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城星学園幼稚園の願書、志望理由には何を書けばいいの?
うみ塾長
うみ塾長
見学会で感じたことと、園の「個性を活かす」「心を育てる」保育を、わが家の考えと重ねて書くのがコツです。願書は面接でも質問されるので、夫婦で内容を共有しておきましょう。

城星学園幼稚園は、大阪市中央区にあるカトリック系の幼稚園です。系列に共学の城星学園小学校、女子校のヴェリタス城星学園中・高等学校があり、創立者である聖ヨハネ・ボスコの教育理念に基づく全人間教育を目標としています。城星学園小学校への内部進学制度があることから人気が高く、倍率は約2倍以上とされています。

この記事では、園の紹介や面接の詳しい内容は別の記事に譲り、願書の書き方に絞って整理します。願書にはどんな項目があるのか、とくに悩みやすい志望理由では何を伝えればよいのか、願書と面接はどうつながるのかを順に見ていきましょう。面接で聞かれる内容については、【城星学園幼稚園】面接で質問される内容をプロが解説もあわせてご覧ください。

城星学園幼稚園の願書の流れと記入項目

願書提出までの流れ

城星学園幼稚園の願書は、例年、募集の時期に配布されます。配布期間はおよそ1か月あり、期間中に指定のホームページから「願書提出番号」を取得します。その後、願書を直接提出し、面接日の用紙を受け取る流れです。

配布や提出の時期、手続きの細かな点は年度によって変わることがあります。最新の情報は必ず募集要項でご確認ください。余裕をもって受け取り、書く時間を確保することをおすすめします。

記入する項目

例年の願書では、志願者と保護者の氏名、住所、家族構成、送迎に関する情報のほか、「志望理由」を記入する項目があります。

項目 書くときの意識
氏名・住所 読みやすい文字で、正確に記入する
家族構成 面接でも話題になりうるため、実際の家庭の姿と食い違いがないようにする
送迎に関する情報 通園の方法を具体的に確認しておく
志望理由 園の方針とわが家の考えが重なる点を、自分たちの言葉で伝える

手書きで読みやすく書く

願書は手書きでの記入です。毎年多くの願書に目を通す先生方が「読みやすい」と感じられるよう、文字の大きさや文章の長さを意識しましょう。内容が良くても、読みにくい願書では伝わりにくくなってしまいます。下書きを作り、家族以外の人に読んでもらうのも一つの方法です。

志望理由は「見て、感じたこと」から書く

願書で最も悩みやすいのが志望理由です。城星学園幼稚園では、親子面接でも願書に書いた志望理由について、あらためて質問された例があります。ご家族でよく話し合い、面接につながる内容を考えておきましょう。

見学会で園の雰囲気に触れる

志望理由を考えるうえで一番大切なのは、園の雰囲気や先生方の関わり方を、実際に自分の目で見ることです。城星学園幼稚園では、年に数回、見学会が開かれています。お子さんを連れて一緒に遊べる機会が多いため、集団遊びに慣れる意味でも、ぜひ参加してください。

志望理由には、見学などで感じたことや、感銘を受けた先生方の言葉を踏まえて書きます。「教育方針に共感しました」という一文だけでは、どの園にも当てはまってしまいます。「見学会で先生がお子さんにこのように声をかけていた姿が印象に残った」というように、体験にもとづいて書くと、その園ならではの志望理由になります。ただし、実際に見聞きしていないことを書くのは避け、ご家庭の体験をそのまま言葉にしましょう。

「個性を活かす」「心を育てる」保育に重ねる

城星学園幼稚園は、「個性を活かす」「心を育てる」保育を大切にしています。園の教育目標では、次のように説明されています。

  • 個性を活かす:子どもたちの主体的な活動を促し、遊びを中心とした保育を展開しながら、一人ひとりの特性を活かす保育を行う
  • 心を育てる保育:一人ひとりの内面に、生きる力の基礎となる豊かな感性・意欲・態度を育むことを大切にした保育を行う

カトリックの精神を重視し、先生方も子どもたちの内面に目を向けた関わり方をしてくださる園です。わが子のどんな面が「個性」で、家庭ではどのように「心」を育てたいと考えているのかを、具体的なエピソードとともに言葉にしてみましょう。

宗教教育とのかかわりを伝える

ご両親がカトリック信者である場合や、宗教教育を受けた経験がある場合は、志望理由にも関連づけて伝えてください。園としても、宗教教育を含む方針を理解してくれるご家庭だと、安心感を持ちやすいでしょう。信者でなくても、宗教教育を含む園の方針をどう受け止めているかを、誠実に書くことが大切です。

目指す子ども像から共感する点を選ぶ

城星学園幼稚園は、目指す子ども像として次の7点を挙げています。

  1. 自分で遊びを見つけ、熱中して遊べる子ども
  2. いろいろな活動に興味や関心を持ち、意欲的に取り組んでいく子ども
  3. 自己の課題に向けて全力で挑み、解決しようと努力する子ども
  4. 自分の気持ちや考えを進んで述べ、自信を持って行動する子ども
  5. 友達と一緒に遊ぶことを心から喜び、積極的に関わっていく子ども
  6. 友達の気持ちや立場がわかり、相手の良さを認めることのできる子ども
  7. 友達と一緒に協力して、遊びを創り出したり、課題を解決したりしていく子ども

この中に、ご家庭の教育方針と重なると感じるものがあれば、それを軸に志望理由をまとめるのもおすすめです。7つすべてに触れる必要はありません。ご家庭の考えと最も近いものを1つか2つ選び、日ごろのお子さんの様子や、見学会で感じたことと結びつけると、説得力のある文章になります。

願書と面接はつながっている

願書は、書いて出せば終わりではありません。面接では、願書の内容をもとに質問されることがあります。そのため、願書の内容は面接の入り口でもあります。願書に書いた内容と、面接で話す内容に食い違いがあると、ご家庭の考えが伝わりにくくなってしまいます。

城星学園幼稚園の面接では、お父様には志望理由、お子さんの長所と短所、家庭でのしつけの方法、休日のお子さんとの過ごし方などが、お母様には城星学園幼稚園に期待していること、お子さんの将来について、子育てで大変だった思い出などが、質問された例があります。願書の志望理由を考える過程で整理しておくと、こうした質問にも落ち着いて答えやすくなります。

夫婦で別々の言葉を使ってしまわないよう、書き上げた願書は必ず二人で読み返し、「面接で聞かれたら、どう話すか」まで確認しておきましょう。詳しい質問例は【城星学園幼稚園】面接で質問される内容をプロが解説で紹介しています。

志望理由の文章の組み立て方

限られた欄の中で伝えるには、文章の組み立てを決めておくと書きやすくなります。たとえば、次の3段構成が目安です。

  1. 園のどこに共感したか。見学会で感じたことや、先生方の言葉を最初に示します。
  2. それがわが家の考えとどう重なるか。「個性を活かす」「心を育てる」など、園の方針と家庭での子育てを結びつけます。
  3. 入園後にどう関わっていきたいか。園の保育を理解し、ご家庭でも協力していきたいという姿勢を、短く添えます。

1文を長くしすぎず、1つの段落で1つのことを伝えると、読み手にも伝わりやすくなります。「素直で優しい子です」といった抽象的な言葉だけで終わらせず、日常の場面を一つ添えると、お子さんの姿が目に浮かぶ文章になります。書き終えたら声に出して読み、面接で自分の言葉として話せるかどうかを確かめてみましょう。

なお、書き方に迷ったときは、完成形を目指す前に「箇条書きで材料を出す」ところから始めるのがおすすめです。夫婦それぞれが思いつく言葉を書き出し、重なる部分を中心に文章をまとめると、二人の考えがそろった願書になります。

書き始める前に整理しておきたいこと

いきなり文章を書き始めると、まとまりのない内容になりがちです。次の順で整理してから書くと、スムーズに進みます。

  1. 見学会で見たこと・感じたことをメモする。先生の言葉、園の雰囲気、お子さんの反応など、小さなことでも書き留めておきます。
  2. 園の教育方針を読み直す。「個性を活かす」「心を育てる」と、目指す子ども像の7点を、もう一度確認します。
  3. わが家の子育てで大切にしていることを言葉にする。園の方針と重なる点を探します。
  4. 具体的なエピソードを1つ選ぶ。お子さんの日常や家族での出来事を、短く書けるようにしておきます。
  5. 下書きをして、夫婦で読み合わせる。面接で話せる内容かどうかも確認します。
  6. 清書は、読みやすさを意識して書く。文字の大きさや行間に気を配ります。

願書づくりで気をつけたいこと

園の特徴をそのまま写さない

園の方針や紹介文を、そのまま書き写した志望理由は、先生方の印象に残りにくくなります。園の言葉を使うときは、「その言葉がわが家のどんな経験や考えと結びつくのか」を添えることで、ご家庭ならではの内容になります。

園ごとに伝えるポイントは異なる

幼稚園受験の願書は、一般的な文章や、就職活動などで書いた応募書類とは性格が異なります。園ごとに、伝えるべきポイントや書き方に特色があります。複数の園を併願する場合は、園ごとに方針を読み込んだうえで、志望理由を書き分ける必要があります。城星学園幼稚園の場合は、カトリックの精神、「個性を活かす」「心を育てる」保育、見学会での体験が、書くときの手がかりになります。

早めに準備を始める

配布期間から提出までは限られています。見学会への参加や、夫婦での話し合い、下書きの見直しには、思った以上に時間がかかります。募集要項が出てから慌てないよう、園の方針を読む、見学会に参加するといった準備は、早めに進めておくと安心です。

まとめ

城星学園幼稚園の願書には、志願者と保護者の氏名、住所、家族構成、送迎に関する情報と、志望理由の項目があります。手書きで、読みやすい文字と文章を心がけましょう。

志望理由は、見学会で感じたことや先生方の言葉をもとに、「個性を活かす」「心を育てる」保育や、目指す子ども像と、わが家の考えとを重ねて書くのがポイントです。願書の内容は面接で質問されることもあるため、ご夫婦で内容を共有し、面接で話せる形に整理しておきましょう。

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