【青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校】募集人数と最新の倍率
浦和ルーテル学院小学校の募集人数は75名です。2024年に実施された入学試験の志願者数は309名で、志願倍率は4.12倍と高い水準でした。
志願倍率だけを見ると合格が厳しく感じられますが、浦和ルーテル学院小学校は募集人員よりも多めに合格を出す傾向があります。2024年実施の入学試験では、男児69名・女子91名の合計160名の合格者を出しました。
実質倍率は男児1.6倍、女児2.0倍で合計1.8倍となっており、きちんと試験対策をすれば合格を目指せる学校です。
【青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校】倍率の推移
浦和ルーテル学院小学校の倍率の推移や、青山学院大学系属化の影響について解説します。
過去の倍率
近年の倍率をみていきましょう。
実施年 | 志願者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
2024 | 309 | 160 | 1.8 |
2023 | 301 | 169 | 1.7 |
2022 | 334 | 153 | 2.1 |
志願倍率は約4倍、実質倍率は約2倍で推移しています。志願者数を男女別にみると、男児約120名、女児約180名で、女児のほうが倍率が高い傾向があります。
青山学院大学系属化による志願者数の増加
浦和ルーテル学院小学校は、2018年に青山学院大学と系属校の協定を結びました。そのため、2019年度の入学者(2030年卒業)から、青山学院大学へ優先的に進学できるようになりました。
この青山学院大学系属化によって、大学付属校を目指す家庭を中心に人気が出ています。系属化以前の志願者数は例年100名前後であったのに対し、2021年には370名と、3倍以上の出願数を記録しました。
近年は約300名と落ち着いてきましたが、出願数は以前として高い水準を維持しています。
【青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校】埼玉校の倍率比較
埼玉にある私立小学校の倍率を比較してみましょう。
2024年入試倍率
学校 | 実質倍率 | 出願倍率 |
青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校 | 1.8倍 | 4.1倍 |
開智小学校 | 1.4倍 | 3.2倍 |
開智所沢小学校 | 2.3倍 | 4.8倍 |
さとえ学園小学校 | 2.6倍 | 7.0倍 |
西武学園文理小学校 | 1.1倍 | 6.5倍 |
星野学園小学校 | 1.0倍 | 2.3倍 |
浦和ルーテル小学校は、埼玉県私立小学校のなかでも倍率が高めです。埼玉県私立小学校入試では、出願倍率と実質倍率に差が生じやすい特徴がありますが、浦和ルーテル学院小学校は両者に極端な差はありません。
浦和ルーテル学院小学校は、第一志望として受験する家庭が多いことがうかがえます。
【青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校】補欠合格はまわる?
浦和ルーテル学院小学校の入学試験で補欠合格した場合、A・B・Cにグループ分けされ、入学辞退者が出た場合、補欠Aから順番に繰り上げ合格となります。
しかし、補欠は簡単にはまわりません。近年の入試では、募集人員75名に対し150〜160名の合格者を出しており、半数程度の辞退者が出て初めて繰り上げ合格者が出ます。
そのため、2024年や2023年実施の入学試験では大きな補欠の動きはありませんでした。(補欠Aの繰り上げ合格報告は確認しています。)
【青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校】難易度は?
浦和ルーテル学院小学校の合格難易度は、都内校と比較するとやや低いものの、埼玉校のなかでは高いといえます。以前は自己推薦入試や二次募集がありましたが、青山学院大学系属校となってからは試験が1回のみとなり、門戸が狭くなりました。
考査では学校への理解や保護者の教育に対する考え、親子の関係性なども重視しており、つけ焼き刃の対策では合格をいただけません。
【青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校】倍率・補欠・難易度まとめ
青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校は、実質倍率2倍前後の学校です。
青山学院大学系属となってからは、出願者数が3倍に増え、都内からも多くの方が受験します。辞退者数を見込んで、合格者を多く出しているため、補欠はまわりにくい傾向があります。
埼玉の私立小学校は、都内校受験前の練習校と見られがちです。しかし、浦和ルーテル学院を第一志望とする家庭は多く、練習として受験すると足元をすくわれかねません。
埼玉県私立小学校のなかでの合格難易度は高いため、入念に対策しましょう。