聖学院小学校を受験するんだけど、面接で質問されることや特徴、対策ってある?
本記事では、聖学院小学校の小学校受験面接特訓を行う筆者が聖学院小学校の面接について詳しく解説します。
聖学院小学校の面接を受けるなら知っておくこと
聖学院は、幼稚園から大学院までの一貫した教育機関を持ち、アットホームな中において「よく学び、よく遊び、よく祈る」ことを大切にするプロテスタントのキリスト教学校です。
一見小規模で地域密着な学校に思われますが、第一志望や専願(単願)のご家庭が多く、合格されたご家庭はほとんど辞退されることはないそうです。その為、公表される倍率と実際の熱望度に大きな差がある隠れた難関校と呼ばれています。
ご家族に学院関係者やご出身がいない、在校生の兄弟がいない場合など、願書や面接といった学校側とお話しできる貴重な機会に「聖学院小学校に入りたい!」という真摯な想いと熱意をしっかり伝える必要があります。
【聖学院小学校】面接の特徴
聖学院小学校の面接は、入学考査の前にお子さまも含めたご家族3名で行われます。
学校から日程が指定されますが、幼稚園や保育園のイベントと重なってしまった場合に備え予備日も設定されています。どうしても都合がつかない場合は、学院にお願いをして日程を変更してもらうことも可能です。
面接当日は、指定の時間に学校に向かい、図書館スペースで待つことになります。
本棚の絵本や本は好きなように読んでくださいと指示があり、ご家族で絵本を読みながら待つことになります。
時間になると、何組かごとに呼び出しをうけ、面接室(教室を利用されています)の前に移動します。面接は2~3教室で同時に行われるようです。面接官はお2人。管理職以上の年配の先生と、現場に立たれる年代の先生が並ばれる場合もあったそうです。
面接は穏やかな空気の中で進み、お子さまにもご両親にもほがらかに笑顔で質問がされていきます。面接時間は15分程度です。
【聖学院小学校】面接で質問される内容
聖学院小学校の面接は、願書に記載した内容に沿って質問されることが多いです。願書に書かれていますが…と前置きをされたうえで同じ質問をされたり、もっと詳しく聞きたい内容などを中心に質問されます。
それでは、聖学院小学校の面接で質問される内容を詳しく見ていきましょう。
面接では、まずお子さまに対していくつかの質問があります。オーソドックスな質問が多く、お教室やご家庭で練習をしていれば難しいことはありません。
その後、お子さまに「ちょっと待っていてね」と前置きをした後、両親への質問に移ります。お父さまとお母さまに交互に質問され、おひとりあたり2~3問づつとなります。
志望動機、プロテスタントへの理解と共感、お子さまの特徴についてなど。願書に記載する内容と重なる質問が多いので、願書に書ききれなかった想いや具体的なエピソードを交えて離すことが大切になります。
また、お子さまのエピソードについては、子供自慢にならないように「こんな個性や長所を持っているので、聖学院小学校に入学してこんな風に成長してほしい」と、聖学院小学校でないと学べない、成長できないような結びになるように答えれるとより良いですね。
お父様に向けられるテーマ
お父様には、ご家庭が学校を選んだ理由と、お子さまをどう見ているかが問われます。話題になりやすいのは、次のようなテーマです。
- この学校を知ったきっかけと、志望の理由
- お子さまの名前にこめた願い
- お子さまがいま夢中になっていること
- お休みの日の過ごし方と、家族で大切にしている時間
- キリスト教にもとづく教育への理解と、入学後の協力
志望の理由は、願書に書いた内容と重なります。願書に書ききれなかった具体的な場面をひとつ用意しておくと、同じ話でも厚みが出ます。「説明会で見た一年生の様子」「校舎に入ったときの空気」など、ご自身が実際に感じたことから話し始めると、借りものの言葉になりません。
お名前の由来は、ご夫婦のどちらが答えても同じ内容になるように、事前にそろえておきます。休日の過ごし方は、立派な予定を並べる場ではありません。ふだんどおりの一日を、短くていねいにお話しになるほうが伝わります。
キリスト教にかかわるテーマは、信仰の有無を確かめるものではありません。祈ることや人を思うことを大切にする学校に、なぜお子さまを預けたいと考えたのか。その一点にしぼって、ご自分の言葉でまとめておくと落ち着いて答えられます。
お母様に向けられるテーマ
お母様には、日々の子育てのなかで見えているお子さまの姿が問われます。次のようなテーマが中心です。
- 最近、お子さまの成長を感じた場面
- お子さまの得意なことと長所
- 子育てで気をつけていること
- 学校生活で配慮してほしいこと(健康面など、願書に記載した内容)
成長を感じた場面は、大きな出来事である必要はありません。「できなかったことが、少し前からできるようになった」という小さな変化のほうが、ご家庭の関わり方まで伝わります。時期・場面・お子さまの様子・ご家庭がどう関わったか、この四つを一分ほどで話せる形にしておくと安心です。
長所を話すときは、自慢話に聞こえないことが大切です。「こういうところがあるので、この学校でこんなふうに育ってほしい」と、学校生活の先につなげて結ぶと印象が変わります。課題や短所にふれる流れになったときも、いま家庭で直そうとしていることとセットにすれば、正直さがそのまま好印象になります。
健康面や配慮事項は、願書に書いた内容をそのまま補足できるようにしておきます。隠さず、心配のしすぎもせず、園でどう過ごせているかを添えるのが基本の形です。
なお、お父様とお母様のテーマは入れかわることがあります。どちらが答えても困らないよう、二人で内容をそろえておいてください。
お子さまに向けられるテーマ
お子さまには、園での暮らしと家族との時間が問われます。むずかしい内容はほとんどありません。
- 園での生活と、楽しいと感じていること
- 仲のよいお友だちと、その子との遊び
- 外遊びと室内遊びのどちらが好きか
- お父様お母様と一緒にする遊び
家庭での練習は、答えを暗記させる形にしないことがいちばんのポイントです。「ひと言で答える、そのあとに一つだけ足す」という短い型だけ決めておけば十分です。たとえば遊びの話であれば、遊びの名前を答えたあとに、誰と、どこで、を一つ足す。この形に慣れておくと、その場で聞かれ方が変わっても答えが止まりません。
面接の場では、聞かれたことに元気よく返事ができるか、大人の話を最後まで聞けるかを見られています。答えの中身より、やりとりの様子のほうが見られていると考えておくと、ご家庭の練習も気持ちが楽になります。
【聖学院小学校】実際にどんなことが聞かれているか
テーマだけを並べても、当日のやりとりは思い浮かびにくいものです。ここでは、これまでに出ている内容を、私なりの言葉で少し踏み込んでご紹介します。
お父様には、まず学校を知ったきっかけと志望の理由を述べるよう促され、続けてお子さまのお名前にどんな願いをこめたのかを説明するよう求められます。さらに、お子さまがいま夢中になっていることや、がんばって取り組んでいることを挙げるよう尋ねられ、休日はお子さまとどのように過ごすことが多いかを問われます。
宗教にかかわる部分では、ご家庭がプロテスタントの信仰をお持ちでないと分かったうえで、入学後に教会へ通うなど学校の信仰教育に協力していただけるかを確認されることがあります。信仰の有無を試す問いではなく、学校の土台を受け入れられるかを確かめる問いだとお考えください。
お母様には、最近お子さまの成長を感じた出来事を、具体的な場面として説明するよう求められます。あわせて、お子さまの得意なことや長所を挙げるよう促され、子育てのなかで気を付けていることを尋ねられます。
お母様がカトリックの学校のご出身である場合には、プロテスタントの学校で学ぶことに教育上の懸念がないかを確認されることもあります。また、願書に健康面や配慮してほしいことを書いた場合は、その項目について詳しく説明するよう求められます。
なお、お父様とお母様への問いは入れかわることがあります。お父様がお子さまの長所を挙げるよう求められた年もありますので、どちらが答えても困らないようにそろえておいてください。
お子さまには、園での生活が楽しいかどうかをまず尋ねられ、いちばん仲のよいお友だちの名前を答えるよう促されます。そのお友だちとは外で遊ぶのと園の中で遊ぶのとどちらが好きかを選んで答え、さらにどんな遊びをするのかを説明する、という形で一つの話題が段階的に掘り下げられていきます。お父様お母様と一緒にするときはどんな遊びをするのかも尋ねられます。
聞かれ方の特徴をまとめると、次のようになります。
- 願書に書いた内容を前置きしたうえで、同じ話題をさらに詳しく説明するよう求められる
- お子さまのお名前の由来を、こめた願いとあわせて説明するよう求められる
- 入学後に学校の信仰教育へ協力できるかを確認される
- お子さまには、遊びや友だちの話題が一問で終わらず、二段三段と掘り下げられる
【聖学院小学校】面接で失敗しないために気を付けることまとめ
いかがでしたか。アットホームな環境で、神様の教えを大切に。愛情たっぷりにお子さんを育てる聖学院小学校の面接は、学校の精神を体現したようなあたたかなものです。
一方で、そんな家族的な環境を同じ価値観を持ち共に支えていけるのか。学院の一員となり、今まで守り続けた教えを尊重できる素地をもっているご家庭かをチェックされています。
願書を元に質問される場合が多いので、事前に願書をしっかり読み直してください。願書の記載内容と口頭質問においてぶれながないよう確認をしたり、ご夫婦での意見を一致させることも重要です。
「第一志望であること、絶対に入学したいこと」そんな熱意と共に、ご家族の雰囲気を包み隠さず伝えられるように、ご家庭でも練習してみてくださいね。
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聖学院小学校の面接のポイント
聖学院小学校の面接対策は、家庭の考えを自分の言葉で伝える準備が要になります。想定問答の作成はオーダーメイド面接回答集作成付きオンライン面接レッスン、面接の軸となる願書はオーダーメイド願書作成代行で承ります。
【聖学院小学校】面接で伝わる「わが家の言葉」のつくり方
面接の答えが借りものに聞こえてしまうご家庭には、決まった原因があります。学校の掲げている言葉を覚えて話そうとしていることです。ここでは、公式に示されている学校の姿から、ご家庭の言葉に置きかえる道すじをお伝えします。
三つの言葉のうち、ひとつを選んで語れるように
聖学院小学校が掲げているのは「よく学ぶ・よく遊ぶ・よく祈る」という言葉です。心を育てることを目標に、キリスト教にもとづく教育と、英語や国際交流を含む学びを六年かけて積み上げていく、と公式サイトで示されています。
面接のご準備としておすすめしたいのは、この三つを全部語ろうとしないことです。ご家庭にいちばん近い一つを選んで、その言葉と重なる場面をひとつ思い出しておいてください。「よく遊ぶ」であれば、時間を忘れて夢中になっていたお子さまの姿。「よく学ぶ」であれば、知りたがって何度も聞いてきた出来事。ひとつの場面を具体的にお話しになるほうが、三つを浅くなぞるより、はるかによく届きます。
キリスト教の学校を選んだ理由を、身がまえずに
宗教にかかわるお話になると、身がまえてしまわれる方がいらっしゃいます。けれども、聞かれているのはご家庭が信仰をお持ちかどうかではありません。「祈る」ということを大切にしている学校に、なぜお子さまを預けたいと思われたのか。そこです。
日々の暮らしのなかで、誰かのことを思う気持ちをどう育ててこられたか。お子さまが人のために動いた場面を、ひとつ用意しておいてください。学校の言葉と同じ言い回しでなくてかまいません。ご自分の言葉であることのほうが、ずっと大切です。
六年後の話は、ご夫婦でそろえてから
聖学院小学校の卒業生は、系列の聖学院中学校や女子聖学院中学校へ進む方が多く、そのほかの私立中学校へ進まれる方もいらっしゃいます。公式サイトの進学先のページで、その様子を見ることができます。
面接で進学の話にふれられたとき、お父様とお母様のお答えが食いちがってしまうと、いちばん惜しい形になります。「小学校の六年間で何を身につけてほしいのか」「その先をどう考えているのか」。この二つだけは、面接の前に声に出してそろえておいてください。
なお、進学の状況も面接の形式も年度によって変わりますので、最新のものは学校説明会や募集要項でご確認くださいね。
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