【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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早稲田実業学校初等部

【早稲田実業学校初等部】給食が人気の秘密をプロが徹底解説

【早稲田実業学校初等部】給食が人気の秘密をプロが徹底解説

塾長
塾長

名門早稲田大学の唯一の系属小学校として2002年に開校した早稲田実業学校初等部。教育理念『去華就実』を掲げ、華美な装飾や形式にこだわるのではなく、実質的な学びを重視しています。

 

児童一人ひとりの自立心と協調性を育むことを教育の柱としており、教室での学習だけでなく、日常生活の中にも教育的な要素を組み込んでいます。

そんな早稲田実業学校初等部には、毎日の給食にもその教育方針が色濃く反映されています。今回は、学校内の厨房で調理されるこだわりの給食について詳しく解説していきます。

【早稲田実業学校初等部】完全給食制を採用する理由

早稲田実業学校初等部では、校内の厨房で調理された給食が毎日提供される完全給食制を採用しています。

 

私立小学校の多くは、自宅から手作りのお弁当を持参します。近年は、共働きやフルタイム就業の親御様が増えており、給食を採用する学校も増えていますが、早稲田実業学校初等部も同様に給食です。

 

早稲田実業学校初等部が完全給食制を採用するのは、一体どのような理由からでしょうか。プロが詳しく解説します。

 

早稲田実業学校初等部の教育理念「去華就実」の実践の一環として

早稲田実業学校初等部の教育理念「去華就実」は、華やかさを避け、実質を重んじる姿勢を育むことを目的としています。

 

この理念は、児童が日々の生活の中で実践的な学びを得ることを重視しており、給食もその一環として位置づけられています。

 

給食を通じて、児童は協調性や自立心を養うことが期待されています。例えば、配膳や後片付けを当番を中心に皆で協力して行うことで、共同作業の大切さや責任感を学びます。また、校内の厨房で調理された給食をいただくことで、食材の大切さや感謝の気持ちを育むことができます。

 

このように、給食は単なる食事の時間ではなく、児童の心身の成長を支える重要な教育の場とされています。「去華就実」の理念のもと、日々の生活の中で実質的な学びを得ることが、早稲田実業学校初等部の教育方針の核心となっています。

 

2. 早稲田実業学校初等部が大切にする、生活習慣の形成と協調性の育成

早稲田実業学校初等部に限らず、「食事をとる。」という一連の中では、準備(配膳)から食べ方、そして片付けまで多くの生活習慣が詰まっています。

 

生活習慣を身に付け、実践できる人間になることを願う早稲田実業学校初等部にとっては、より一層そこへの意識が強いと言えるでしょう。給食の時間は、児童が当番を中心に配膳や後片付けを協力して行うことで、生活習慣の形成や協調性の育成を図る貴重な機会となっています。

 

例えば、配膳や後片付けを当番を中心に皆で協力して行うことで、共同作業の大切さや責任感を学びます。これにより、児童は自立心や責任感を養い、集団生活の中での役割を理解することができます。

 

3. 栄養バランスの取れた食事で一体感を得る

完全給食制を採用することで、学校は児童に対して栄養バランスの取れた食事を安定的に提供することが可能となります。

 

これにより、児童の健康的な成長を支援し、学習意欲や集中力の向上にも寄与しています。また、給食=全員で同じものを食べるので、好き嫌いをなくし、生産者の皆様、作ってくださる方に対し感謝の気持ちを持ち、どんなものでも食べられるようにという教えや想いが詰まっていると言えるでしょう。

 

4. 食育の推進と感謝の気持ちを学ぶ機会にする


早稲田実業学校初等部の学校給食は、児童が食に関する知識やマナーを学ぶ「食育」の場としても重要です。

 

季節の食材や地域の食文化を取り入れた献立を通じて、児童は多様な食体験を積むことができ、食に対する興味や理解を深めることができます。

 

さらに、季節の食材や行事にちなんだメニューを提供することで、児童たちに生きた知識や経験を積ませることも目的としています。例えば、七夕の日には「星型のコロッケ」が登場したり、節分には「恵方巻き」が提供されるなど、行事の意義を学びながら食事を楽しむ工夫が施されています。

 

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【早稲田実業学校初等部】給食の特色と食育への取り組み

早稲田実業学校初等部の給食には、学校のカラーにそった特色と食育への取り組み、多くのこだわりがつまっています。

ここからは、いくつかの素敵なポイントをピックアップしてご紹介します。

 

一汁三菜のバランスの取れた献立

早稲田実業学校初等部の給食は栄養バランスを考慮し、一汁三菜を基本とした和食中心のメニューが提供されています。季節の行事食やイベント食も取り入れられ、児童たちの食への興味を引き出しています。

 

全国各地の郷土料理を取り入れたメニュー

早稲田実業学校初等部の給食では、全国各地の郷土料理を取り入れたメニューが提供されることもあります。例えば、沖縄のゴーヤチャンプルやアーサー汁、盛岡のジャージャー麺など、地域の特色を感じられる料理が登場し、児童たちの食文化への理解を深めています。

 

給食だよりによる家庭との連携

早稲田実業学校初等部から毎月配布される「給食だより」には、献立表や特定原材料表が掲載されており、保護者も学校の給食内容を把握することができます。これにより、家庭での食事とのバランスを考慮した食育が可能となっています。

 

配膳・後片付けも教育の一環

早稲田実業学校初等部の給食の時間には、多くの小学校と同じように児童たちが当番を中心に協力して配膳や後片付けを行います。この活動を通じて、協調性や責任感が自然と身につくよう工夫されています。

 

また、給食の時間には、配膳や片付けを通して協力する姿勢が養われるとともに、食事を大切にいただく習慣が身につくよう指導されています。

 

彩なメニューと季節感のある献立

早稲田実業学校初等部の給食は、和食・洋食・中華のバランスが取れたメニューが提供されるのが特徴です。特に季節の食材を積極的に取り入れ、行事食や特別メニューも取り入れられています。

 

月に一度の「ワクワクランチ」

早稲田実業学校初等部では、月に1~2度、『ワクワクランチ』と称して、子どもたちが特に楽しみにしている給食メニューが提供されます。たとえば、行事に合わせた特別メニューや、児童たちのリクエストを反映させた献立が登場し、普段とは一味違った給食時間を楽しむことができます。

 

季節感を取り入れた献立

早稲田実業学校初等部の給食には、季節感を取り入れたメニューが用意されています。例えば、夏には冷やし中華やさっぱりとした副菜、冬には温かい煮込み料理などが提供されることもあり、季節を感じる四季折々の食材を楽しむことができます。

 

食物アレルギー対応の徹底

早稲田実業学校初等部の給食は、食物アレルギーへの配慮が徹底されています。毎月末には翌月分の献立表と特定原材料表が配布され、保護者が事前に確認できる体制が整えられています。

 

【早稲田実業学校初等部】ワクワクランチ?こだわり食材!?早稲田の給食をプロが徹底解説まとめ

早稲田実業学校初等部の給食は、単なる栄養補給の場ではなく、子どもたちの心身の成長を支える重要な教育の一環です。

 

季節感のある多彩なメニューや、行事に合わせた特別給食、そして食育へのこだわりなど、他校にはない魅力がたくさん詰まっています。

 

受験を検討しているご家庭も、早稲田実業学校初等部の給食を通じて、学校の教育方針や理念を感じ取ってみてはいかがでしょうか。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
願書作成97%、面接レッスン93%、受験指導100%
など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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