【アオバジャパン・バイリンガルプリスクール】特徴と受験家庭の準備
アオバジャパン・バイリンガルプリスクール(Aoba-Japan Bilingual Preschool、以下A-JB)は、東京都内に6つのキャンパスがある、日本語と英語のバイリンガルの園です。「探究型の園に通わせたいけれど、小学校受験も考えている」というご家庭から、ご相談をいただくことがあります。
この記事では、まず公式サイトで確認できたことをお伝えし、そのあとで、元面接官としての私の考えをお話しします。事実と私の考えは、分けて書いています。内容は2026年10月に確認したものです。最新は公式サイトでご確認ください。
アオバジャパン・バイリンガルプリスクールとは
公式サイトによると、運営は株式会社アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズです。施設の種類は、1歳児から5歳児を対象とする認可外保育施設と書かれています。無償化の対象になるかどうかは、園とお住まいの自治体にご確認ください。
キャンパス(公式の各キャンパスページより)
- 晴海キャンパス(中央区晴海):1〜5歳児
- 早稲田キャンパス(新宿区高田馬場):1〜5歳児
- 三鷹キャンパス(三鷹市下連雀):1〜5歳児
- 中野キャンパス(中野区南台):2〜5歳児
- 下目黒キャンパス(目黒区下目黒):2〜5歳児
- 用賀キャンパス(世田谷区上用賀):1〜5歳児
中野キャンパスのページには、2027年4月1日からアオバグループのインターナショナルスクールへ移行する、というお知らせが出ていました。中野を検討している方は、必ず説明会で最新の内容をお確かめください。
国際バカロレア(IB)について
公式サイトでは、国際バカロレア認定校グループの園と紹介されています。各キャンパスのページには、初等教育プログラム(PYP)の認定校であるという表示がありました。晴海キャンパスのページには、PYPはK3(3歳児)のクラスから始まると書かれています。認定の状況は変わることがありますので、希望のキャンパスのページでご確認ください。
1日の過ごし方と言葉の扱い
基本の保育時間は、キャンパスによって違います。午後2時半や3時に終わるキャンパスもあれば、午後4時から5時ごろまでのキャンパスもあり、それぞれに延長保育があります。同じ園の名前でも、家庭で使える時間が変わりますので、希望のキャンパスのページで時刻を確かめてください。
英語と日本語
公式サイトのバイリンガル教育のページによると、1〜2歳児のクラスは日本語と英語がおよそ半分ずつ、3歳児のクラスからは英語の割合を6割以上に上げていきます。英語を教科として切り離すのではなく、園の生活全体の中で身につけていく考え方です。あわせて、正しい日本語と日本の文化・風習を土台として大切にすることも書かれています。
入園までの流れ
公式サイトの入学案内に書かれている流れは、次のとおりです。
- 学校説明会に参加する(出願の前に参加が必要と書かれています。予約はキャンパスごと)
- 願書を出す
- 一次選考(書類)
- 二次選考(面接。1組あたり20〜30分ほどの予定と書かれています)
- 合否の通知(募集の枠を超えた場合は補欠になることがあります)
- 入学手続き、入学前のオリエンテーション
学年はK1(1歳児)からK5(5歳児)までです。「よくある質問」には、K3までの入園では英語の力を問わないこと、K4以降は個別に相談になることが書かれています。面接で何を見るかは公式サイトでは確認できませんでしたので、説明会でご確認ください。費用も公式の資料でお確かめください。
アオバジャパン・インターナショナルスクールとの関係
A-JBは、アオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)のグループ校です。公式サイトには、グループとして1歳児から大学進学の年齢まで、IBの一貫した教育を受けられると書かれています。
「よくある質問」には、A-JISへの優先入学の制度があること、K3からK5の間に2年以上在籍していることなどの条件があることが載っています。条件の細かい部分と選考の方法は、年度によって変わることがありますので、説明会でご確認ください。
また、インターナショナルスクールへの進学を希望するお子さん向けに、基本の保育時間を英語だけで過ごす「アオバブリッジプログラム」があり、中野キャンパスだけで行われていると書かれています。中野キャンパスは2027年4月に移行する予定ですので、2027年度以降の扱いは説明会でご確認ください。
卒園後の進路については、日本の私立小学校、国公立の小学校、インターナショナルスクールに分かれる、と公式の「よくある質問」に書かれています。小学校受験の対策クラスについての記載は、公式サイトでは確認できませんでした。
受験を考えるご家庭が先に決めておくこと
ここからは、元面接官としての私の考えです。A-JBに限らず、英語で過ごす園に通うご家庭に、広くお伝えしていることです。
1. 小学校の方向
インターナショナルスクールへ進むのか、日本の小学校を受験するのか。ここが決まらないと、準備の中身が決まりません。日本の小学校を受けるなら、英語に力を入れている学校には、プリスクールでの経験が志望理由につながりやすいと私は考えています。そうではない学校には、「なぜバイリンガルの園に通っていたのに本校なのですか」という問いに答えられる必要があります。
2. 園で経験できる集団での動き
小学校受験では、並ぶ、座る、待つ、指示を聞いて動く、といった力が見られます。探究型の園では、子どもが自分で考えて動く時間が多くなります。それは良い経験です。そのうえで、先生の指示を聞いて全員で動く場面がどのくらいあるかを、見学で確かめてください。足りないと感じたら、ご家庭で補います。
3. 家庭で使える時間
受験の準備の中心はご家庭です。降園が遅いキャンパスでは、平日に家庭で使える時間が短くなります。平日の夕方と週末の時間を、先に紙に書き出してください。くわしくはプリスクールに通いながら受験はできる?にまとめています。
見学・説明会で聞く質問
- このキャンパスから、日本の小学校を受験するご家庭はどのくらいいますか
- 先生の指示を聞いて全員で動く場面は、1日のどこにありますか
- 日本語で過ごす時間は、学年ごとにどのくらいですか
- A-JISへの優先入学の条件と、選考の方法を教えてください
- 二次選考の面接は、親子で受けますか。何を見ますか
ご家庭でできること3つ
- ご夫婦で、小学校の方向を話し合う。インターナショナルスクールか、日本の小学校か。今の考えを言葉にしておきます。
- 希望のキャンパスの説明会に出る。保育時間も対象の年齢もキャンパスで違いますので、通うキャンパスそのものを確かめます。
- 家庭で日本語の時間をつくる。絵本の読み聞かせと、その日のできごとを日本語で話す時間を、毎日少しずつ続けます。
あわせて読みたい:お受験幼稚園とインターナショナルプリスクールを元面接官が比較/プリスクールから受験幼稚園へ進むときの準備/東京のインターナショナルプリスクールの選び方/ローラスのプリスクール・キンダーの特徴
プリスクールから受験を考えるご家庭へ
「なぜプリスクールから本園なのか」を、願書と面接でどう伝えるか。並ぶ・座る・待つといった集団での動きを、家庭でどう補うか。長い保育時間の中で、準備の時間をどう作るか。幼稚園受験の元面接官・うみ塾長が、ご家庭ごとに一緒に整理します。
まとめ
A-JBは、東京都内に6つのキャンパスがある、日本語と英語のバイリンガルの園です。運営会社、対象の年齢、PYP認定校の表示、言葉の割合、入園の流れが、公式サイトで確認できました。A-JISへの優先入学の制度も公式に書かれていますが、条件の細かい部分は説明会でご確認ください。
受験を考えるご家庭は、入園の前に、小学校の方向、園で経験できる集団での動き、家庭で使える時間の3つを決めておくことが大切だと私は考えています。最新は公式サイトでご確認ください。
「わが家に合った園選びと準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。
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