聖ヨゼフ学園小学校って、どんな学校なんですか?
聖ヨゼフ学園小学校(神奈川県横浜市)ってどんな学校か、全体像が気になる方へ。特徴や校風を、お受験指導のプロがまとめて解説します。
聖ヨゼフ学園小学校の基本情報
聖ヨゼフ学園小学校は、神奈川県横浜市鶴見区東寺尾北台にある共学の私立小学校です。1953年に創立され、児童数は約303名の規模です。1クラス35名で編成されています。
東急東横線「綱島」駅やJR京浜東北線「鶴見」駅からバスで通えます。落ち着いた住宅地にある学校です。
カトリックの精神と国際バカロレアの学びが行われる、特色ある学校です。まずは学校の全体像を押さえておきましょう。
カトリックの精神と校訓「信望愛」
聖ヨゼフ学園小学校は、カトリックの教えに基づき、愛の心を養う教育を行っています。校訓「信望愛」のもと、心の育ちを大切にしています。
知性・徳性を高め、心身を鍛え、社会に貢献する人を育てます。神からいただいた一人ひとりの賜物に気づき、生かそうとする姿勢を育てる教育です。
宗教的な情操教育を通じて、感謝や思いやりの心が育まれます。
国際バカロレア(IB)の学び
聖ヨゼフ学園小学校の大きな特色が、国際バカロレア(IB)のPYP認定校であることです。探究を中心とした、これからの時代に必要な学びが行われています。
子どもが自分で問いを持ち、考え、調べ、表現する探究の学びを大切にしています。自分で考え、判断し、行動する力が育まれます。
変化する社会のなかで、課題を自分で解決していける力を育てる教育です。
中学・高校へつながる環境と安全対策
聖ヨゼフ学園小学校は、系列の聖ヨゼフ学園中学・高等学校へとつながる環境が整っています。長い見通しのなかで、じっくり学べます。
警備員の常駐や防犯カメラ・インターホンの設置、登下校時の保護者へのメール配信など、安全対策にも力が入れられています。安心して預けられる環境です。
都市部にありながら、落ち着いた環境で学べるのが魅力です。
こんな家庭に向いている
国際バカロレアの探究の学びを望む家庭、カトリックの精神に共感する家庭、自分で考える力を育てたい家庭に向いています。
中学・高校までのつながりを重視する家庭や、これからの時代に必要な力を育てたい家庭にも、聖ヨゼフ学園小学校はぴったりです。
まずは説明会で、学校の雰囲気を実際に確かめてみるとよいでしょう。子どもとの相性を見極めることが大切です。
聖ヨゼフ学園小学校の受験情報をまとめて読みたい方は、【聖ヨゼフ学園小学校】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
2027年度から校名が変わります(公式サイトの告知)
この学校を知るうえで、いま最も大きな変化からお伝えします。
学校法人アトンメント会は2026年7月31日付で「設置法人の変更認可に関するお知らせ」を公表しました。それによると、2026年7月23日付で正式に認可され、2027年4月1日付で聖ヨゼフ学園小学校・中学校・高等学校の設置法人が学校法人開智学園に変更されます。告知では、これまで培ってきた教育理念や伝統を尊重し、児童・生徒の学校生活や教育環境は円滑に引き継がれること、学校法人開智学園への確実な承継を進めることが記されています。詳細や今後の具体的な手続きは、準備が整い次第あらためて案内するとされています。
あわせて、2026年7月30日に公式サイトへ掲載された2027年度生の募集要項は「開智横浜国際小学校 2027年度(令和9年度)入学 児童募集要項」という名称です。要項には「聖ヨゼフ学園小学校(2027年度より開智横浜国際小学校)」という表記があり、2027年度から校名が開智横浜国際小学校に変わることが示されています。
年表でたどる、創立から現在まで
学校の性格は、歩んできた道筋によく表れます。資料と公式サイトから確認できる沿革は次のとおりです。
- 1953年(昭和28年):前身となる鶴見聖ヨゼフ小学校を設立。創立者はアトンメントのフランシスコ会です
- 1956年(昭和31年):現在の校名に改称
- 1984年(昭和59年):現校舎が竣工
- 1993年(平成5年):創立40周年
- 1996年(平成8年):新体育館竣工
- 2010年(平成22年):小原館竣工
- 2013年(平成25年):創立60周年
- 2018年(平成30年):国際バカロレアPYP校認定(公式サイトによると2018年1月9日で、日本の小学校で最初の認定校とされています)
- 2027年4月1日(予定):設置法人が学校法人開智学園に変更。2027年度から校名は開智横浜国際小学校となります
1953年の設立から70年を超える歴史があります。そして2018年のPYP認定、2027年の設置法人と校名の変更と、近年に大きな節目が続いています。
資料で確認できる学校の基本データ
学校選びの土台になる数字と条件を、まとめて確認しておきましょう。
- 所在地:神奈川県横浜市鶴見区東寺尾北台11-1/電話 045-581-8808
- 東急東横線「綱島」駅、JR・地下鉄「新横浜」駅、「菊名」駅、JR京浜東北線「鶴見」駅よりバス。「二本木聖ヨゼフ学園前」「東寺尾陸橋下ヨゼフ学園前」下車
- 児童数:303名(1クラス35名)/教員数:39名
- 制服:あり/土曜授業:なし(登校日あり)/昼食:弁当(弁当の注文が可能)
- スクールバス:なし
- 転・編入制度:あり(2年生から5年生/要事前登録。5年生は4月転入のみ)/復学制度:なし/帰国子女の受け入れ:特別な対応なし
- カトリック校・共学
児童数303名で1クラス35名ということは、1学年およそ50名前後という計算になります。復学制度がなく、帰国子女への特別な対応もないと記載されている点は、転勤の可能性があるご家庭にとって確認しておきたい条件です。
教育方針の3つの柱と、日々の時間の使い方
資料によると、この学校は教育方針として3つの柱を掲げています。カトリックの教えに基づき愛の心を涵養すること、知性と徳性を高め心身を鍛え社会に貢献する人を育てること、そして神にいただいた個々の賜物に気づき生かそうとする姿勢を育てることです。校訓は「信望愛」です。
これを日々の時間割で支えているのが、国際バカロレアPYPの教育課程です。公式サイトのカリキュラムのページには、探究の時間を週6〜8時間(学年により異なる)行っていること、英語が年間68〜70時間(3年生から6年生は70時間)、宗教が年間34〜35時間であることが記載されています。
1日の流れは、授業開始が8時35分、昼食が12時25分から12時45分、下校は4時間授業の日が13時40分、5時間授業の日が14時55分、6時間授業の日が15時50分とされています。
安全対策から見える学校の姿勢(公式サイト)
公式サイトの安全に関するページには、具体的な取り組みが並んでいます。
- 正門に警備員室があり、来訪者を確認しています
- 児童のICタグにより、登下校時に登録したアドレスへメールが配信されます
- 利用の多いバス停で、朝の見守りを行っています
- 一斉下校の日や荒天時には、教職員が校外で指導にあたります
- 4月に1年生への交通安全指導、5月と9月と1月に地震の避難訓練、6月に小・中・高合同の火災避難訓練を実施しています
- 8月には教職員の防災・防犯研修とAED講習を行っています
- 11月には防犯教室と、小・中・高合同の引き渡し訓練(地震を想定)を実施しています
資料にも、来訪者バッジの着用、校門の施錠、警備員の常駐、防犯カメラとカメラインターホンの設置、教員の見回り、保護者証の提示、携帯電話の所持は届け出が必要であることなどが挙げられています。訓練が年間の計画として組まれている点は、備えが形だけで終わっていないことを示しています。
入試の輪郭を、ひととおり押さえておく
最後に、受験を考えるうえでの基本情報を整理しておきます。公式サイトに掲載された2027年度の募集要項によると、次のとおりです。
- 募集人員:男女計70名/考査料:30,000円(複数回受験の場合は初回出願時のみ)
- 第1回 A方式(第一志望):個人テスト、行動観察。考査2026年10月20日
- 第1回 B方式(第一志望):ペーパー、作業、行動観察、運動。考査2026年10月20日。第1回は両方式の併願も可能とされています
- 第2回 B方式(第一志望のみ):考査2026年11月7日
- 第3回 総合型(第一志望のみ):探究活動(グループ)。考査2026年12月12日
- 面接は事前に行われるとされています
- 初年度納入額の合計:1,264,000円
手元の資料によると、志願者数は2026年度が男子81名・女子86名の計167名で、2022年度から2025年度までは非公表です。合格者数の記載もありませんので、実質倍率を計算することはできません。最新の情報は学校の公式ホームページでご確認ください。
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