桐朋学園小学校は、のびのびとした校風と高い教育内容から、毎年多くの家庭に選ばれている人気校です。例年志願倍率は10倍を超え、受験者数ランキングでも首都圏トップ5の常連校として知られています。
そんな人気・高倍率を誇る桐朋学園小学校ですが、補欠合格の可能性はあるのでしょうか。もしあるとすれば、どのような仕組みで、どのように連絡が来るのか気になる方も多いはずです。ここでは、お受験のプロが詳しく解説します。
【桐朋学園小学校】補欠合格はあるの?
桐朋学園小学校では、いわゆる「補欠合格」の制度や補欠番号の通知はありません。不合格と伝えられた場合でも、実際には「補欠」として待機状態にあり、後日突然「繰り上げ合格」の連絡が入るケースがあります。
この繰り上げ合格の連絡は、補欠順位が公表されていないため、どのご家庭にどの程度チャンスがあるのかは一切分かりません。中には、翌年の1月後半になってから電話がかかってきたという例も報告されています。
例年、男女を合わせて10名程度が繰り上げで合格すると言われていますが、人数やタイミングは年度によって大きく変動します。
こうした事情から、結果発表後は「不合格」と受け止め、他の進路準備を進めるのが基本です。しかし、思いがけず繰り上げ合格の知らせが届く可能性があるため、もし桐朋学園小学校を強く希望される場合は、気持ちの整理と併願先の準備を並行して行うことが大切です。

【桐朋学園小学校】補欠合格以外の選択肢
前述の通り、桐朋学園小学校では、一般的に「補欠合格」という制度について事前のアナウンスがありません。
不合格だと考えて過ごしていたところに、後日「繰り上げ合格」の連絡が突然届く場合があります。そのため、結果発表後に補欠待ちを前提とした準備を進めることは難しく、最終的に連絡があるかどうかは最後まで予測できません。
併願校への入学手続き
桐朋学園小学校では補欠合格の制度が事前に公表されておらず、基本的には「不合格」と受け止めて準備を進める必要があります。他校に合格している場合は、入学金や制服、教材費など必要な手続きを定められた期限内に進め、入学準備を整えておくことが重要です。
仮に桐朋学園小学校から後日「繰り上げ」の連絡が届いた場合には、改めて進路を検討する形になりますが、まずは確実に進学が決まっている学校で準備を進めることが、ご家庭にとってもお子さまにとっても安心につながります。
二次募集への出願
もし他校の合格がない場合は、他校の「二次募集」へ出願するという選択肢も考えられます。私立小学校の一部では、11月中旬以降に欠員補充を目的とした二次募集を実施しているところがあります。
桐朋学園小学校から補欠連絡が来るかどうかを待つのではなく、不合格である前提のもとに他校の二次募集情報を早めに収集し、準備を進めることが大切です。
ただし、二次募集は毎年必ず行われるわけではなく、募集人数もごく限られているため、候補となる学校を複数確認しておくとより安心です。
国立小学校の受験
桐朋学園小学校を第一志望に考えるご家庭の中には、併願先として国立小学校を検討される方もいらっしゃいます。近郊では、学芸大学附属大泉小学校や、同じくノンペーパー校で知られるお茶の水女子大学附属小学校が代表的な選択肢です。
これらの国立小学校の試験日は11月後半以降に行われることが多いですが、出願はそれより前に締め切られるため、桐朋学園小学校の不合格や繰り上げ合格の可能性を考慮しつつ、早めに出願手続きをしておくと安心です。
国立小学校は抽選や面接を含む独自の選考方式を採用しており、倍率も非常に高いのが特徴です。しかし、私立小学校と比べかなり安価な
授業料で質の高い教育が受けられる点や、特色ある教育方針に魅力を感じるご家庭も多いでしょう。
不合格や補欠の状況を見据えて、事前に準備を整えておくことで、お子さまにとってより良い進路選択ができるはずです。
公立小学校への進学
合格がひとつもないようであれば、公立小学校への進学準備を進めるのが基本です。最近では、公立小学校の教育環境や設備も大きく向上しており、地域によっては私立に引けを取らない学習環境が整っています。
また、幼稚園や保育園で一緒だったお友達と進学できる点は、お子さまにとって大きな心の支えになるでしょう。
さらに、将来的に中学受験や編入試験を通じて、再度桐朋学園小学校やその他の学校に挑戦する道もあります。編入試験などに向けて、普段から家庭での学びや生活態度を丁寧に積み重ねておくことが、将来の選択肢を広げるポイントになります。
【桐朋学園小学校】補欠合格を期待する前にできること
桐朋学園小学校を本気で目指すなら、補欠合格に期待する前に「正規合格」を勝ち取るための準備が何より大切です。
まず、家庭学習では机上の勉強だけでなく、家族で自然豊かな場所へ出かけて全力で遊ぶ体験や、家庭内で工作・絵画に楽しく取り組むなど、幅広い活動を通じて自主性や創造力を育むことが重要です。
また、桐朋学園小学校では面接がないため、願書が唯一ご家庭の想いを伝える手段となりますので、願書の徹底対策も欠かせません。このように、桐朋学園小学校に正規合格するためには、限られた時間の中で多面的な準備を進める「時間との戦い」になるのが現実です。
弊社では、完全オーダーメイドで作成する作成サポートや、合格率97%を誇る桐朋学園小学校の受験対策に特化した講師が担当する家庭学習支援サービスを通じて、それぞれのご家庭に合った最適な準備プランをご提案し、志望校合格まで伴走しています。外部サービスを上手に活用しながら正規合格を目指しましょう。
まとめ:桐朋学園小学校の補欠合格に期待するより確実に合格を
高倍率かつ大人気の桐朋学園小学校に合格することは、決して容易な道のりではありません。
ペーパーテストがなく、入学後は自由でのびのびと過ごせるイメージから「準備はそこまで必要ない」と安易に考えてしまうご家庭も多いですが、それは大きな誤解です。
正規合格を目指すためには、日々の家庭学習や願書作成を含め、綿密な準備が不可欠です。大切なのは、補欠合格に期待するのではなく、確実に合格をつかみにいく姿勢です。
どんなに準備をしていても不安はつきものですが、そんなときはどうぞ遠慮なく弊社にご相談ください。私たちが全力でサポートし、一緒に夢の実現を目指しましょう!