幼稚園の受験では、どのような質問があるのか、服装や受け答えについて悩まれているお父様、お母様は多いことと思います。
今回は東京都豊島区にある聖パトリック幼稚園の面接と行動観察についてご紹介します。
聖パトリック幼稚園は、1949年に開園し、1984年4月より宗教法人カトリック東京大司教区が運営する私立幼稚園です。最寄り駅は有楽町線・副都心線の要町駅、西武池袋線の椎名町駅です。
聖パトリック幼稚園はキリスト教教育、モンテッソーリ教育を行っています。また、3学年が同じ教室で過ごす縦割り教育や、宗教行事を含め、行事が多いことが特色として挙げられます。小学校受験をする子も例年多いですが、幼稚園としては特にそちらは重視していません。
2025年現在クラスは5クラスあり、各クラスの担任によって特色が違います。
合否と合わせて、どのクラスがその子に合うか判断する場にもなるので、背伸びしすぎずに普段の様子を伝えるように心がけましょう。
【聖パトリック幼稚園】面接の特徴
聖パトリック幼稚園では、面接と行動観察があります。待ち時間も少しあるため、お子さんが良い子に待っていられるように気をつけてあげましょう。
・面接
面接は、母親と受験する本人のみで来る家庭も多く、父親の都合がつかなくても減点されるようなことはなく、家柄等は特に重視しない傾向にあります。
服装については、父親はスーツ、母親は紺のワンピースやセットアップ、スーツなどが多く、カジュアルな服装はそぐわないでしょう。
お子さんですが、決まりはありませんが、男の子は白のシャツに紺や黒のズボンにカーディガンという装いが多く、ジャケットやスーツまで用意する必要はなさそうです。
両親が揃っている場合には、父親に質問が振られることもあるので、両親で答えをまとめておくと安心です。
・行動観察
行動観察では、両親どちらかと待合室から移動して、モンテッソーリのお仕事が用意されている教室に案内されます。
内容はシール張りや木製パズルのような簡単なものですが、親から離れられるか、一人で椅子に座って作業ができるかということを見られます。親も教室内で見守ることができるので心配はありません。
・待ち時間
面接は受験票の番号によって登園時間が決まっていますが、ある程度の待ち時間も発生します。待ち時間は教室で絵本を読んだりすることができるので退屈はしませんが、騒いではしってしまったりすることがないように注意しましょう。
【聖パトリック幼稚園】面接で質問される内容
聖パトリック幼稚園の面接は親子面接です。
基本的に両親の職業についての質問などはありませんが、卒園生である場合は伝えておくことをおすすめします。
次に面接で実際に聞かれる内容についてです。面接は園長先生と書記の役割をする女性が一人、リラックスした雰囲気で子供には動物のイラストのかかれた簡易的なメダルのようなものを用意してくれます。
お父様
・どのようなお子様ですか
・お兄ちゃんと比べて性格は違いを教えてください(在園中の兄弟姉妹がいる場合)
・子育てで大切にしていることは何ですか
お母様
・聖パトリック幼稚園のどのような方針に共感してくださっていますか
・通園時間、通園方法について教えてください
・入園後不安なことはありますか
お子様
・お名前を教えてください
・好きな食べ物は何ですか
・何歳ですか
【聖パトリック幼稚園】面接で失敗しないために気をつけること
聖パトリック幼稚園では、特に優秀である子や、格式高い家庭の子を選んでいるわけではないので、緊張せず普段のお子さんの様子を伝えましょう。
お子さんがうまく答えられなくても、減点されることはないのであまり厳しく練習する必要はありませんが、普段からコミュニケーションをとり、椅子に座れるようにしておきましょう。
それよりも、聖パトリック幼稚園の教育方針と家庭の教育方針が合わないと合格が難しいかもので、教育方針の一致を伝えることが大切です。
そのため、両親のどちらかが聖パトリック幼稚園の卒園生であったり、兄弟に卒園生や在園時がいる場合には合格する確率が高いと言えるかもしれません。
また、聖パトリック幼稚園はオムツでの登園ができません。
面接時オムツの場合は不安要素として伝えても大丈夫ですが、入園までにオムツを外す予定であることを伝えましょう。
受験日だけでなく、合格発表やその後の入園前説明会などもお母様はネイビーを着てくる方が大半なので気をつけてください。
受験というと身構えてしまいますが、温かい雰囲気で迎え入れてくれるので安心していつもの様子を伝えてください。お子さんにとっても親御さんにとっても宝物のような3年間が待っています。
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