近年、小学校受験界で一際大きな注目を集めている、世田谷区の広大なキャンパスを拠点とする昭和女子大学附属昭和小学校。
2024年度から「探究コース」と「国際コース」の2コース制へと移行し、その教育内容はさらに現代的かつ深みのあるものへと進化を遂げました。
特に今回ご紹介する「探究コース」は、昭和女子大学附属昭和小学校が長年大切にしてきた「体験教育」をベースに、最新のSTEAMS教育を掛け合わせたカリキュラムとして、知的好奇心旺盛なお子さまを持つ親御さまから圧倒的な支持を得ています。
「探究コースと国際コース、わが子にはどちらが向いているのか」「定員が公表されているけれど、実際の倍率はどうなっているのか」といった疑問を解消すべく、本記事では昭和小学校の探究コースの真髄をお受験のプロが徹底的に解説します。
【昭和女子大学附属昭和小学校】探究コースと国際コース、2コース制の全貌
昭和女子大学附属昭和小学校では、2024年度より全学年において「探究コース」と「国際コース」の2つの学びの道を選択する形となりました。
どちらのコースも、建学の精神である「世の光となろう」という校訓に基づき、品格と実行力を備えたリーダーの育成を目指していますが、そのアプローチは明確に異なります。
探究コースは、日本語を思考の土台とし、実体験を通じて課題発見・解決能力を養うことに主眼を置いています。一方で国際コースは、授業の約6割を英語で行うイマージョン教育を実践しており、将来的に海外での活躍を視野に入れたカリキュラムとなっています。
募集定員と最新の入試動向
募集定員については、学校側から明確な数字が示されています。探究コースは60名(約30名の2クラス編成)、国際コースは36名(1クラス編成)です。
一見すると探究コースの方が定員に余裕があるように思えますが、実は志願者数も非常に多いため、実質的な倍率は探究コースの方が高くなる傾向にあります。例年、7倍から9倍を超える激戦となることも珍しくなく、合格を勝ち取るためには学校の教育方針を深く理解した準備が不可欠です。
【昭和女子大学附属昭和小学校】探究コース教育の軸とは
昭和女子大学附属昭和小学校の探究コースが掲げる教育のキーワードは「言葉と体験の往還(おうかん)」です。これは単に知識を頭に入れるだけでなく、実際に自分の手や足を動かして得た「実体験」を、自らの言葉で整理し、さらなる探究へと繋げていくプロセスを指します。
伝統の体験教育と宿泊行事
昭和女子大学附属昭和小学校の教育を語る上で欠かせないのが、1年生から始まる充実した宿泊行事です。探究コースでは、これらの行事をお楽しみで終わらせることはありません。
出発前には「何を調べたいか」という仮説を立て、現地では五感を使って観察し、戻ってからは発見したことをプレゼンテーションにまとめます。この一連の流れが、子供たちの「知りたい」という本能を論理的な思考へと昇華させます。
未来を切り拓くSTEAMS教育
科学、技術、工学、芸術、数学、そして社会を横断的に学ぶSTEAMS教育が、昭和女子大学附属昭和小学校の探究コースの大きな柱です。
例えば「水」をテーマにした授業であれば、科学的な性質を調べるだけでなく、水資源をめぐる社会問題を考え、節水のための装置をプログラミングで試作するといった、教科の枠を超えた学びが展開されます。
知的好奇心を刺激するモジュール学習
昭和女子大学附属昭和小学校の探究コースでは、日々の学習習慣を確立するために導入されているのが「10分間モジュール学習」です。
集中力が最も高まる朝の短い時間を活用し、基礎的な計算や漢字の習得はもちろん、論理クイズやパズルなど、遊び心のある課題を通じて思考の柔軟性を養います。
【昭和女子大学附属昭和小学校】徹底比較 探究コース vs 国際コース
「英語を重視したいけれど、探究コースでも十分に英語は身につくのか」という悩みは、多くの親御さまが抱くものです。両コースの違いを、定員やカリキュラムの観点から比較表にまとめました。
| 比較項目 | 探究コース | 国際コース |
| 募集定員 | 60名(2クラス) | 36名(1クラス) |
| 教育の柱 | 日本語による深い思考・体験教育 | 英語によるイマージョン教育 |
| 英語授業割合 | 週数2時間+他教科連携時にリ合計数時間程度 ※1~2年生次 | 全授業の約60%以上 |
| 英語指導法 | e-MAP(英語・他教科の協力指導) | 英語イマージョン(英語で他教科を学ぶ) |
| 海外研修(5年次) | 希望制で昭和ボストンへ ※参加形態や実施方法は年度により変動 | 全員参加で昭和ボストンへ |
| 入試の傾向 | 高倍率(思考力・行動観察を重視) | 英語適性や言語環境も考慮 |
※弊社の独自調査、比較(年度によって変動があります)
昭和女子大学附属昭和小学校の探究コース最大の特徴は、日本語による深い思考力をベースにしている点にあります。
複雑な概念を理解し、自分の意見を構築するためには、まず母国語での高い語彙力と論理力が必要だと考えるご家庭に選ばれています。
一方で、英語についても「e-MAP」という独自のプログラムにより、音楽や図工、体育などの実技教科を日本人教員と外国人教員がペアになって指導します。
英語を「勉強する対象」としてだけでなく、活動を支える「ツール」として日常的に使う環境が整っています。
対する国際コースは、算数や理科といった主要教科も英語で学ぶため、より英語漬けの環境となります。
探究コースはまず日本国内での実体験を積み重ね、自国の文化や科学への理解を深めることに重きを置いているのが特徴です。
【昭和女子大学附属昭和小学校】. 探究コースに向いているお子さま・ご家庭
昭和女子大学附属昭和小学校が求める「探究心」とは、単に知識が豊富であることではありません。
日々の生活の中で、どれだけ能動的に世界と関わっているかが問われます。以下の3つの要素に当てはまるお子さまは、探究コースのカリキュラムにおいてその才能を大きく開花させるはずです。
「正解のない問い」を面白がれる知性
昭和女子大学附属昭和小学校の探究コース授業では、計算の答えが合っていることよりも、その答えに至るまでの「なぜ」という思考プロセスを重視します。
たとえば、道端に咲いている花を見たときに、単に名前を知っているだけでなく「どうしてこの花は夕方になると閉じるんだろう?」と自分なりに仮説を立てようとする姿勢が大切です。
日常の何気ない変化に気づき、自分なりの疑問を見つけ出せるお子さまは、入学後の学びのサイクルにスムーズに馴染むことができます。
また、ご家庭においても、親がすぐに正しい答えを与えて完結させるのではなく、「どうしてだと思う?」と問いかけ、親子で一緒に不思議がる時間を楽しめる環境が理想的です。
失敗を「次へのデータ」として捉えられるレジリエンス
STEAMS教育や工作、理科の実験などでは、一度で成功することの方が稀です。
昭和女子大学附属昭和小学校の探究コースが求めるのは、イメージ通りにいかなかったときに、投げ出したり泣いたりするのではなく、「セロハンテープの貼り方が弱かったのかもしれない」とか「こっちの材料を使ってみたらどうかな」と、失敗の原因を冷静に分析して次のアクションに移れる粘り強さです。
昭和女子大学附属昭和小学校の先生方は、完成した作品の美しさだけでなく、その過程で見せる試行錯誤の跡や、課題を乗り越えようとする際の目の輝きを非常に細かく観察しています。
豊かな共感力と「聞き上手」な一面
探究とは決して一人で完結するものではなく、自分とは異なる視点を持つ他者との対話を通じて深まっていくものです。
そのため、自分の意見を主張する力と同じくらい、お友達の意見を丁寧に聞き、それを認める力が求められます。
例えばグループ活動の際に、お友達が困っていたら自然に寄り添い「どうしたの?」と声をかけたり、「それも面白い考えだね」と他者の創造性を尊重できたりする社会性が重要です。
家庭内でも、親子の会話が一方的な指示にならず、お互いの意見を尊重し合う対話が日常的に行われていることが、お子さまの対人能力を育む土壌となります。
昭和女子大学附属昭和小学校の探究コースは非常に高倍率であり、ペーパーテストを確実に突破した上で、合否を分けるのは個別考査や行動観察での「関わり方」と「伝え方」です。
【昭和女子大学附属昭和小学校】. 探究コースに合格するために
「言語化」の質を上げる
昭和女子大学附属昭和小学校の試験では、お話の内容理解や口頭試問において、非常に高いレベルの思考力が試されます。単に「楽しかった」といった抽象的な感想で終わらせるのではなく、何がどう楽しかったのかを具体的な言葉で表現する練習が必要です。
「キラキラして宝石のように綺麗だった」という比喩表現や、「最初は怖かったけれど、やってみたら勇気が出た」といった心の機微を言語化できる力が求められます。また、何かを答える際には「私はこう思います。
なぜなら、以前こんなことがあったからです」というように、結論と理由をセットにして話す論理性も、探究コースのプレゼンテーション教育を見据えた重要な評価ポイントとなります。
「目立つリーダー」ではなく「協調的な貢献」
昭和女子大学附属昭和小学校に限らず、私立小学校の考査m特に行動観察においては、多くの親御さまが「わが子がリーダーシップを発揮しなければならない」と意気込みがちですが、昭和女子大学附属昭和小学校が真に求めているのは、集団の中で建設的な役割を果たせる子です。
例えば、共同で何かを作り上げる課題において、自分勝手に進めるのではなく「ここにこれを置いてみてもいいかな?」と周りに相談しながら進める姿勢が評価されます。
また、もしチームが意見の対立で停滞してしまった時に、誰かのせいにすることなく「じゃあ、一度こうしてみない?」と前向きな提案ができる調整役の動きも高く評価されます。自分一人が目立つことよりも、チーム全体が目標に向かって前進するために、今の自分に何ができるかを瞬時に判断し実行する「貢献心」を磨いておくことが合格への近道です。
願書の「体験エピソード」を具体的に描き出す
昭和女子大学附属昭和小学校の願書は、学校への理解だけでなく、家庭での教育実践がどれだけ深いかを問う内容です。探究コースを志望する場合、日常の生活の中でどのように知的好奇心を育んでいるかを、具体的なエピソードを交えて記述する必要があります。
例えば「逆上がりができるようになった」という成功体験を書く場合でも、単に結果を誇るのではなく、できない期間に親子でどのようにフォームを研究し、どのような工夫を凝らして練習を継続したかという「探究のプロセス」に焦点を当ててください。
さらに、昭和女子大学附属昭和小学校が伝統的に重んじている「足元を固める教育」、つまり挨拶や靴を揃えるといった基本的生活習慣が、探究の土台として家庭でしっかりと築かれていることを示すことも、学校側からの信頼を得る上で非常に有効な戦略となります。
とはいえ、いざ筆を執るとなると「わが家のエピソードが学校の求める『探究』に合致しているのか」「どのような表現で伝えれば熱意が届くのか」と、一人で悩み、立ち止まってしまう方も少なくありません。
もし、どのような方針で書いていいか分からず不安を感じているのであれば、ぜひ私の公式相談LINEにご連絡ください。
お受験のプロである私が、徹底したアンケートとインタビューを重ね、ご家庭の歩みを一文字一文字に込める「オーダーメイドの願書作成サポート」を提供しています。合格の可能性を最大限に引き出す、世界に一つだけの願書を一緒に作り上げましょう。
【まとめ】自ら輝き、世を照らす「探究者」への第一歩
昭和女子大学附属昭和小学校の「探究コース」は、伝統ある女子教育の精神を根底に持ちながら、次世代のリーダーを育てる理想的な環境へと進化しました。
日本語をベースにした深い思考力、そして数多くの実体験から得られる揺るぎない自信。これらは、お子さまが生涯にわたって持ち続ける「学びのエンジン」になるはずです。もし、お子さまが日々の生活の中で「なぜ?」と目を輝かせているなら、その輝きを最大限に伸ばせる場所は、ここにあるかもしれません。
学校説明会や公開行事では、ぜひ先生方や在校生の「言葉の力」に触れてみてください。そこには、数字やパンフレットだけでは伝わらない、探究コースの真の魅力が溢れています。
1.jpg)
























