ママ
ママ
神戸の関西国際学園が気になっています。幼稚園部から初等部まであるそうですが、日本の小学校の受験も考えています。どう考えればよいでしょうか。
うみ塾長
うみ塾長
関西国際学園の神戸校は、乳幼児部から中高等部まで同じ場所にある学校です。公式サイトには、幼稚園部から日本の小学校へ進む子もいると書かれています。まず、どちらの道を軸にするかを決めることが大切です。

関西国際学園(さくらインターナショナルスクール)は、大阪に本社がある株式会社関西国際学園が運営する、日英バイリンガルのインターナショナルスクールです。神戸校には乳幼児部・幼稚園部、初等部、中高等部があります。

この記事では、まず公式サイトで確認できたことをお伝えし、そのあとで元面接官としての私の考えをお話しします。内容は2026年10月に確認したものです。最新は公式サイトでご確認ください。

園選びや受験準備に不安がある方へ

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、ご家庭の状況をうかがいながら、園選びと準備の進め方を一緒に整理します。

▶ 個別相談の詳細を見る

どんな学校か

兵庫県内の校舎

公式サイトのキャンパス一覧で確かめた、兵庫県内の乳幼児部・幼稚園部の校舎です。

校舎 所在地
関西国際学園 神戸校 神戸市灘区新在家南町(阪神 大石駅 徒歩10分/新在家駅 徒歩12分)
芦屋校 兵庫県西宮市堀切町(名前は芦屋校ですが、所在地は西宮市です)
明石校 明石市山下町
姫路校 姫路市神子岡前

初等部と中高等部があるのは神戸校です。芦屋校・明石校・姫路校は乳幼児部・幼稚園部の校舎として載っています。

対象の年齢

  • 親子クラス:妊娠中から2歳まで(ベビークラス・トドラークラス)
  • 乳幼児部(お預かり):歩ける1歳児のテディベアクラスと、2歳児のマーメイドクラス
  • 幼稚園部:年少(K1)・年中(K2)・年長(K3)。週5日、8時から18時で、授業は9時から14時30分と書かれています

幼稚園部の1クラスは20名ほどで、外国人の先生と日本人の先生の2人の担任制です。公式サイトでは認可外保育施設と説明されています。無償化の扱いは、園とお住まいの自治体にご確認ください。

国際バカロレア(IB)について

公式サイトによると、神戸の初等部は2015年4月にIBのPYP認定校になり、中高等部は2020年1月にDP、2023年5月にMYPの認定校になりました。幼稚園部のカリキュラムは、英国の幼児教育の枠組み(EYFS)とIBのPYPの枠組みを使って組み立てている、と書かれています。幼稚園部そのものの認定については、私が読んだかぎりでは明記を確かめられませんでした。

日本語の扱い

私が受験を考えるご家庭にいちばん見ていただきたいのは、ここです。公式サイトには、3歳の幼稚園部から日本語科のクラスが始まると書かれています。

  • 幼稚園部の日本語の授業は毎日45分
  • 週3回は小学1年生の国語と算数の先取り、週2回は探究学習を日本語で行う
  • ひらがな・カタカナ・簡単な漢字の読み書き、絵日記、手紙、童謡や季節の行事
  • 算数は英語と日本語の両方で同じ内容を学ぶ

幼稚園部から1日20分ほどの宿題が始まる、とも書かれています。机に向かう習慣という点では、日本の小学校受験の準備とも重なる部分があると私は考えています。

受験対策クラスと進学

学園の沿革には「2010年4月 受験対策クラス開講」とあります。ただ、神戸校の現在の受験対策クラスの中身(対象の学年、曜日、日本語で行うか)は、私が読んだページでは確かめられませんでした。説明会でお尋ねください。

よくある質問には、幼稚園部からは学園の初等部のほか、公立・私立の小学校や他のインターナショナルスクールに進んでいること、進路面談で進学先の相談に応じていることが書かれています。進学実績は公式サイトに掲載されています。

初等部へ進む場合

初等部の入学案内には、6月に進学説明会があり、出願のあと試験と合格発表があると書かれています。外部から入る場合は内申書が必要です。また、学園は一条校ではないため、義務教育の免除を教育委員会から受ける必要があるとも書かれています。初等部へ進むか、日本の小学校へ進むかで、準備はまったく変わります。

入園までの流れ

  1. 来園の予約。ホームページか電話で申し込みます。
  2. 見学・体験会。スクールマネージャーが日本語でコースを説明し、相談に応じます。見学は平日で、所要時間は90〜120分と書かれています。
  3. 願書の提出。願書は説明会・見学会で渡されます。
  4. 面接。健康状態、入園の時期、家庭でのサポートなどを聞かれます。幼稚園部に途中から入る場合は、英語・日本語・行動観察のテストがあると書かれています。
  5. 入園の手続きと入園。

新年度は4月からで、空きがあれば年度の途中でも入れます。乳幼児部・幼稚園部はスクールバスがありません。費用は資料でご確認ください。

受験を考えるご家庭が先に決めておくこと

ここからは私の考えです。関西国際学園がこうだ、というお話ではありません。

初等部か、日本の小学校か

プリスクールの経験は、英語に力を入れている小学校には志望理由がつながりやすいです。一方、そうではない小学校を志望するなら、「なぜバイリンガルの園に通っていたのに本校なのですか」と聞かれたときに、ご夫婦で答えられる必要があります。初等部へ進む可能性も含めて、どちらを軸にするかを年中のうちに決めてください。

集団での動きを確かめる

並ぶ、座る、待つ、指示を聞いてから動く。行動観察で見られる動きを、園でどのくらい経験できるかを見学で確かめ、足りないところは家庭で補います。

平日の夕方と週末の時間

18時まで預けると、平日の家庭の時間は短くなります。時間を先に書き出してください。考え方はプリスクールに通いながら受験はできる?にまとめています。

見学・説明会で聞く質問

  • 受験対策クラスは今も開いていますか。対象の学年と曜日、日本語で行うかを教えてください
  • 日本の小学校を受験するご家庭に、園としてどんな相談の場がありますか
  • 幼稚園部から初等部へ進むときの選考は、外部のお子さまと同じですか
  • 年長の秋、考査の日に園を休むことはできますか

ご家庭でできること3つ

  1. 進路の軸を決める。初等部か日本の小学校かを、ご夫婦で話し合います。
  2. 日本語で話す時間をつくる。園での出来事を、日本語で順を追って話す練習を毎日します。
  3. 小学校の説明会にも行く。園の見学と同じ時期に、志望する小学校の説明会にも足を運びます。

兵庫県内のほかの園は兵庫・神戸・西宮のインターナショナルプリスクールの選び方に、プリスクールから受験幼稚園への考え方はプリスクールから受験幼稚園へにまとめています。

プリスクールから受験を考えるご家庭へ

「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。

▶ 幼稚園受験の個別相談 ▶ 小学校受験の個別相談

まとめ

関西国際学園は、神戸校に乳幼児部から中高等部までがあり、兵庫県内には芦屋校(西宮市)、明石校、姫路校もあります。初等部と中高等部はIBの認定校で、幼稚園部には毎日45分の日本語の授業があることが公式サイトで確認できました。受験対策クラスの現在の中身は説明会でご確認ください。

受験を考えるご家庭は、進路の軸、集団での動き、家庭で使える時間の3つを先に決めておくことが大切だと私は考えています。最新は公式サイトでご確認ください。

「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。