成城幼稚園の受験で、いちばん気になるのが考査の中身です。ここでは、考査の流れと過去の出題例、家庭でできる対策を整理します。

志望園選び・準備の進め方に迷ったら

園ごとの違いや、わが家に合った準備の進め方は、うみ塾長の個別相談でご相談いただけます。

▶ 個別相談の詳細を見る

成城幼稚園の考査の流れ

考査は1日で行われ、受験番号は出願順です。保護者1人とお子さんが5〜7組の単位で会場に入り、まず親子遊びをします。遊びの途中で個別に呼ばれて個別テストを受け、その後は保護者が退席してお子さんだけで集団テストを受けます。最後に親子面接が行われます。所要時間は約1時間40分です。

成城幼稚園の過去の出題例

個別テスト

  • 指示行動(親子課題):保護者は立方体と人形の小さな積み木を2個渡され、それを使って起承転結のあるお話を20秒で考え、子どもに1分間で話します。その後、先生がお話について子どもに質問します。
  • 常識・記憶・数:動物が5匹並んだ絵を10秒見た後に隠され、「ボールを持っていない動物は?」「ボールを持っている動物は何匹?」などに答えます。絵本のページを見て「これは何色ですか」「丸は何個ありますか」といった質問もあります。

集団テスト(親子遊び・行動観察)

  • 先生のお手本に合わせ、親子で向かい合って両手をつなぎ、左右に揺れる・ジャンプする・ゆっくり回る・手をたたく、といった動きをします。最後は親子で両手をタッチし、好きなポーズをとります。
  • おままごと・ブロック・電車・大型積み木・すべり台・平均台などで自由に遊びます。遊びの途中、先生から保護者へ「一番お子さんと遊ぶのは誰ですか」などの質問があります。

家庭でできる対策

成城幼稚園の考査は、親子の関わりが色濃く見られます。ふだんから、親子で体を使って一緒に遊ぶこと、短いお話を親子で作って話すこと、絵本の内容を尋ね合うことが、そのまま対策になります。

考査の前に知っておきたい基本情報

成城幼稚園は、東京都世田谷区にある大正14年創設の伝統校で、小田急小田原線「成城学園前」駅から徒歩5分です。教育方針には「個性尊重」「自然と親しむ」「心情」「科学的研究」の四綱領を掲げています。

3年保育の募集定員は男女計40名で、1クラス20名の少数定員制です。全園児数は120名(男児60名、女児60名)で、考査料は30,000円、合格発表は11月にWebで行われます。数字は年度で変わることがあるため、最新は募集要項でご確認ください。倍率の考え方は倍率・難易度の記事で整理しています。

個別テストでは生活動作そのものが課題になる

成城幼稚園の個別テストには、日々の生活で身についた力がそのまま出る課題があります。過去には、「タオルを4つに折りたたみ、ポーチに入れてファスナーをしめる」という課題が出されました。親が子どもに教えたうえで、お子さまが1分30秒以内に一人でやり遂げる形式です。

この課題が示すとおり、着替え、片付け、食事といった毎日の暮らしで「自分のことを自分でやる」経験を重ねてきたかが問われます。タオルをたたむ、靴をそろえる、使ったものを片付けるといったことを、日常のなかで当たり前にしておきましょう。大人が手を出したくなる場面でも、少し時間がかかっても見守ることが大切です。

自由遊びで見られる主体性

集団テストの中心は、ままごと、すべり台、積み木などを使った自由遊びです。誰かに指示されるまで待つのではなく、自分から「これをやってみたい」と動き出せるかが見られます。遊びの最後には、みんなの前で課題を発表する場面もあり、立派な言葉でなくても、自分のしたことや感じたことを伝えようとする姿勢が大切です。

園が大切にしているのは、お子さまが「自分でやってみることが楽しい」「できたことがうれしい」と感じることです。ですから、ただ大人しくしているお子さまより、自分で遊びを見つけて始められるお子さまのほうが、この園の考え方に合います。受かる子の特徴は受かる子の特徴の記事もご覧ください。

面接資料と親子面接の一貫性

成城幼稚園では、出願時に志望理由書(面接資料)を提出し、親子面接では、その内容に沿った質問が出ます。親子面接は考査当日に、両親とお子さま本人に対して5〜10分ほど行われます。

質問は、志望理由、育児で気をつけていること、子育てで失敗したと思うこと、叱るときの対応など、踏み込んだ内容が中心です。親子課題、集団テスト、面接は別々の試験ではなく、同じ家庭を別の角度から見ているものです。ご夫婦で考えをそろえておきましょう。質問例は面接で聞かれることの記事にまとめています。

家庭でできる準備

園の教育方針には「自然と親しむ」があります。公園での砂遊び、虫探し、どろんこ遊びなど、自然のなかで思いきり遊ぶ経験を、ご家庭でも大切にしましょう。ままごとや積み木など、お子さまが自分で考えて遊ぶ時間を持つことも、自由遊びの土台になります。

また、お子さまには「好きな食べ物は何ですか」「お友だちの名前を教えてください」といった日常的な質問がされます。毎日の会話のなかで、「今日は何して遊んだの」「何が楽しかったの」と聞いてあげることが、そのまま準備になります。

成城学園初等学校への内部進学

成城幼稚園は、成城学園初等学校へほぼ全員が内部進学するルートを持つ、一貫教育の出発点です。そのため、小学校受験を経ずに、幼稚園の3年間をじっくり過ごせる点が、多くのご家庭が志望する理由の一つになっています。

一方で、内部進学のしくみがあるからこそ、幼稚園の段階で家庭の考えと園の方針が合っているかが丁寧に見られます。四綱領に共感できるか、どのような子育てをしてきたかを、夫婦の言葉で語れるようにしておきましょう。

説明会や体験保育で志望理由を深める

志望理由書に書く内容は、説明会や体験保育、園庭開放に足を運んだ経験があると具体的になります。先生とお子さまの関わり方や、在園児の様子は、パンフレットだけではわかりません。気になった点をメモしておくと、面接でも自分の言葉で話せます。

日程は年度で変わるため、園の案内をこまめに確認しましょう。服装や確認ポイントは説明会・見学・体験保育の記事にまとめています。

まとめ

成城幼稚園の考査は約1時間40分。親子遊び・個別テスト・集団テスト・親子面接で構成され、親子の自然な関わりが鍵になります。日々の遊びと会話を大切にしましょう。

受験対策はうみ塾長と一緒に

うみ塾長の個別相談/面接レッスン/願書作成/家庭対策サポート

▼ 成城幼稚園の受験情報をまとめて知りたい方はこちら
【成城幼稚園】受験ガイド総まとめ|倍率・学費・考査・面接を一挙解説