【小学校受験】エピソードの重要性は?
小学校受験では、ペーパーテストはもちろん、願書や面接も大きなウェイトを占めています。願書や面接は限られた時間の中で評価が決まりますので、一読しただけで魅力が伝わる願書を書いたり、ご家庭やお子さまのよさが伝わる面接をしたりしないといけません。受験生の多い難関校や伝統校と呼ばれる学校であればなおさらです。
そこで重要になるのがエピソードです。願書を読む先生が「おっ!」と思える願書や、面接官が「このご家庭と一緒に歩みたい」と思える面接をするためには、そのご家庭にしかないオンリーワンの魅力的なエピソードを交えて文章を作成する必要があります。
【小学校受験】エピソードが必要になる場面は?
小学校受験でエピソードが必要になるのは、次の場面です。
願書
志望動機やご家庭の教育方針、お子さまの長所・短所などを記入する際にエピソードが必要になります。受験する学校に合うように願書を作成する必要があるため、場合によってはエピソードも学校ごとに使い分けなければいけません。
面接
保護者面接や親子面接では、志望動機やご家庭の教育について質問されますので、その時にエピソードを交えて話す必要があります。保護者面接にご両親で参加するなら、ご両親それぞれにエピソードを考えておきましょう。また、親子面接では、お子さまともエピソードを共有しておくことが必要です。
保護者作文
保護者作文とは、与えられたテーマに沿って保護者が書く作文です。例えば、「小学校生活の6年間で、お子さまにどのように成長してほしいですか。」「お子さんが学校でケンカして帰ってきたようで元気がありません。このような時、あなたならどうしますか。」など、家庭のこと、学校のこと、子ども自身のことなどについて作文を書きます。保護者作文では、具体的なエピソードを交えて文章を書く必要があります。
【小学校受験】よいエピソードとは?
エピソードは、ただの思い出では意味がありません。また、事実の列挙でもいけませんし、お子さまの自慢話になるのもよくありません。当然、ご家庭やお子さまをよく見せようと話を誇張してしまうのはNGです。よいエピソードとそうでないエピソードには、明らかな違いがあります。
以下に、よいエピソードを選ぶためのポイントを2つご紹介します。
成長が感じられる
何らかの出来事や行動によってお子様に変化・成長が見られたエピソードは小学校受験の鉄板です。教育方針にも紐づけやすく、親御様の行動やアプローチも自然な流れの中で伝えることができます。
志望校の教育理念に結び付く
学校の教育目標や教育理念に結びつくエピソードを選ぶと、願書・面接の中で様々な質問や内容とも関連させやすくなります。面接であれば、志願理由や子育てについて質問されたときにエピソードを絡めて回答しやすくなります。その他にも、お子様の長所短所のお話や、休日の過ごし方など多くの質問でエピソードの出番があります。。
その他のポイントについては、「オンリーワンエピソードの作り方マニュアル」にて解説しています。こちらのマニュアルには、「小学校受験にはどのようなエピソードが必要か」「エピソードの見つけ方・考えるヒント」など、小学校受験におけるエピソードについて網羅的に解説しています。
また、受験指導をする際に実際に使用している「エピソードシート」というオリジナルの資料を公開しています。「エピソードシート」は、書き込むだけでエピソードを整理することができる優れものです。ぜひこちらのシートをご活用いただき、よりよいエピソードを探していただけたらと思います。
【オンリーワンエピソードの作り方マニュアル】(サンプル)

【小学校受験】エピソードの見つけ方・書き方|まとめ
小学校受験において、よりよいエピソードを見つけることは非常に重要です。よりよいエピソードを持っているだけで、願書・面接・保護者作文がうまくいきやすくなります。「オンリーワンエピソードの作り方マニュアル」をご一読いただき、「エピソードシート」を活用することで、ぜひ受験を有利に進めてください。