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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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成蹊小学校

【成蹊小学校と学習院初等科】一貫校の違いと求める家庭像をプロが解説

【成蹊小学校と学習院初等科】一貫校の違いと求める家庭像をプロが解説
ママ
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成蹊小学校と学習院初等科で迷っています。

どちらも大学まである一貫校ですが、何が違うのでしょうか?

塾長
塾長

2校とも小学校は男女共学で、面接は保護者面接という共通点があります。いちばんの違いは「一貫」の中身で、成蹊は大学まで共学で同じキャンパス、学習院は中学と高校が男女別の学校になります。どちらが上ということではなく、ご家庭が思い描く16年間に合うかで考えていきましょう。

大切なのは、以下の3点です。

・中学からの男女の分かれ方など、一貫教育の形の違いを知ること
・それぞれの教育目標を、ご家庭の暮らしに重ねてみること
・保護者面接で、一貫校を選ぶ理由をご家庭の言葉で話せるようにすること

成蹊小学校・学習院初等科の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。

成蹊小学校・学習院初等科を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!

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【成蹊小学校と学習院初等科】2校の基本の違い

成蹊小学校は1915年に開校した学校で、成蹊学園はひとつのキャンパスに小学校から大学・大学院までがそろっています。学習院は1847年に京都で、1877年に東京で創立され、初等科は1949年に全学年が男女共学になりました。公式サイトで確認できる違いを表にまとめます。

項目成蹊小学校学習院初等科
大切にしている言葉建学の精神「個性の尊重」「品性の陶冶」「勤労の実践」教育目標「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」
中学・高校共学(卒業生の大多数が成蹊中学校へ)男子は学習院中等科・高等科、女子は学習院女子中等科・女子高等科
大学共学・同じキャンパス共学
面接保護者面接(児童検査と並行して実施)保護者(父母)のみの面接

この記事でお伝えする「向いている家庭像」は、学校が公表している合格の条件ではありません。両校の教育方針をもとに、筆者が相性を考えるための視点として整理したものです。

【成蹊小学校と学習院初等科】入試のしくみ(2027年度)

公式サイトに掲載されている、2027年度入学の入試の内容をまとめます。

項目成蹊小学校学習院初等科
募集人数112名(男子56名・女子56名)男女各約40名、計約80名
出願Web出願 2026年9月28日〜10月1日Web申込 9月11日〜23日、入学願書等は10月1日・2日必着で郵送
試験児童検査:11月1日(男子午前・女子午後)と、11月2日〜4日の1日
保護者面接:11月2日〜4日の1日
11月1日〜5日のうち1日(かんたんな考査・保護者面接)
合格発表11月5日14時11月7日(Web)

成蹊小学校の検定料は30,000円です。学習院初等科は、合格発表の日に合格者が初等科へ来校する必要があると案内されています。日程や内容は年度によって変わることがあります。受験する年の募集要項で、必ず最新の情報をご確認ください。

【成蹊小学校と学習院初等科】成蹊小学校の教育と、向いている家庭の考え方

「成蹊」の名は、「桃李不言下自成蹊」という言葉に由来します。桃や李(すもも)はものを言わなくても、美しい花と実に人が集まり、自然とこみち(蹊)ができる、という意味です。小学校の教育目標は、「自立」(「私の考え」を持ち表現できる子ども)、「連帯」(集団の中で自分を生かすことのできる子ども)、「創造」(生活の中で創意工夫できる子ども)の3つです。

1. 「私の考え」を言葉にする時間をとっている

成蹊小学校には、創立当時から続く日記指導があります。思ったこと、感じたことを文章にまとめることで、考える習慣を身につけていくと説明されています。ご家庭では、寝る前に「今日いちばん心が動いたのは、どんなとき?」と聞いてみてください。「楽しかった」で終わったら、「どこが?」ともう一歩だけ聞き、「私はこう思った」と言えたことを喜んであげましょう。

2. 育てて、食べるところまでを暮らしにしている

成蹊小学校独自の総合学習「こみち科」では、栽培の授業で「種をまき、育て、収穫し、調理し、食べる」というように、知識をつなげていくと説明されています。ご家庭でミニトマトを育てるなら、水やりだけで終わらせず、収穫して、洗って、お皿にのせて、食べるところまでお子さまに任せてみましょう。

3. 長く同じ場所で学ぶことを、前向きに考えている

成蹊小学校には「組替え制」があり、1年生と3年生を終えたところでクラスが替わります。長く一緒にいる仲間だからこそ、いろいろな人と関わる機会がつくられています。「同じ仲間とずっと」を安心と受け取るか、「いろいろな人と関わる経験」と受け取るか、ご夫婦で話し合っておきましょう。

【成蹊小学校と学習院初等科】学習院初等科の教育と、向いている家庭の考え方

学習院初等科は、「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」を教育目標とし、「進んで工夫し、努力する子ども」「真心を持って人や物に接する子ども」「美しさを感じとる心の豊かな子ども」「健康や安全に心がけ、進んで体を鍛える子ども」という4つの子どもの姿を示しています。

1. 「本当かな」と、自分で確かめる習慣がある

学習院初等科は、「自分の目で確かめ、自分の頭で考える」学習態度を重んじています。お子さまに「なんで氷は浮くの?」と聞かれたら、すぐに答えを渡さず、「どうしてだと思う?」「コップに入れて見てみようか」と、確かめる時間を一度はさんでみてください。

2. 日本の季節と文化を、暮らしの中で感じている

学習院初等科には、総合的な学習として「さくら」の時間があります。日本の文化にかかわることをテーマに、季節行事の体験や俳句、邦楽鑑賞、茶道体験、礼法などを学びます。ご家庭でも、お月見にススキを飾って「きれいだね」と大人が先に言葉にするなど、行事を「こなす」より「感じる」ことを大切にしましょう。

3. 中学からの別学を、前向きに受け止められる

学習院初等科は共学ですが、ほとんどの児童が学習院中等科(男子)または学習院女子中等科(女子)へ進学します。中学と高校の6年間を男女別の環境で過ごすことを、ご家庭でどう考えるかは、保護者面接の前に話し合っておきたい点です。

【成蹊小学校と学習院初等科】一貫教育の形の違い

2校のいちばん大きな違いは、中学からの男女の分かれ方です。

  • 成蹊:小学校・中学・高校・大学まで、すべて共学で、同じキャンパスで学ぶ
  • 学習院:初等科は共学、中学・高校は男子校と女子校に分かれ、大学で再び共学になる

どちらの形にも、それぞれのよさがあります。ずっと同じ環境で学ぶ安心感を大切にするのか、中学からの男女別の環境に魅力を感じるのか。お子さまの性格やご家庭の考えに合わせて考えてみてください。

【成蹊小学校と学習院初等科】保護者面接に向けて話し合っておきたいこと

2校とも、面接は保護者面接です。一貫校を選んだ理由を聞かれたとき、「受験がなくて楽だから」ではなく、「長い時間をかけて、こういう人になってほしいから」と、ご家庭の言葉で話せるようにしておきましょう。

  • 成蹊:「自立」「連帯」「創造」のどこに共感したか、日記や栽培のような学びをどう受け止めたか
  • 学習院:「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」という目標と、日々の関わり方がどうつながっているか
  • 両校とも:中学・高校の6年間を、どんな環境で過ごしてほしいか

学習院初等科のQ&Aでは、年齢相応の基本的な生活習慣を身につけておくことがとても大切で、親子の会話や健康管理も大切だと書かれています。面接の準備は、毎日の暮らしを見直すことから始まります。

【成蹊小学校と学習院初等科】よくある疑問

学習院初等科の面接は、お子さまも一緒ですか?

学習院初等科のQ&Aでは、「保護者(父母)の方のみの面接です」と案内されています。

通学できる範囲に決まりはありますか?

成蹊小学校は、通学範囲(学区域)は定めていないものの、通学時間などはお子さまの健康に配慮するよう案内しています。学習院初等科は、お子さまが一人で安全に無理なく通えるようになるまでは送迎をお願いしているとQ&Aに書かれています。

紹介や推薦は必要ですか?

成蹊小学校のQ&Aでは、受験にあたっての「紹介」や「推薦」は一切必要ないとしています。学習院初等科も、入試はどなたにも開かれた形で公正に行うと答えています。

あわせて読みたい

※本記事は、成蹊小学校と成蹊学園の公式サイト(建学の精神・教育目標、沿革、募集要項、入学試験Q&A、こみち科、心の力を育てる、成蹊の名の由来、教育理念)と、学習院初等科と学校法人学習院の公式サイト(教育目標、科長の話、沿革、入試説明会、Q&A、さくら、学習院の歴史)の2026年10月時点の情報をもとに作成しています。最新の情報は、必ず学校の公式サイトと募集要項でご確認ください。

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うみ塾長
元お受験幼稚園の面接官。株式会社Bright Future Family代表取締役。数多くの願書審査・面接を担当してきた経験をもとに、小学校受験・幼稚園受験の願書作成・面接対策・家庭学習を全国対応でサポート。自身もわが子の小学校受験を経験。『小学校受験の教科書』著者。
藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
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