国立小学校の抽選・くじ引きとは?詳しく解説!
こんにちは。小学校受験の願書代行や面接対策、家庭学習支援、教材開発を行う株式会社Bright Future Family代表のうみ塾長こと藤川です。
先日、国立小学校についての動画をアップしましたが、皆様ご覧いただけましたか?国立小学校は私立小学校に比べて費用が安いことから、多くの親御さんにとって魅力的な選択肢ですが、受験に対する敷居が高いと感じる方が多いようです。その理由の一つが「抽選」です。
「どれだけ対策を頑張っても、結局抽選で外れてしまうなら、努力や塾の月謝が無駄になってしまうのでは」と思われる方も少なくありません。そこで今回は、この「抽選システム」について、詳しく解説いたします。抽選の仕組みを理解した上で、国立小学校を受験するかどうかの最終判断に役立てていただければと思います。
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それでは本題に入りましょう。
国立小学校の抽選システムとは?
まず、国立小学校で「抽選」が行われる理由についてご説明します。大きく分けて2つの理由があります。
1. 応募者が多すぎて全員を受験させることができない
国立小学校の受験者数は非常に多く、特に難関の学校では、受験を希望する児童が定員の数十倍に達します。例えば、筑波大学附属小学校では、男女合わせて約128名の募集に対して、毎年4000人近くの応募があります。倍率は約30倍にものぼります。
筑波大学附属小学校に入学すれば、内部進学によって中学や高校への進学が可能です。例えば、筑波大学附属高校の偏差値は約78で、日本でもトップクラスの難関校です。中学や高校受験の負担を避け、小学校から入学させたいと考える親御さんは非常に多いのです。
しかし、学校側としては、全ての受験者に考査(試験)を実施することは現実的に不可能です。なぜなら、国立小学校の教員は、授業や学級運営に加え、研究や教育実習の指導など多くの業務を抱えており、数千人もの受験者全員に考査を行う余裕がないからです。
そのため、**「事前抽選」**が行われ、受験者の数を適切な範囲に絞る仕組みになっています。例えば、筑波大学附属小学校では、事前抽選を通過した児童のみが考査を受けることができます。そして、考査を通過した後も、最終的に入学者を決定するために再度抽選が行われます。このように、受験者数の多い国立小学校では、抽選が試験プロセスの一部として重要な役割を果たしています。
2. 国立小学校の役割が「教育研究」にあるから
国立小学校は、国立大学の附属機関として、教育研究の一環として運営されています。つまり、国立小学校の児童は、その学校が行う教育研究の対象となる側面を持っています。この研究は、国立大学が行う教育実験や新しい教育方法の検証に役立てられることが多いです。
この「教育研究」という目的から、国立小学校では幅広い層の児童を受け入れる必要があります。私立小学校とは異なり、国立小学校では特定の成績や家庭背景に偏らない、多様な子どもたちが集まることが重要です。研究結果を広く一般的に適用できるようにするためには、児童の間にばらつきが必要とされるのです。
例えば、私立小学校では特定の教育方針に賛同する家庭が多く集まり、比較的均質な環境が生まれることがあります。しかし、国立小学校では、様々な家庭環境や学力レベルの子どもを受け入れるために、抽選を行ってバラエティを確保するのです。
抽選を行うことで、一定の水準をクリアした児童の中からランダムに選ばれるため、多様な個性が集まることになります。このような環境で教育研究を進めることで、公立学校をはじめとした多様な教育現場で実際に役立つ研究結果が得られるのです。
抽選を行う国立小学校
特に関東周辺では、国立小学校の抽選が行われる学校が多くあります。代表的な学校として以下が挙げられます。
【考査前の第一次抽選を行っている学校】
- 筑波大学附属小学校
- お茶の水女子大学附属小学校
- 東京学芸大学附属竹早小学校
- 東京学芸大学附属大泉小学校
- 東京都立立川国際中等教育学校附属小学校
これらの学校では、事前の抽選によって考査を受けられるかどうかが決定されます。倍率が非常に高いため、考査前に抽選が行われるのです。
【考査後に抽選を行う学校】
- 東京学芸大学附属世田谷小学校
- 東京学芸大学附属小金井小学校
- 横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
- 横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
- 埼玉大学教育学部附属小学校
これらの学校では、考査を通過した児童の中から抽選によって入学者が決定されます。考査に合格したとしても、最終的な合格は運次第となるケースもあるため、複雑な心境になる親御さんも少なくありません。
国立小学校の抽選方法
次に、国立小学校で行われる抽選の方法について説明します。抽選の方法は学校によって異なりますが、以下のような形式が一般的です。
1. オンライン抽選
近年では、オンライン抽選が増えてきています。事前に登録したアカウントやパスワードを使用して、指定の日時にインターネットから抽選結果を確認します。これにより、自宅で結果を確認できるため便利ではありますが、結果がすぐに表示される分、心の準備が難しいという声もあります。
2. 封筒を使った抽選
伝統的な方法として、封筒に番号を記入し、親御さんがその封筒を引くという形式もあります。例えば、試験官が「50番」と読み上げ、その後の番号が合格者となるなどのシステムです。この場合、全員が同じ場所に集まり、不正がないように抽選が行われます。
3. 福引き方式の「ガラガラ抽選」
商店街やスーパーの福引きで見かける「ガラガラ抽選機」も、国立小学校の抽選で使われることがあります。赤玉が当たり、白玉がハズレといった具合で、親御さんが取っ手を回して結果がその場で分かります。自分の手で結果を出すため、結果が悪いと責任を感じてしまうこともあるようですが、これはあくまで運次第ですので、気にし過ぎないようにしましょう。
国立小学校の抽選と向き合うために
いかがでしたでしょうか?国立小学校の抽選は、親御さんやお子さんの努力にかかわらず、最終的には「運」の要素が大きく関与する場面があります。抽選に外れることは確かに辛いですが、これも受験の一環として受け入れ、前向きに捉えることが大切です。
また、国立小学校のみを受験するのではなく、私立小学校を併願することで、万が一の事態に備えることができます。お子さんがどの学校に進学することになっても、これまでの努力は無駄になりません。自己肯定感や集中力、学ぶ姿勢は今後の成長に必ず役立ちますので、気持ちを切り替えて前に進みましょう。
まとめ
- 国立小学校の抽選がある理由
- 応募者数が多すぎて全員を受験させることができないため。
- 研究対象として、多様な児童を受け入れるため。
- 抽選方法
- オンライン抽選、封筒を使った抽選、福引き方式のガラガラ抽選など、学校によって異なる。
本動画が皆様の受験対策に役立てば幸いです。質問やリクエストがあれば、ぜひコメント欄にお寄せください。公式LINEでも小学校受験に関する情報を随時配信していますので、概要欄のリンクから登録をお願いいたします。
それでは、今日の解説はここまでです。お子さんの成長と受験の成功を心から願っています。
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