桐朋小学校を卒業したあと、子どもはどこの中学校へ進むのでしょうか。
男の子と女の子で進学先が違うと聞いて、仕組みがよく分かりません。
【桐朋小学校】卒業後の進学先の全体像
関連動画:桐朋小学校について
桐朋小学校は1955年に開校した、東京都調布市若葉町にある共学の私立小学校です。児童数は432名、14クラスで構成されており、1学年の定員は72名です。1・2年生は24名の3クラス、3年生から6年生は36名の2クラスという編成で、学年の途中でクラスの人数と数が変わります。
この学校の大きな特色のひとつが、卒業後の進路です。桐朋小学校は学校法人桐朋学園に属しており、同じ学園の中に中学校・高等学校があります。そのため、多くの児童が中学受験の準備に追われることなく、6年間をじっくり過ごしたうえで系列の中学校へ進む道を選べます。
小学校受験を考えるご家庭にとって、この「その先」の見通しは志望校選びの重要な材料です。中学入試のために塾通いを続ける生活を選ぶのか、小学校の6年間を学校の学びと家庭での時間に使うのかで、家族の過ごし方は大きく変わります。
桐朋小学校がどんな学校かをあらためて確認したい方は、桐朋小学校受験 総合受験ガイドもあわせてご覧ください。
【桐朋小学校】桐朋中学校・桐朋女子中学校への推薦制度
桐朋小学校は公式の入学案内Q&Aで、桐朋中学校と桐朋女子中学校への進学について尋ねた項目で、学校長の推薦により両校への推薦制度があると回答しています。
ここで押さえておきたいのは、「推薦制度がある」という書き方になっている点です。全員が自動的に進学できると学校が明言しているわけではありません。推薦の要件や人数が公表されていない以上、「入学すればそのまま安心」と考えるのではなく、6年間の学習と生活の積み重ねがそのまま進学につながると理解しておくのが健全です。
実際、桐朋小学校の授業は40分を1コマとして進み、教科の学習に加えて総合活動や自治活動が組み込まれています。日々の授業に丁寧に取り組み、係活動や行事に自分の役割を持って関わる姿勢が、そのまま次の段階への準備になります。
推薦の具体的な条件や、進学にあたっての手続きについては、学校説明会や個別の問い合わせで確認するのが確実です。【桐朋小学校】学校説明会ガイドで日程を確かめ、疑問はその場で質問しておきましょう。
【桐朋小学校】男子と女子で進む学校が変わる仕組み
桐朋学園の構成は、他の私立小学校とは少し違います。学校法人桐朋学園は、国立市にある男子部門、調布市仙川にある女子部門、そして同じく仙川にある音楽部門の三つの部門から成り立っています。
- 女子部門(調布市):桐朋幼稚園、桐朋小学校(共学)、桐朋女子中学校・高等学校、桐朋学園芸術短期大学、桐朋教育研究所
- 男子部門(国立市):桐朋学園小学校(共学)、桐朋中学校・高等学校(男子)
- 音楽部門:桐朋学園大学音楽学部、桐朋女子高等学校音楽科(共学)、桐朋学園大学院大学、桐朋オーケストラ・アカデミー、子供のための音楽教室
名前は「女子部門」ですが、その中にある桐朋小学校は共学です。同じように、男子部門にある桐朋学園小学校も共学です。
学園の説明によると、この二つの共学小学校の児童は相互に入れ替わって進学し、それぞれ異なる中学校へ進みます。つまり、桐朋小学校の男子は国立市の桐朋中学校へ、女子は同じ仙川にある桐朋女子中学校へ進むという形です。
見落としやすいのが、男子の場合は中学進学の段階で通学ルートが変わるという点です。小学校は仙川、中学校は国立ですから、通学時間や乗り換えが今までと違ってきます。小学校の通学条件・通学範囲とあわせて、6年後の通学まで見通しておくと安心です。
【桐朋小学校】進学先の中学校・高等学校はどんな学校?
桐朋中学校・高等学校は、国立市にある男子の中高一貫校です。桐朋女子中学校・高等学校は、桐朋小学校と同じ調布市仙川にあり、小学校のすぐ近くで6年間を過ごすことになります。
進学先が決まっているというのは、単に受験をしなくてよいという意味ではありません。小学校の6年間で身につけた学び方や生活のリズムが、そのまま中学以降に引き継がれるということです。桐朋小学校が大切にしている自治活動や、みんなで話し合って決めていく経験は、中高の学校生活でも生きてきます。
それぞれの中学校・高等学校の教育内容や、年度ごとの大学入試結果は各校の公式サイトで公開されています。数字は年度によって変わりますので、最新の情報は必ず各校の公式サイトでご確認ください。
もうひとつ知っておきたいのが、音楽部門の存在です。桐朋学園には桐朋女子高等学校音楽科や桐朋学園大学音楽学部、桐朋学園大学院大学があり、音楽を専門に学ぶ道が学園の中に用意されています。小学校の段階からその道が約束されるわけではありませんが、身近に本格的な音楽教育がある環境は、この学園ならではの魅力です。
学校の雰囲気や在校生家庭の様子については、【桐朋小学校】評判は?もあわせてご覧ください。
【桐朋小学校】外部の中学校を受験するという選択
系列校への推薦制度がある一方で、お子さまの興味や進みたい方向によっては、外部の中学校を考えるご家庭もあります。
ただし、外部受験をする場合の扱いや推薦との関係について、桐朋小学校の公式サイトに具体的な記載はありません。ここは推測で判断せず、学校説明会や在校生のご家庭、そして学校への問い合わせで確認していただきたい部分です。
もうひとつ、公式に案内されている制度として、入学後に海外勤務などで転出した場合には、転編入試験を受けずに再入学できる制度があります。転勤の可能性があるご家庭にとっては、心強い仕組みです。
進路の考え方で迷ったときに大切なのは、「どの学校に入れるか」ではなく「お子さまがどんな6年間、そして12年間を過ごすか」という視点です。桐朋小学校は、答えを早く出すことよりも、自分で考えて表現することを重んじる学校です。その育ち方が合うご家庭かどうかを、桐朋小学校に受かる子の特徴とあわせて確かめてみてください。
内部進学を前提にするときに家庭で決めておきたいこと
系列校への進学が見込める環境は、ご家庭にとって大きな安心材料です。ただし、その安心が「勉強はしなくてよい」という受け取り方につながってしまうと、中学以降で苦労することがあります。次の3点は、入学前に家族で話し合っておくとよいテーマです。
- 毎日の家庭学習をどのくらいの時間、どの時間帯に取るか
- 習い事や放課後の予定を、学校生活とどう両立させるか
- お子さまが別の道を望んだときに、どこまで一緒に考えるか
特に3つ目は、お父様とお母様で考えがずれやすいところです。小学校受験の段階で「12年間このままで」と決めきってしまうと、お子さまの興味が変わったときに家庭の中で摩擦が生まれます。進路は選び直せるものだという前提を、あらかじめ共有しておきましょう。
【桐朋小学校】進学に関するよくある質問
Q. 卒業生は全員が桐朋中学校・桐朋女子中学校へ進めますか?
学校が公表しているのは「学校長の推薦により、両校への推薦制度があります」という内容です。推薦の要件や人数は公表されていないため、全員が自動的に進学できると断定することはできません。詳しくは学校へご確認ください。
Q. 男子は中学から国立市に通うことになるのですか?
学園は、二つの共学小学校の児童が相互に入れ替わって進学すると説明しています。桐朋小学校の男子は国立市の桐朋中学校へ進むことになりますので、中学以降の通学時間もあらかじめ確かめておくと安心です。
Q. 桐朋学園小学校との違いは何ですか?
桐朋学園小学校は国立市にある別の学校で、入試日程も募集要項も別に定められています。教育内容や入試の違いは【桐朋小学校・桐朋学園小学校】違いとは?で整理しています。
Q. 音楽の道に進むことはできますか?
桐朋学園には音楽部門があり、高等学校音楽科や大学音楽学部が設置されています。ただし進学には各校の入試がありますので、小学校からそのまま進めるという意味ではありません。
Q. 進学を見据えて小学校時代にできることはありますか?
毎日の授業を丁寧に受け、家庭では読書や生活の習慣を整えることが土台になります。学年に応じた家庭学習の進め方は、小学校受験 家庭学習サポートでもご相談いただけます。
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