「雙葉小学校附属幼稚園の入試には、どんな問題が出るんだろう…」そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
雙葉小学校附属幼稚園は、明治43年に創立されたカトリック系幼稚園で、上皇后美智子さまのご出身園としても知られています。
女児は雙葉小学校への内部進学が可能なことから、毎年6倍を超える高い倍率となり、都内屈指の難関幼稚園といわれています。だからこそ、入試内容を正しく理解し、早めに準備を進めることが大切です。
本記事では、入試問題の有無や入園テストの内容、入試で見られているポイントまでをわかりやすく解説します。
【雙葉小学校附属幼稚園】入試問題はあるの?
結論からお伝えすると、雙葉小学校附属幼稚園の入試では、小学校受験のようなペーパーテストや、知識を問う入試問題は基本的に行われていません。
ただし、「入試問題がない=何も見られていない」というわけではありません。同園の入試では、テスト形式での正解・不正解よりもお子さまの普段の様子や親子の関わり方、家庭のあり方などを、総合的に見ていく考査が行われます。
そのため、「入試問題」という言葉から想像されるような勉強中心の対策よりも、日常生活の中で培われる自然な振る舞いが大切になります。
まずは、入園テスト全体がそのような形で行われているのかを整理して見ていきましょう。
【雙葉小学校附属幼稚園】入試内容は?
雙葉小学校附属幼稚園の入試内容は、大きく分けて「集団テスト」「個別テスト」「面接」の3つで構成されています。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
集団テスト
集団テストでは、5家族ほどで1グループを作り、積み木やすべり台などが置かれた部屋で活動します。主な内容は以下の通りです。
自由遊び・親子遊び
子どもだけで遊ぶ「自由遊び」と、親子が一緒に取り組む「親子遊び」の両方が行われます。歌やリズムに合わせた手遊び、読み聞かせ、運動などが組み込まれることもあります。
親子遊びでは、他のご家族の配慮や遊具の扱い方、後片付けの様子なども見られているため、周囲への気配りを意識することが大切です。
行動観察
行動観察では、集団の中で子どもが他者とどのように関わるかが確認されます。自分の主張ばかりを通そうとする様子や、周囲への配慮に欠ける言動は、評価に影響する可能性があるでしょう。
一方で、友だちと積極的に関わりながら、自分の考えも伝えられる姿や、状況に応じてサポート役に回れる柔軟さは、好印象につながります。
【対策のポイント】
日頃から初対面の友だちと遊ぶ機会を作り、集団の中でルールを守ることや、思いやりのある行動が自然にできるよう、準備しておきましょう。また、指示を落ち着いて聞き、行動に移せる力も重要なポイントです。
個別テスト
個別テストでは、園の教員と1対1で関わりながら、子どもの理解力や取り組む姿勢が確認されます。主な内容は次の通りです。
言語能力
先生からの質問に対し、自分の言葉で答えられるかが確認されます。一問一答形式だけでなく、やり取りが続くこともあり、日常的なコミュニケーション力が問われる場面です。例えば、絵を見て内容を説明する課題が出されることもあります。
記憶力
絵を見たあとに「何が描かれていたか」を答える課題が行われます。「誰が・どこで・何を・どうした」といった流れを意識しながら覚える練習が役立つでしょう。
巧緻性 (手先の器用さ)
ひも通しやビーズ、折り紙、袋詰めなど、手先を使う作業が見られます。正確さや丁寧さに加え、最後まで取り組もうとする姿勢も評価の対象となります。日常のお手伝いを通して経験を重ねておくとよいでしょう。
数の理解
簡単な数の概念を確認する内容もあります。おはじきやカードなどの具体物を使った課題が多いため、実物に触れながら数に親しんでおくと安心です。
【対策のポイント】
過去の傾向を踏まえつつ、遊びの中で楽しく経験を重ねていくことが効果的です。正解・不正解だけでなく、取り組む姿勢や答え方の丁寧さも見られている点を意識しておきましょう。
面接
雙葉小学校附属幼稚園の面接は、第一面接と第二面接を連続して行う点が特徴です。面接時間は短いものの、その中で家庭の教育方針や子育てへの考え方が総合的に見られます。
第一面接
教員2名と両親による面接が行われます。その間、お子さまは別室で個別テストを受けます。
第二面接
園長先生・教頭先生との面接で、お子さまも同席します。質問の中心は親御さんですが、会話の流れでお子さまに声がかかることもあります。
主な質問内容
父親:志望理由、家庭の教育方針、しつけやカトリック教育への考え方、人生観など
母親:子どもの性格、子育てて大切にしていること、宗教教育の経験、緊急時の対応など
【対策のポイント】
両親への受け答えの間、落ち着いて座って話を聞けているかが見られます。姿勢や待ち方など、日常の振る舞いが自然に表れる場面です。
また、面接は終始和やかな雰囲気ですが、入退室時の挨拶や所作も含めて見られています。提出書類をもとに質問されることが多いため、記載内容と回答にずれが出ないよう、事前に家族で確認しておくことも大切です。
面接の詳しい内容や具体的な質問例については、こちらの記事で確認できます。
【雙葉小学校附属幼稚園】入試で見られているポイント
雙葉小学校附属幼稚園の入園テストや面接で見られているポイントは、主に以下の3つです。
・子どもの姿勢や取り組む様子
・親子の関係性と家庭での関わり方
・家庭の教育方針と園との相性
入試全体を通して、子どもが落ち着いて行動できるか、集中して課題に取り組めるかが観察されます。集団テストでは友だちと協力したり、順番を守ったりする姿も評価の対象です。また、個別テストでは、最後まで丁寧に取り組む姿勢が、学習態度や理解力の目安として見られます。
親子のやり取りからは、日常生活での信頼関係や安心感があるかをチェック。親が一方的に指示するのではなく、子どもが自分で考えながら行動できる環境かどうかも重要です。
さらに、面接や提出書類を通して、家庭の教育方針や価値観が園の理念と合っているかが確認されます。
カトリック教育の理解や、しつけ・生活習慣の考え方が一貫して伝わると好印象です。
【雙葉小学校附属幼稚園】入試問題は? まとめ
雙葉小学校附属幼稚園の入試は、「集団テスト」「個別テスト」「面接」の3つで構成され、ペーパーテストや知識問題は基本的にありません。お子さまの自然な姿や親子の関わり方、ご家庭の教育方針が総合的に評価されます。
そのため、直前の詰め込み対策より、日常生活の中でコミュニケーション力や思いやり、自立心を育てることが最大の対策です。「うちの子で大丈夫かな」と感じたら、早めに準備を進めましょう。
私がご提供している「幼稚園受験個別相談」では、入試内容や対策の進め方について、ご家庭に合わせてアドバイスしています。願書作成・面接対策・受験指導まで、トータルでサポートしますので、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に合格への第一歩を踏み出しましょう。
雙葉小学校附属幼稚園の考査の流れ
雙葉小学校附属幼稚園の考査は1日で行われ、受験番号は五十音順です。所要時間は約1時間。約4組で20分ほどの親子遊びをした後、控え室で待機し、面接室へ移動します。子どもの個別テストと並行して両親の面接が行われ、その後もう一つの面接室で両親への面接が行われる流れです。考査内容は個別テストと親子面接です。
雙葉小学校附属幼稚園の過去の出題例|親子遊び・個別テスト
集団テスト(親子遊び・行動観察)
- 大きな木の絵のボードに、マグネット付きのフェルトの動物・木の実・果物を貼る。
- 階段状の紙コップにボールや毛糸玉を落として転がす、動物のイラストの穴にボールを投げ入れる、プールの玩具の魚を釣る、といった遊び。
- ネット太鼓橋・輪投げ・ボーリング・バランスストーン・平均台などで自由に遊ぶ。
- 親子遊びの途中、先生から保護者に「どのようなお子さんですか」「お子さんの長所は」「休日はどのように過ごしていますか」などの質問があります。
- 指示行動:遊びの途中で子どもだけが呼ばれ、手作りの紙のカエルを受け取り、数人で公園の模型でカエルを遊ばせるよう指示されます。
個別テスト
- 言語:「何というお名前ですか」「何歳ですか」「お家や幼稚園で何をして遊びますか」「お父さんとお家で何をして遊びますか」などを尋ねられます。
- 比較・数・指示の理解:大小さまざまな動物の人形や模擬の果物を使い、「大きいお家のゾウさんにバナナを3つ届けてください」「ウサギさんにイチゴを2つあげてください」などの指示に従います。山(大・中・小)や色の違う橋、すべり台を使い、「クマさんをすべり台ですべらせ、赤い橋を渡ってベンチに座らせてください」といった複数の条件を含む指示にも取り組みます。
雙葉の考査は、親子の自然な関わりと、複数の指示を聞き取って順番どおりに行動する力が見られます。日々の遊びの中で、話を最後まで聞くこと、親子で楽しく関わることを大切にしておくことが、そのまま対策になります。
▼ 雙葉小学校附属幼稚園の受験情報をまとめて知りたい方はこちら
【雙葉小学校附属幼稚園】受験ガイド 総まとめ
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