和光幼稚園は、発達調査と保護者面接で選考する、方針のはっきりした園です。だからこそ「受かる子」というより「和光に合う子・合う家庭」という見方が近いと考えられます。

ママ
ママ
どんな子が向いているのでしょうか?
うみ塾長
うみ塾長
自分のやりたいことに夢中になれる子、自分で考えて動ける子です。そして何より、和光の教育に心から共感できるご家庭。この2つがそろうことが大きいです。

和光幼稚園は、東京都世田谷区桜にある私立幼稚園で、1953年に創立されました。小田急線の経堂駅から徒歩12分ほどで、通園バスや制服はありません。3年保育は男女計50名、2年保育は男女若干名の募集です。選考は発達調査と保護者面接で、ペーパーテストのような学科的な考査は行われません。そのため、倍率という数字より、園の方針にご家庭が共感できるかが大切になります。

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子どもに育てておきたいこと

  • やりたい遊びに、時間を忘れて夢中になれる
  • 自分のことを自分でやろうとする
  • 初めての場所でも、自分らしく過ごせる
  • 保護者と離れても、落ち着いていられる
  • 友だちや大人と、自然に関われる

これらは訓練で仕込むものではなく、日々の暮らしの中で育つものです。和光が大切にする「今を楽しむ」「自分で決める」という姿勢は、家庭でどれだけ子どもに任せているかがそのまま表れます。

発達調査も面接も、点数をつけるための対策で差がつく形式ではなく、ふだんの姿が見られると考えられます。公園や児童館、園庭開放などで、いろいろな場所や人に触れる経験を重ねることが、そのまま土台になります。初めての場所や初めて会う大人の前でも、自分らしく過ごせるか。保護者と離れても落ち着いていられるか。そうした姿は、日々の暮らしの中で少しずつ育っていくものです。

家庭に問われること

和光幼稚園は、知識の詰め込みではなく体験を重んじ、発達に課題のある子も含めた「共同教育」を掲げています。この方針は、合う家庭には大きな魅力ですが、「早くから文字や数をしっかり教えてほしい」という考えの家庭とは方向が異なります。保護者面接では、この価値観の一致が自然と見られると考えられます。

面接で「なぜ和光なのか」を問われたときに、答えを暗記して話す必要はありません。ご夫婦で園の方針をどう受け止めているかを一度話し合い、家庭の本音を整理しておくことが、いちばんの準備です。意見が完全に一致している必要はありませんが、方向が大きくずれていると面接で伝わります。わが家はなぜこの園に惹かれたのか、二人の言葉で語れるようにしておきましょう。

ママ
ママ
小学校まで和光に、と考えているのですが。
うみ塾長
うみ塾長
和光小学校・和光鶴川小学校への優先入学制度があります(試験あり)。幼・小・中・大と続く和光の一貫した教育に共感しているなら、その入り口として和光幼稚園はとても良い選択だと思います。

和光小学校・和光鶴川小学校への優先入学制度は、試験を受けることが前提で、小学校への進学が自動的に保証されるわけではありません。この点は出願前に理解しておきましょう。そのうえで、幼稚園から小学校まで一貫した和光の教育を望むご家庭にとっては、その入り口となる大切な出願になります。小学校以降の進路は、入園後に園での育ちを見ながら、ご家庭でゆっくり考えていく形でも構いません。

まずやること

  • 説明会・公開行事(夏まつり・運動会など)に足を運び、保育を見る
  • 「今を楽しむ」「自分で決める」和光の方針を、家庭の言葉にしておく
  • ふだんから、子どもに自分のことを任せる
  • 和光小学校まで見据えた志望理由を、夫婦で整理する

選考までの流れ

募集要項の例では、入園説明会が5月から10月にかけて木曜を中心に全9回開かれ、願書の配付は10月中旬から月末まで、願書の受付は10月31日の1日だけでした。選考の発達調査と保護者面接、合格発表は11月1日で、入園手続は11月4日と、日程が短い間に集まっています。選考料は15,000円でした。日付は年度によって変わるため、最新は募集要項でご確認ください。説明会に通いながら、願書の配付期間を逃さないようにしましょう。

発達調査は、子どもの様子を見るものと考えられ、具体的な問題例は公表されていません。保護者面接についても質問例は公表されていないため、園が掲げる考え方から、ご家庭で言葉にしておきたいテーマを整理しておくことになります。たとえば、知識の詰め込みより今を楽しむ保育への共感、自分のことは自分で決める自主性を家庭でどう育てているか、発達に課題のある子も含めて共に育つ共同教育をどう受け止めるか、そして和光小学校・和光鶴川小学校まで見据えて和光を選ぶ理由は何か、といった点です。

園を知る機会と日々の暮らし

和光幼稚園は、説明会のほかに夏まつりや運動会、冬まつりなどの公開行事があり、保育を実際に見て感じられる機会が多い園です。2011年に完成した園舎には、「デン」と呼ばれる隠れ家のような遊び空間が各所にあり、子どもがひとりで絵本を読んだり、友だちとままごとをしたりして過ごします。公開行事では、お子さんも一緒に参加して、本人が「ここで遊びたい」と感じるかどうかも確かめてみてください。

日々の暮らしの面では、保育時間は月曜が9時から11時30分、火曜から金曜が9時から14時で、土曜は休園です。預かり保育があり、昼食はお弁当で、水曜はおにぎりのみです。費用は、入園料が3年保育と2年保育で異なり、月々の保育料などを合わせて月5万円台が目安とされています。ほかに任意の寄付金などもあります。送迎やお弁当といった日々の負担も含めて、ご家庭の生活に合うかを見ておくと安心です。

和光幼稚園は、人や道具、技術、自然とのさまざまな出会いを通して、子どもの世界を広げていくことを大切にしています。年少・年中・年長を合わせて園児は160名ほどで、一人ひとりの「今やりたいこと」にじっくり向き合える規模です。説明会や公開行事では、先生が子どもにどう関わっているか、子どもたちがどんな表情で過ごしているかを、ぜひ自分の目で見てください。パンフレットの言葉が、実際の姿として伝わってきます。

「わが家に合った準備の進め方を知りたい」という方は、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。

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