園小学校(国立市)は年度ごとに補充する学年と性別を決めて要項を出しています。学校ごとに募集のしかたがまったく違うので、気になる学校の公式サイトを一つずつ確かめてください。
いまの学校で力をつけ、中学・高校の段階を考える
途中からの入学ができない以上、いまの学校で学力の土台をつくり、その先の進学で目標を立てるのも一つの考え方です。どの道を選ぶかは、ご両親でお子さまの様子を見ながら話し合っておきましょう。お子さまが学校で大切にしている友だちや活動もあるので、「どの学校に入れるか」だけでなく、「どんな毎日を過ごしてほしいか」から考えると、ご家庭の方針がまとまりやすくなります。私立の編入を考える場合の準備の進め方は、私立小学校編入試験突破マニュアルにまとめています。
【立川国際中等教育学校附属小学校】編入・転入でよくある疑問
欠員が出たときや帰国したときに、例外はありますか?
公式のQ&A(令和8年5月更新)には、転出や欠員などによる募集はしないと書かれていて、例外の記載はありません。海外帰国児童の枠も1年生入学のときのものです。帰国後の道すじは、上の「途中から入りたいときに考えたい道すじ」をご覧ください。Q&Aが改められることもあるので、最新の案内は学校の公式サイトでご確認ください。
引っ越しの前に気をつけることはありますか?
「この学校に通わせたいから近くに引っ越す」という計画は、途中の学年からでは成り立ちません。引っ越し先を決める前に、通わせたい学校が途中の学年で入れる学校なのかを、公式の案内で確かめておきましょう。ふつうの公立小学校に転入する場合の手続きは、引っ越し先の自治体の案内でご確認ください。
公立から私立へ編入するには何から始めればよいですか?
まずは通える範囲の私立小学校を挙げ、それぞれの募集のしかたを確かめるところから始めます。流れは公立小学校から私立小学校編入の流れと必要な準備をご覧ください。
編入の全体像は私立小学校の編入試験の総合記事でも解説しています。最新の決まりや条件は、学校の公式サイト・募集案内でご確認ください。
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