東京いずみ幼稚園に受かる子の特徴|適時教育の考え方から見た家庭の準備
「受かる子」という言葉を使っていますが、私がお伝えしたいのは、合格のための技術ではありません。東京いずみ幼稚園が公式サイトで示している理念と教育目標から、園が大切にしている子どもの姿を読み取り、家庭でできる準備を考えていきます。
この記事では、園の公式サイトで確認できたことと、幼稚園受験の元面接官としての私の考えを、分けてお伝えします。内容は2026年10月時点で公式サイトを確認したものです。最新の情報は、必ず公式サイトと募集要項でご確認ください。
公式サイトから読み取れる園の考え方
公式サイトによると、教育の理念は「幼児期に適切な教育を与え 優れた人格を育む」です。「三つ子の魂百まで」のことわざのとおり、幼児期の教育がその後の人格形成に大きな影響を与えると考え、発達段階に合わせた「適時教育」で人としての基礎作りをすることが建学の精神とされています。
教育目標は「音感、体育、言語」の教育体験を通して非認知能力を身につけることで、7つの姿が掲げられています。
| 教育目標 | 園の活動との関係(私の整理) |
|---|---|
| 健康な身体 | 体操・四股・水泳・体育指導 |
| 素直な心 | 立腰瞑想、朝礼での話を聞く |
| 豊かな感性 | ミュージックステップ、製作 |
| 優れた知力 | 石井式国語教育、漢字、時計読み、百珠そろばん |
| 温かい友情 | 集団生活、協働体験 |
| 揺るぎない自立 | 自分で着替える、リーダーとして皆の前で話す |
| 創造的な協働 | 合唱・合奏、行事の全体練習 |
表の右側は、公式サイトの活動内容をもとに私が整理したものです。
特徴1:毎日の繰り返しを楽しめる
公式サイトには、ミュージックステップの活動を「毎日繰り返し行い」、「真似ることや繰り返すことを好む幼児の特性を理解・活用する」と書かれています。ここからは私の考えです。この園では、同じ活動を毎日積み重ねることで力をつけていきます。家庭でも、毎朝同じ時間に起きる、食事の前に手を洗う、寝る前に絵本を1冊読むといった小さな繰り返しを、楽しみながら続けられる子に育てておくと、園の活動に無理なく入っていけます。
公式サイトの1日の流れを見ると、朝礼、手洗い・うがい、立腰瞑想、朝の歌と、毎日同じ順番で活動が進みます。「次は何をするか」がわかる安心感のなかで、子どもは力を伸ばしていきます。
特徴2:姿勢よく人の話を聞ける
1日の流れには、立腰瞑想で姿勢を正して心を落ち着ける時間や、毎週月曜に園長の話を聞く全体朝礼があります。ここからは私の考えです。長い時間じっと座る訓練をする必要はありません。絵本を読むときは向かい合って座る、食事中は背筋を伸ばす、人が話しているときは目を見る。こうした短い場面を毎日積み重ねることが、園での「聞く力」につながります。
特徴3:集団の中で自分の役割を果たそうとする
朝の活動では、リーダーが皆の前でリーダー紹介をし、行事の練習では「友達が大勢集まっても、皆集中して練習が行える」と書かれています。教育方針にも「印象に残る盛大な行事」が掲げられています。ここからは私の考えです。家庭でも、食事の前にお箸を並べる、脱いだ靴をそろえるといった小さな役割を任せてみてください。「自分がやる」という経験が、集団の中で役割を果たす力の土台になります。
特徴4:言葉と音に親しんでいる
園では石井式国語教育や漢字、諺・俳句・四字熟語のフラッシュカード、音感教育のミュージックステップが毎日行われています。ここからは私の考えです。入園前から漢字や音符を覚えさせる必要はありません。大切なのは、言葉や音を「楽しいもの」として受け止めていることです。家庭で絵本をたくさん読む、童謡を一緒に歌う、散歩の途中で見つけたものの名前を言い合う。こうした体験が、園の活動を楽しむ力になります。
園では1月に歌留多大会と漢字かるた大会『いずみ杯』が行われています。家庭でかるた遊びを取り入れると、文字や言葉に自然と親しめます。
特徴5:自分のことを自分でしようとする
教育目標には「揺るぎない自立」があり、園では登園後にスモックに着替え、水泳では水着に着替えます。ここからは私の考えです。着替え、靴の脱ぎ履き、トイレ、荷物の片付けを、時間がかかっても自分でやらせてみてください。親が手を出さずに待つことが、子どもの「できた」を増やします。
預かり保育の時間には、外遊びや塗り絵、ブロック、折り紙、歌留多などで過ごすと書かれています。自分で遊びを選び、片付けまでできる子は、預かり保育の時間も楽しく過ごせます。
保護者に求められること
ここからは私の考えです。東京いずみ幼稚園は、教育内容がはっきりしていて、目に見える成果を重視する園です。公式サイトにも「目に見える形での成果を重視し、日々の教育を結実させます」と書かれています。保護者には、この方針を理解し、家庭でも園の活動を支える姿勢が求められると私は考えます。園見学で実際の活動を見て、「この園で育ててもらいたい」と心から思えるかどうかを確かめてください。見学の日程は東京いずみ幼稚園の園見学・公開保育にまとめています。
公式サイトの教育方針には「幼児の発達に応じた教育」「教育効果を高める指導システム」「印象に残る盛大な行事」の3つが掲げられています。行事が多い園なので、参観や発表会に家族で足を運ぶ時間を確保できるかどうかも、入園前に考えておきたい点です。
未就園児教室という選択
公式サイトには、1歳児親子教室「ひよこクラブ」と2歳児親子教室「キンダークラブ」があり、在籍者には優先入園枠があると書かれています。キンダークラブの紹介には、幼稚園入園前に集団による体験をし、最終的には保護者と離れて過ごせること、つまり自立を目指すとあります。
ここからは私の考えです。未就園児教室は、園の方針に早くから触れられる場です。通うかどうかは家庭の事情によりますが、園の考え方に共感できるなら、入園前の準備として有効な選択肢になります。
面接の準備との関係
面接・選考があることは公式に書かれていますが、内容は公表されていません。ここからは私の考えです。この記事で挙げた5つの特徴は、面接のためだけでなく、入園後の園生活をわが子が楽しむための準備でもあります。面接に向けた心構えは東京いずみ幼稚園の面接・選考で詳しくお伝えしています。
元面接官が書いた 願書・面接ガイド(PDF)
まとめ
東京いずみ幼稚園は「幼児期に適切な教育を与え 優れた人格を育む」という理念のもと、音感・体育・言語の教育で非認知能力を育てる園です。毎日の繰り返しを楽しめること、姿勢よく聞けること、集団で役割を果たそうとすること、言葉と音に親しんでいること、自分のことを自分でしようとすることが、園の活動につながる姿だと私は考えます。
特別な訓練ではなく、毎日の生活の中で積み重ねていきましょう。全体像は東京いずみ幼稚園の受験ガイド総まとめでご確認ください。
「わが家の育て方が園の方針に合っているか確かめたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
出典:東京いずみ幼稚園 公式サイト(2026年10月確認)
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