青山学院初等部の面接ってどんな感じなの?
どんなテーマが問われるのかも知りたい!
青山学院初等部でいちばん見られるのは、ご両親です。どのようなご両親で、どのような考えを持っているのか。何を大切にして、どんな想いで子育てをしているのか。それが分かれば、おのずとお子さまの姿も見えてきます。
そのため青山学院初等部では、親が中心となる面接と願書が、合格を勝ち取るためのとても重要な要素になります。
大切なのは、以下の3点です。
・答えの正しさより、自分の言葉で話せるかが見られること
・ご家庭の教育方針が、願書と面接で一貫していること
・想定問答を暗記するより、日常の会話を積み重ねること
青山学院初等部の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
青山学院初等部を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【青山学院初等部】面接で問われるテーマ
どのようなテーマが扱われるのかを、お父様・お母様に分けてまとめます。面接では、ご両親のどちらがお話ししてもよいテーマもあります。あらかじめ、どちらが答えるかをご相談されておくと、当日もスムーズに進みます。
お父様に問われるテーマ
- 志望理由
- 青山学院初等部を知ったきっかけ
- ご出身校
- お仕事の内容
- お子さまと過ごす時間
- お子さまの食事のマナーや好き嫌い
- 宗教教育への考え方
- 教会との関わり
それぞれ、どのように尋ねられるのかを見ておきましょう。志望理由は、数ある学校の中でなぜ本校なのかを一つに絞って説明する形で問われます。学校を知ったきっかけについては、いつ、何をきっかけに関心を持つようになったのかという経緯を尋ねられます。以前は、実際に学校へ足を運んだ回数を確かめる問いもよく出ていました。
ご出身校やお仕事は、経歴を述べるだけでは終わりません。お仕事の内容を短く説明したうえで、そこで大切にしている姿勢が子育てにどうつながっているかまで話せるようにしておきましょう。お子さまと過ごす時間については、平日と休日でどれくらいの時間があり、その時間に何をしているのかを具体的に問われます。
食事にまつわる話題も扱われます。お子さまの食事のマナーや好き嫌いで気になっていることがあるかどうかを尋ねられますので、気がかりな点と、ご家庭で続けている工夫をひと組にして答えられるようにしておいてください。宗教教育については、キリスト教にもとづく教育をどう受け止めているかを問われ、教会に通っているかどうか、通っているならどのような経緯で通うようになったのかまで重ねて聞かれることがあります。
お父様は面接前に、お仕事のこと、お子さまとの関わりのこと、そして宗教教育に関する考えをまとめておきましょう。
とくに宗教教育については、キリスト教の学校のご出身でないご両親の場合、最初はなじみにくいところもあるでしょう。ただ、教会は決して敷居が高いところではありませんので、近くの教会にぜひ足を運んでみてください。
青山学院初等部への入学後は、日曜礼拝に行くことが推奨され、その出席状況の確認もあります。入学を想定して、幼稚園の早いうちから気楽な気持ちでお子さまと教会に出かけてみましょう。
宗教教育のテーマで大切なのは、信仰の深さを語ることではありません。この学校の土台にキリスト教の教えがあることを理解したうえで志望している、という姿勢が伝われば十分です。
お母様に問われるテーマ
- ご家庭の教育方針
- ご出身校
- お仕事の内容と、お子さまとの時間の作り方
- ふだんのしつけ
- お子さまの習い事
- お子さまの健康状態
- 子育てで困った場面
- お子さまの苦手なことと、その克服のための働きかけ
- ボランティア活動
お母様に向けられる問いも、暮らしの具体に降りてきます。ご家庭の教育方針は、方針そのものを短く述べたうえで、日々どう実践しているかまで説明する形で問われます。ふだんのしつけについては、どのようなことを心がけて接しているのかを尋ねられます。
お仕事をお持ちの場合は、お仕事の内容に加えて、送り迎えをどうするのかという通学面まで確かめられます。習い事は、何をしているかだけでなく、その習い事を通してお子さまがどう変わったかを説明する流れになります。健康状態については、日ごろの様子や、配慮が必要なことがあるかどうかを問われます。
子育てをしてきた中で困った場面があったかどうか、お子さまの苦手なことは何で、それを乗り越えるためにご家庭で何をしているのか、という問いも出ています。うまくいかなかった話を避ける必要はありません。ボランティア活動については、これまでどのような関わりを持ってきたかを尋ねられます。
お母様に向けられる話題は、ふだんからお子さまと接している時間が長いことを前提に、健康・しつけ・習い事・困ったことなど、日常生活に関わるものが多くなります。
内容の説明だけで終わらせず、聞き手にご家庭の様子が伝わるひと続きの話になっているのが理想です。
たとえば習い事について語るなら、次のような形です。「心身の健康を考えて週2回水泳に通っています。初めは背泳ぎで足が沈んでしまい、とても苦戦していましたが、休みの日に家族で市民プールに通い、レッスン以外の練習時間をつくるうちに、足が沈まないためには腕をしっかり伸ばして回すのがいい、という本人なりのコツをつかみ、今では100メートル泳げるようになりました。努力が報われた喜びから達成感を得て、今はクロール100メートルを目指して精進しています。またプールを通じて、同じ幼稚園以外のお友達ができ、技術の向上だけでなく、他者との関わり方も学べていると感じています。」
このように、ご家庭が見えるお話が望ましいです。
ボランティアについても、宗教と同じように敷居が高いイメージがありますが、幼稚園生でも関われる手軽なものがあります。役所や公民館には地域のボランティア活動の掲示がありますし、お小遣いやお年玉の一部、あるいはおやつを買う代わりにその金額を寄付することもできます。
開発途上国向けに、日本の絵本を現地の言葉に翻訳したシールを貼って届ける運動など、面白い取り組みもありますので、お子さまの興味があるものに参加してみてください。
お子さまの面接はありません
お子さまの面接はありません。面接は、お子さまの試験とは別の日に、ご両親だけでおこなわれます。
ですが、お子さまの試験そのものに面接の要素が盛り込まれているのが青山学院初等部の特徴です。
お子さまの試験は2日間にわたり、4時間前後の時間をかけて、じっくり見られます。
面接はありませんが、面接での評価対象となるような、礼儀正しさや正直さ、自立といった姿は、長丁場の試験のなかで十分に見ることができます。お子さまの試験がそのまま面接だとお考えください。
【青山学院初等部】実際に聞かれている面接の話題(2016〜2025年度入試)
上のテーマに加えて、受験されたご家庭の話から、ここ10年(2016〜2025年度入試。年度は入学年度)で実際に話題になったことを補っておきます。面接は自己紹介から始まり、ご両親それぞれの出身地・出身校と仕事の内容は毎年です。そこから先は、事前に提出した面接資料に書いた内容を具体的に掘り下げる形で進みます。
お父様には「なぜ」を一段深く
志望理由は、数ある私立の中でなぜこの学校か、なぜキリスト教の学校か、なぜ一貫校か、と理由を一段深く問われます。学校説明会やファミリーフェア、オープンスクール、ホームページの印象、在校生の様子をどう見たか、説明会で評価した点も定番です。キリスト教については、教会に通い始めた時期ときっかけ、日曜礼拝に通うようになった経緯、ご自身が幼少期に教会に通った経験、仕事の役に立っている聖書の教え(2018年度)まで尋ねられています。お子さまについては、お父様から見た様子や苦手なこと、園の送迎は誰がいつしているか、食事は一緒にとるかが聞かれ、最近では優先順位や時間の使い方をどう伝えているか、自己主張が強いときにどう接するか(2025年度)といった具体的な場面の質問も出ています。上のお子さまと違う学校を志望する理由、きょうだいを私学に入れる理由、他校の併願(2016〜2018年度)を聞かれることもあります。
お母様には働き方と日常の具体を
この学校では働くお母様への質問がはっきりしています。仕事の忙しさとお子さまとの時間、1・2年生は下校が早いが送迎できるか、入学後1か月ほどの送迎ができるか、行事に参加できるか、園からの急な呼び出しにどう対応するか、長期休暇はどうするか、仕事中はどなたがお子さまを見ているか、と続き、夫婦の役割分担も近年よく聞かれます。お子さまの様子は、園を選んだ理由と園での様子、帰宅後から夕食までの過ごし方、就寝時刻、今興味を持っていること、成長を感じること、直してほしいところ、好きな本、オープンスクールやフェアで一番楽しんでいたことと幅広く、答えたことに理由や具体例を重ねて聞かれます。キリスト教については、教会に通う頻度、お子さまが教会について何と言っているか、ご自身が受けたキリスト教教育で印象に残っていること、教えを育児にどう生かしているかが尋ねられ、日曜日は家族で教会に通ってほしいという学校の考えを示した上で通えるかどうかを確かめられる形も2016〜2018年度にありました。卒業生のお母様には青山学院で学んで一番よかったことが、考査後の面接では考査がどうだったか、お子さまが何と言っていたかが話題になることもあります。
軸は3つ
質問の幅は広いのですが、軸は3つです。なぜこの学校でキリスト教教育を受けさせたいのか、共働きでも学校生活を支えられるのか、お子さまの今の姿を具体的に語れるか。面接資料にこの3つが自然に入るように書き、そこから広がる質問をご夫婦で想定しておくと、短い時間でも落ち着いて答えられます。
【青山学院初等部】面接の雰囲気は?
面接官は校長先生を含む4名の先生です。必ず校長先生がいらっしゃること、そして先生の人数の多さからも、面接の重要度の高さがうかがえます。
面接というピリッとした感じではなく、和やかな雰囲気でおこなわれます。5分から15分と時間は短いものの、次々と話題が移っていきます。
面接場所はこじんまりとしたお部屋で、ご両親はソファーに座ります。少しリラックスした雰囲気もありますが、これは合否の鍵を握る大事な面接です。出身者の受験も多い学校ですので、リラックスしすぎることなく、しっかりと想いを伝えましょう。
当日の流れと服装
受付を済ませたあと、控室で順番を待ちます。待ち時間は日によって変わりますので、時間に余裕を持って向かってください。はじめての道は思ったより時間がかかりますので、20分前の到着を目安にしておくと安心です。
呼ばれたら入室し、あいさつをして、すすめられてから着席します。ソファーに座る形ですので、浅めに腰かけ、背筋を伸ばした姿勢を保つと落ち着いて見えます。ご自身が話していないときも、うなずきながら聞く姿勢を忘れないでください。
服装は、お父様は濃紺やグレーのスーツ、お母様は紺やグレーの落ち着いたスーツやワンピースが一般的です。派手なアクセサリーや強い香りは避けましょう。服装で合否が決まることはありませんが、清潔感と落ち着きは、話す前から伝わる要素です。
【青山学院初等部】面接の順番と日程は?
面接の順番は受験番号順です。男子からスタートして、女子へと移ります。学校から指定された日時に、ご両親だけで出席します。
面接は10月中旬から始まり、お子さまの考査が終わるころまでにおこなわれます。
公式サイトによると、2027年度入学試験の出願は、ネット出願が2026年9月2日(水)10:00から10月3日(土)16:00まで、郵送出願が2026年10月1日(木)から3日(土)まで(消印有効)と示されています。
面接日・考査日・合格発表の日程は年度によって変わりますので、最新は募集要項・公式サイトでご確認ください。
【青山学院初等部】面接時間は?面接が5分で終了は失敗?
面接は、事前に提出した面接資料に沿って進みます。
青山学院初等部では「願書を制するものが面接を制する」と言われるほど、願書が大切です。
学校の方針とご家庭の教育方針が重なっていること、そして青山学院初等部を強く志望しているという熱意。これがいちばん重要な要素になります。
青山学院初等部では面接で失敗する人が多い、とよく聞きますが、願書の内容が学校案内を写しただけの薄いものだと熱意が伝わらず、面接もあっさりと終わってしまうことが多いようです。
学校は多くのご家庭の面接をおこないます。本気で入学を希望しているご家庭か、併願校として受けに来ているご家庭かは、すぐに伝わってしまいます。共通点のない初対面の人との話は弾みませんが、相手を知ればそれだけ話題も増え、話が弾みます。面接も同じです。
学校を訪れた回数が話題になることもあります。学校としては、それを通じて志望度の高さを見ています。訪問の機会が限られる年もありますが、説明会やオープンスクールなど、参加できる機会を見つける努力は続けたいところです。
5分で終わるのは失敗?
どんなに面接が盛り上がっても、学校とご家庭のカラーが合わなければご縁はありません。まずはしっかりと学校研究をするのが大前提です。
そのうえで、せっかく時間をかけて願書や面接の準備をしてきたのに、面接が5分で終わってしまっては残念です。
5分で終わらないための鍵を握るのが、願書です。
文字数が限られる願書では抽象的な表現にとどめて、面接で詳しく話そう、という考え方はおすすめしません。願書は面接のための大切な資料であり、ご家庭の教育と青山学院初等部への志望度の高さが分かる項目が用意されています。願書で学校側に興味を持ってもらえれば、面接でもお伝えする時間を十分にいただける、とお考えください。
【青山学院初等部】答えの組み立て方
短い面接で伝えきるには、答えの型を決めておくのがいちばん確実です。
一つ目の型は「結論→具体的な場面→これから」です。言いたいことを一文で置き、実際にあった出来事を一つだけ添え、これからどうしていきたいかで結びます。先ほどの習い事のお話も、この型に沿っています。
二つ目の型は「学校の特色→わが家の願い→重なる一点」です。志望理由や宗教教育への考え方を語るときに向いています。学校の言葉をなぞるだけで終わらず、ご家庭の願いと重なる場所まで進めるのが要点です。
三つ目の型は「課題→はたらきかけ→今の変化」です。お子さまの苦手なことや、子育てで困った場面を語るときに使います。困りごとを打ち明けたうえで、ご家庭でどう向き合っているかまで話せると、誠実さが伝わります。
そして、お父様とお母様で答えがそろっているかは必ず見られます。教育方針、休日の過ごし方、お子さまの好きなもの。この3つは、面接前にご夫婦で必ず口に出してすり合わせておいてください。
【青山学院初等部】面接で失敗しないために!
学校研究。これに尽きます。青山学院初等部には、キリスト教の教えをもとに考えられた「5つのお約束」というものがあります。
しんせつにします
しょうじきにします
れいぎただしくします
よくかんがえてします
じぶんのことはじぶんでします
この5つのお約束を、早いうちからそのままご家庭の教育に取り入れましょう。親が実践することで、お子さまにもその考えが浸透していきます。お子さまに浸透すれば、5つのお約束に関連する場面も増えていき、面接での受け答えも自然と学校のカラーに合うものになっていくはずです。
面接の準備は、想定問答を覚えることではなく、この5つを家庭の暮らしのなかで確かめることだとお考えください。そうして積み重ねた日々は、短い面接でも必ず言葉ににじみます。
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青山学院初等部の面接のポイント
青山学院初等部の面接対策は、家庭の考えを自分の言葉で伝える準備が要になります。想定問答の作成はオーダーメイド面接回答集作成付きオンライン面接レッスン、面接の軸となる願書はオーダーメイド願書作成代行で承ります。
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