【日本女子大学附属豊明小学校】学費は安い？入学金や授業料をプロが解説！

うみ塾長

日本女子大学附属豊明小学校は、明治39年に創立者・成瀬仁蔵の理念のもとに開校した伝統ある女子校です。

 

文京区目白台の緑豊かな環境に位置し、「信念徹底・自発創生・共同奉仕」という三綱領を教育の柱に掲げ、実物教育や日記指導など独自の学びを通して、自ら考え行動できる児童を育成しています。

 

そんな日本女子大学附属豊明小学校へ入学を検討される際、やはり気になるのは入学金や授業料をはじめとした学費の詳細ではないでしょうか。本記事では、受験指導に携わる専門家の視点から、学費の内訳や特徴をわかりやすく解説いたします。

【日本女子大学附属豊明小学校】最新・2026年度の学費・その他費用は？

まずは、日本女子大学附属豊明小学校が公表している学費についてご紹介します。

学費

※日本女子大学附属豊明小学校「2026年度児童募集要項」より抜粋

【日本女子大学附属豊明小学校】学費は平均程度！

「私立小学校は学費が高い」というイメージを持たれる方は少なくありません。特に、伝統ある女子校や格式を重んじる学校となると、さらに負担が大きいのではないかと感じるご家庭も多いでしょう。

ところが、日本女子大学附属豊明小学校の学費は、首都圏の私立小学校全体の平均と比べても、特段高額というわけではありません。

文部科学省の調査によれば、首都圏の私立小学校における年間の学費（授業料・施設費・その他諸経費を含む）は、概ね100万〜200万円程度とされています。

その中で、日本女子大学附属豊明小学校の初年度納入金は約135万円。ほぼ平均的な範囲に収まっており、毎年の授業料についても大きな増減は見られません。他の私立小学校と比べても、妥当で標準的な学費水準といえるでしょう。

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【日本女子大学附属豊明小学校】学費以外にかかるその他費用

日本女子大学附属豊明小学校を含め、私立小学校では入学金や授業料といった「学費」以外にも、学校生活を送るうえでさまざまな費用がかかります。ここでは代表的なものをご紹介します。

週に2回のお弁当代

豊明小学校では、週3回の給食と週2回のお弁当持参というスタイルを採用しています。給食は教室でいただく一般的な形式に加え、多目的ホールでのセレクトバイキング方式もあり、栄養士が工夫を凝らした食育メニューを楽しむことができます。

一方で、週2回分は各家庭でのお弁当準備が必要です。そのため、食材費や調理の手間といった費用・負担が発生します。多彩な食事スタイルを経験できる点は同校の魅力のひとつですが、こうした付随的な費用も考慮しておく必要があります。

海外ホームステイをはじめとする研修旅行費

2025年度からは、ニュージーランドでのホームステイプログラムが新たに導入されるなど、日本女子大学附属豊明小学校では校外学習や社会科見学に力を注いでいます。

さらに、学年ごとに実施される「軽井沢夏の学校（林間学校）」や修学旅行など、宿泊を伴う行事も多数用意されています。これらの費用は内容に応じて異なり、その都度集金される場合と、事前に積立形式で準備する場合があります。

いずれも、子どもたちの成長や社会性を育む大切な学びの場となっています。

制服やランドセルなどの指定品購入費

入学後に必要となるのが、制服・体操服・ランドセルといった指定品です。これらはすべて学校が定めた仕様に従って準備する必要があり、提携しているデパートや校内の購買部を通じて購入することになります。

日常的に使用するもののため、汚れや成長によるサイズの変化に応じて買い替えが必要となる点も考慮しておきたい費用のひとつです。

 習い事や課外活動にかかる費用

日本女子大学附属豊明小学校は一貫教育を重視しているため、中学受験がないことが大きな特徴です。

そのため、家庭によっては受験準備にかける時間や費用を、英語・算数・ICT（プログラミング）といった先進的な学びや、芸術・スポーツに振り向けるケースが少なくありません。

実際に、バレエやフィギュアスケート、ピアノ、テニスなど多彩な習い事に取り組むお嬢さまも多く、学費以外に相応の費用が必要となることがあります。

長期休暇中の家族旅行・アクティビティ代

また、日本女子大学附属豊明小学校に通うご家庭では、夏休みや試験休みといった長期休暇を利用して、国内外での体験型学習を取り入れることも一般的です。

たとえば、軽井沢や蓼科などの高原リゾートで家族旅行を楽しみながら自然に親しんだり、海外のサマースクールに参加して語学や国際感覚を磨いたりといった取り組みが挙げられます。

このような活動は、お嬢さまの心を豊かにし、感性や視野を広げる貴重な機会となる一方で、家庭の方針や選択する内容によって費用も大きく変わります。結果として、学費以外にも年間を通して計画的に準備しておくべき支出のひとつと言えるでしょう。

【日本女子大学附属豊明小学校】学費は安い？他校との比較

日本女子大学附属豊明小学校の学費は、他の私立小学校と比べて高額なのでしょうか。それとも、比較的良心的な水準に収まっているのでしょうか。

特に同じように伝統を持つ女子校は、志望校選びの際に比較対象となることが多いものです。そこで本稿では、豊明小学校の学費を首都圏の代表的な女子校と照らし合わせながら、その位置づけを具体的に見ていきたいと思います。

このように、日本女子大学附属豊明小学校の学費は、比較対象となることの多い他の女子小学校と並べてみると、ほぼ中間的な水準に位置していることが分かります。

公立校と比べればもちろん負担は大きく感じられるものの、首都圏の私立小学校全体の中では平均的、あるいはやや控えめな設定と言えるでしょう。

まとめ：学費以上の価値がある日本女子大学附属豊明小学校での学び

日本女子大学附属豊明小学校は、「信念徹底・自発創生・共同奉仕」という三綱領を教育の根幹に据え、実物教育や日記指導といった独自の取り組みを通じて、お嬢さまの心・身体・知性をバランスよく育んでいく温かな学び舎です。

一人ひとりの個性を尊重し、のびやかな校風の中で内面的な成長を大切にする姿勢は、多くの保護者から信頼を集め、常に高い人気を誇っています。

そのため、入学を検討する際には学費の準備だけでなく、日々の学びを支える生活環境や課外活動まで見据えた計画が欠かせません。

日本女子大学附属豊明小学校で過ごす6年間は、お嬢さまにとって、何にも代えられないかけがえのない時間となるでしょう。費用面での心構えを整え、安心して第一歩を踏み出せるよう備えておきたいものです。