私立幼稚園は、公立幼稚園に比べて費用が高いことで知られています。ただ、私立幼稚園によってかかる費用が異なりますし、名門幼稚園は費用が高い傾向にありますので、しっかりとチェックしておくことが大切です。ということで本記事では、青山学院幼稚園の保育料や入園料などの学費について解説していきます。
【青山学院幼稚園】保育料・入園料(入学金)などの費用は?
青山学院幼稚園にかかる費用は、次の通りです。
| 年少組(年額) | 年中組(年額) | 年長組(年額) | |
| 入園料 | 350,000円 | ー | ー |
| 保育料 | 650,000円 | 650,000円 | 650,000円 |
| 施設設備料 | 550,000円 | 250,000円 | 250,000円 |
| 教材費 | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 |
| 冷暖房料 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
| 保健料 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| 後援会費 | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 |
| 合計 | 1,630,000円 | 980,000円 | 980,000円 |
※青山学院幼稚園公式サイトより引用
入園手続きの時に、入園料(350,000円)と施設設備費(550,000円)を納付します。初年度に納付する費用は1,630,000円となり、都内幼稚園の中で最も高額に設定されています。この他にも制服代や交通費などの費用がかかることにも注意してください。
【青山学院幼稚園】寄付金は?
青山学院では、個人・法人に関わらず寄付を受け付けています。この寄付は青山学院幼稚園に直接寄付するものではなく、青山学院に寄付をするという形になっています。
青山学院への寄付は任意ですが、寄付をすることで税制上の優遇措置を受けられるなどのメリットがあります。また、個人で100万円以上を寄付した方は、理事長が主催する「感謝の催し」に招待してもらえるという特典があります。
【青山学院幼稚園】費用が高い?他の私立幼稚園との比較
青山学院幼稚園の費用がどれくらい高いのか、他の私立幼稚園と比較してみましょう。
初年度納付金の比較
東京都の生活文化スポーツ局が、令和7年度に東京都内にある私立幼稚園465園(園児募集を停止する園、施設型給付を受給する予定の園、その他休園中の園等は除く)を対象に行った調査と青山学院幼稚園の費用を比較すると、次のようになりました。
| 青山学院幼稚園 | 都内私立幼稚園の平均 | |
| 入園料 | 350,000円 | 111,366円 |
| 保育料 | 650,000円 | 399,464円(月額33,289円) |
| 施設費 | 550,000円 | 18,188円 |
| その他 | 80,000円 | 35,172円 |
| 検定料 | 35,000円 | 5,924円 |
| 合計 | 1,665,000円 | 564,189円 |
※「『令和7年度都内私立幼稚園入園児(4歳児)納付金調査』の結果について」をもとに作成
※青山学院稚園の「検定料」の費用は不明なので、表では「ー」としています。
青山学院幼稚園と他の私立幼稚園の平均納付金を比較してみると、青山学院幼稚園が約167万円で、他の私立幼稚園が約56万円となっており、青山学院幼稚園の納付金は、都内私立学校の約3倍になっていることがわかります。このことからも、青山学院幼稚園の費用が高いことがわかります。
初年度納付金の分布
東京都の生活文化スポーツ局の調査では、初年度納付金の分布も公表されています。それをまとめたのがこちらの表です。
| 園数 | 割合(%) | |
| 350,001円〜400,000円 | 8 | 1.7 |
| 400,001円〜450,000円 | 45 | 9.7 |
| 450,001円〜500,000円 | 111 | 23.9 |
| 500,001円〜550,000円 | 118 | 25.4 |
| 550,001円〜600,000円 | 60 | 12.9 |
| 600,001円〜 | 123 | 26.5 |
| 合計 | 465 | 100.0 |
※「『令和7年度都内私立幼稚園入園児(4歳児)納付金調査』の結果について」から引用
この表から考えると、青山学院幼稚園にかかる費用は、都内にある幼稚園の中でも高いことがわかります。
納付金が高い幼稚園
青山学院幼稚園以外にも、東京都内には費用が高いと言われている幼稚園があります。費用が比較的高い幼稚園をピックアップしてご紹介します。
| 幼稚園 | 初年度納付金 | 内訳(年額) |
| 学習院幼稚園 | 1,401,000円 | 入園料:300,000円
保育料:780,000円 維持費:298,000円 教材費:17,000円 父母会費・輔仁会費:6,000円 |
| 東洋英和幼稚園 | 1,339,600円 | 入園料:430,000円(女児)
保育料:490,000円 教育充実費:130,000円 施設設備資金:230,000円(女児) 教材費:9,600円 母の会費:10,000円 後援会費:40,000円(女児) ※男女で費用が違う項目は「(女児)」と表記 |
| 玉川学園幼稚園 | 1,273,500円 | 入園金:200,000円
授業料:801,000円 教育諸料:135,300円 施設設備金:130,000円 父母会費:7,200円 |
| 成城幼稚園 | 1,290,000円 | 入園金:250,000円
保育料:730,000円 施設維持費:300,000円 空調費:10,000円 父母会費・輔仁会費:6,000円 |
| 桐朋幼稚園 | 1,095,600円 | 入園料:300,000円
保育料:595,200円 施設維持費:126,000円 教育充実費:24,000円 園児諸料:24,000円 PTA入会金費:2,000円 PTA会費:4,400円 予納金(学級活動費・補助教材費):20,000円 |
| 白百合学園幼稚園 | 1,080,000円 | 入園料:300,000円
保育料:444,000円 施設費:336,000円 |
| 若葉会幼稚園 | 1,025,600円 | 入園料:200,000円
施設充実費:300,000円 保育料:420,000円 教材費:87,600円 冷暖房費:15,000円 親和会費(父母の会):3,000円 |
※内訳の料金は、各幼稚園の公式ホームページより引用。
※表の内訳は公表されているものであり、上記の他にも必要な経費や寄付金がある。
※表の料金は過年度の実績のため、最新の情報は各幼稚園に問い合わせて確認してください。
これらの幼稚園と比較しても、青山学院幼稚園の費用が高くなっていることがお分かりいただけると思います。
【青山学院幼稚園】無償化の対象?
令和元年10月より、「幼児教育・保育の無償化」という制度が始まりました。これは、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までのすべての子どもたちの利用料が無償化される制度で、幼稚園については月額上限2.57万円が無償化されます。
渋谷区のホームページ(2025年11月時点))によると、次のように制度化されているようです。
| 無償化の内容 | 通園されている幼稚園により内容が異なります。 |
| 対象 | 私立幼稚園などに通う満3歳児クラス(満3歳に達する日以後)~5歳児クラスの園児世帯 |
幼児教育の無償化について、詳しくは「渋谷区公式ホームページ」「こども家庭庁公式ホームページ」でご確認ください。
【青山学院幼稚園】費用|まとめ
青山学院幼稚園は、都内幼稚園の中で最も高額な納付金が必要な幼稚園です。しかし、その分魅力ある教育が受けられますし、青山学院大学まで内部進学ができることを考えると、納得できる費用なのかもしれません。
ただし、青山学院幼稚園は競争倍率が高い難関幼稚園ですので、合格をいただくためには十分な対策が必要不可欠です。私がご提供する願書作成、面接対策、家庭学習サポートは、難関幼稚園を目指す方におすすめの対策です。ぜひ青山学院幼稚園への入園をご希望される方は、私の提供するサービスをご利用くださいね。
-2.png)






