桐朋小学校は、子どもの個性を尊重し、考える力や表現力、仲間と協力する力を育む教育を大切にしている魅力あふれる学校です。本記事には、桐朋小学校の詳細に始まり、学費・行事・給食・同窓会までほぼすべての情報が網羅されています。
桐朋小学校の学びの姿や学校生活の様子を詳しく紹介します。この記事を読めば、学びの姿や学校生活の様子といった桐朋小学校の魅力を一目で理解することができます。この記事をもとに、学校研究を深め、願書作成にも役立ててくださいね。
桐朋小学校の基本情報と特徴
桐朋小学校の基本情報
| 教育目標 | 子ども一人ひとりを原点に 子どもの多様性を大切にし、一人ひとりの個性を尊重した教育を行います。保護者や地域と協力しながら、子ども自身が自分や他者を大切にできる心を育みます。目の前の子どもの姿を見つめ、共に成長し続けることを重視しています。 自分自身の人生の主人公に、そして社会のつくり手となりゆくための根っこを育てる 一人ひとりが主体的に考え、平和を希求し、他者を尊重しながら共に生きる力を育みます。桐朋小学校は、子どもたちが社会の中で成長し、未来を築く力を身につけるための学びの場であることを大切にしています。 |
| 一貫教育 | 桐朋幼稚園から桐朋小・中・高までの一貫教育を実践し、子どもの発達に合わせた学びを提供しています。＊推薦制度あり |
| 教育理念 | 桐朋小学校は「一人ひとりの子どもたちを人生の主人公として育てたい」という願いを大切にし、教育を行っています。人間性を尊重し、自由な発想を伸ばし、創造性を育むヒューマニズムに基づく教育を重視しています。多様な個性を尊重し、知性・感性・個性を調和させながら、自分らしく社会と関わる力を育てていくことを大切にしています。 |
| 所在地 | 〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1 |
| アクセス方法 | 電車 京王線仙川駅徒歩（商店街を抜けるとすぐの場所にあります） バス （1）小田急線成城学園駅よりバス（仙川駅入口下車 徒歩） （2）小田急線狛江駅よりバス（仙川駅入口下車 徒歩） （3）京王線調布駅よりバス（仙川駅入口下車 徒歩） （4）吉祥寺駅よりバス（仙川下車 徒歩） （5）JR三鷹駅よりバス（仙川下車 徒歩） |
| 学校概要 | 1955年設立の私立共学小学校で、少人数制のクラス編成を採用しています。音楽・表現・協同作業など多様な学びを大切にし、子ども一人ひとりの個性を伸ばす教育を行っています。 |
桐朋小学校の特徴
| 表現活動の重視 | 音楽や演劇、図工などの表現活動を通じて、子どもたちの感性や創造力を育てています。 |
| 体験学習の充実 | 自然体験や社会見学など、実際の体験を通じて学ぶ機会を多く設けています。 |
| 少人数制クラス | 一人ひとりに目が行き届くよう、少人数でのクラス編成を行っています。 |
| 学年を越えた交流 | 異学年との交流を通じて、思いやりや協調性を育む活動を行っています。 |
| 保護者との連携 | ご家庭との連携を大切にし、保護者参加の行事や面談を積極的に実施しています。 |
桐朋小学校の学費と費用の内訳
| 学費 | 入学金 300,000円 （入学手続時に納入） 施設拡充費 100,000円 （入学手続時に納入） |
| 授業料 | 月額 50,600円 |
| 施設維持費 | 月額 11,500円 |
| 教育充実費 | 月額 2,000円 |
| 児童諸料 | 年額 24,400円 |
| 委託金 | PTA 入会金（入学時）2,000円会費（年額）4,400円児童会費 （年額）400円 |
| 預り金 | 旅行積立金 （月額）3,000円予納金 （年額）16,000円※その他学級活動費、補助教材費（入学後に納入） |
※上記の諸経費は2024年度以降、改定することがあります。
桐朋小学校の学費と近隣の私立小学校の学費比較
| 桐朋小学校 | 成蹊小学校 | 早稲田実業学校初等部 | |
| 年額費合計 | 872,400円 | 1,180,840円 | 1,104,000円 |
| 初年度合計 | 1,274,400円 | 1,480,840円 | 1,456,000円 |
年額費…授業料、施設維持費、PTA費用など
初年度合計…年額費に入学金など入学初年度に追加される金額を合わせた合計
このように、桐朋小学校の学費は、近隣の私立小学校と比べてやや安価の価格帯であることがうかがえます。
※武蔵高校附属小学校という小学校は存在しませんでしたので省略しています。
※桐朋小学校のある調布市近郊の私立は「晃華学園」や「カリタス」、「武蔵野東小学校」が近いです。成蹊と早稲田が近いのは「桐朋学園小学校（国立市）」ですが問題ないでしょうか？
桐朋小学校の入学式
桐朋小学校の入学式は、例年4月上旬に開催されます。
式典は校内の講堂で行われ、以下のような流れで進行します。(年度によって変更あり）
入場
まず、新入生は5年生に手を引かれて入場します。5年生はこれからの学校生活のパートナーとして新1年生を優しく迎え入れ、温かい雰囲気の中で入学式が始まります。
開式の辞
新入生と保護者が着席し、式が正式に始まります。
校長先生のご挨拶と校章の授与
校長先生から、桐朋小学校の教育方針や新入生への期待が語られます。その後、新入生一人ひとりに校章が授与され、桐朋小学校の一員としての自覚を促されます。
担任教師および専科教員の紹介
新入生の担任教師だけでなく、音楽や図工、体育などの専科教員も紹介され、子どもたちがこれから関わる先生方の顔を知る機会が設けられます。
2年生による「1年生を迎える表現」
2年生が、自分たちが1年間の学習や活動を通じて学んできたことをもとに、歌や劇、リズム表現などの形で新入生に披露します。この時間は、新入生にとって学校生活への期待を膨らませ、安心感を得られる温かな時間となっています。
校歌斉唱
全員で校歌を斉唱し、一体感を高めます。
閉式の辞
式典が終了し、新入生は教室へ移動します。
式典の雰囲気と保護者の服装
入学式は、桜が咲き誇る季節に行われ、校庭や校舎周辺では記念撮影を楽しむ家族の姿が多く見られます。
式典は厳粛ながらも温かみがあり、新入生の緊張を和らげるような配慮が感じられるのが特徴です。
保護者の服装は、フォーマルなスタイルが一般的です。
- 男性
ダークスーツにネクタイを合わせたきちんとした装いが多く、シャツは白が無難です。
- 女性
スーツやワンピースにジャケットを羽織り、華美になりすぎない落ち着いた色合い（ネイビー、ベージュ、グレー系など）が好まれます。アクセサリーは控えめに、パールを中心としたブローチ、ピアス（イヤリング）、ネックレス程度です。
特に、桐朋小学校は「派手すぎず上品に」という雰囲気があるため、華やかなコサージュや明るい色のバッグ・靴などを合わせる場合でも、全体のトーンを落ち着ける意識が大切です。
また、過度な装飾や強めのアクセサリーは避け、上品で清潔感のある印象を意識すると良いでしょう。
式典後には、家族で記念撮影をする家庭が多いため、立ち姿や座り姿が写真に映えるよう、シルエットや丈感にも配慮するのがおすすめです。
特に女性は膝丈程度のスカートや、シンプルなヒール靴などが写真写りを良くします。また、桜を背景にした屋外での撮影もあるため、気温や天候に合わせた羽織り物（薄手のコートやストールなど）を準備しておくと安心です。
桐朋小学校の運動会
桐朋小学校の運動会は、子どもたちが日々の学びを体現し、仲間と協力しながら成長する大切な行事です。在校生や卒業生からの情報を元に、その特徴や構成についてご紹介します。
開催時期
桐朋小学校の運動会の開催時期は、毎年10月頃（秋）に行われるのが基本です。
日常の学びの集大成としての「民舞」
桐朋小学校の運動会では、全学年が日本各地の民舞を披露します。
太鼓や踊りは、保存会の方や実際に現地で踊られている方々を招き、目の前で本物に触れる機会を大切にしています。
体育の授業だけでなく、総合や美術、社会の時間も活用し、歴史や背景について学び、その成果を運動会で表現します。
学年を越えた協力による「対抗競技」
伝統競技の「大玉リレー」では、上級生がリーダーとなり、下級生を導きながら、3年生から6年生までが一つの大玉をつないでいきます。
1、2年生は「玉入れ」を楽しみ、学年対抗競技では各クラスがプライドをかけて熱烈に競技します。
子どもたち自身が創り上げる「係活動」
運動会を支えるのは、子どもたちの係活動です。教員の協力を得ながら、用具の準備、会場のライン引き、放送など、さまざまな作業に取り組みます。自分たちの手で創り上げる運動会は、子どもたちが一歩も二歩も成長する大きな機会となります。
桐朋小学校の給食・食育
桐朋小学校の昼食は、基本はお弁当持参が基本となっていますが、毎日のこととなるとお弁当づくりに悩むご家庭もあるでしょう。
そんなときに心強いのが、学校内でのパンやおにぎりの販売です。普段慣れ親しんだご家庭のお弁当と異なり、また注文したお友達同士で同じものを食べられることは、子どもたちにとっても特別な楽しみの時間。
お弁当と組み合わせることで、食への関心も広がります。家庭の味を大切にしながらも、学校生活に彩りを添える桐朋ならではの工夫が感じられます。
卒業後もつながる絆桐朋小学校の同窓会活動
桐朋小学校の同窓会は、卒業後も続く温かなつながりを大切にしています。学校を巣立った後も、同じ学び舎で育った仲間同士が集まり、近況を語り合い、励まし合う場として機能しています。
同窓会の公式サイトでは、会長挨拶や活動報告、卒業生のインタビューなどが公開されており、「桐朋で過ごした日々がどれほど深い絆を育むのか」が垣間見えます。
特に、卒業後も母校とのつながりを大切にし、世代を超えて交流を重ねる姿は、桐朋小学校の教育理念「共に学び、共に育つ」の延長線上にあると感じます。
お子さまが桐朋小学校で得る学びや人間関係は、単なる6年間で終わらず、その後の人生においても大切な支えになるのだと実感できることでしょう。
「桐朋で学ぶ」という選択は、将来の同窓生としての誇りを育む一歩にもつながります。学校選びを考える今、そんな「卒業後の未来」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
桐朋小学校の年間行事と学校生活の様子
桐朋小学校の年間行事
| 行事名 | 詳細 |
| 入学式 | 桐朋小学校の入学式は、春の桜が咲く季節に行われます。新入生は5年生に手を引かれて入場し、温かな雰囲気の中で式が進行します。校長先生の挨拶では、教育方針や新入生への期待が語られ、一人ひとりに校章が授与されます。担任教師や専科教員の紹介もあり、学校生活への期待が高まります。 |
| 卒業式 | 卒業式は、6年間の学びを締めくくる重要な行事です。卒業生は在校生や教職員、保護者に見守られながら、卒業証書を受け取ります。式では、卒業生の成長や努力が称えられ、感謝の気持ちが込められた言葉が交わされます。桐朋小学校での思い出を胸に、新たな一歩を踏み出します。 |
| 八ヶ岳合宿 | 運動会は、全校児童が参加する一大イベントです。各学年による競技や演技が披露され、特に民舞の発表では、地域の伝統文化を学び、表現する機会となります。上級生が下級生をリードする場面も多く、学年を超えた協力や連帯感が育まれます。 |
| 運動会 | 運動会は、全校児童が参加する一大イベントです。各学年による競技や演技が披露され、特に民舞の発表では、地域の伝統文化を学び、表現する機会となります。上級生が下級生をリードする場面も多く、学年を超えた協力や連帯感が育まれます。 |
| 音楽会 | 音楽会では、各学年が合唱や合奏を披露し、日頃の音楽学習の成果を発表します。全校合唱や学年ごとの演奏を通じて、音楽の楽しさや表現の喜びを共有します。児童たちは、練習を重ねる中で、協調性や表現力を高めていきます。 |
| 美術展 | 美術展は、児童たちの創造力や表現力を発揮する場です。各学年の作品が展示され、絵画や立体作品など、多彩な作品が並びます。美術展を通じて、子どもたちは自分の感性を表現し、他者の作品から刺激を受けることで、芸術への理解を深めます。 |
桐朋小学校の学校生活の様子
桐朋小学校の児童たちは、日々の学校生活を通じて、学びと成長を重ねています。朝の登校から始まり、授業、休み時間、放課後まで、充実した時間を過ごしています。
授業では、基礎的な学力の習得だけでなく、探究心や表現力を育む活動が取り入れられています。
また、休み時間には、友達と元気に遊び、社会性や協調性を養っています。
放課後には、クラブ活動や自主学習に取り組む児童も多く、主体的な学びの姿勢が育まれています。
このように、桐朋小学校では、児童一人ひとりが主体的に学び、充実した学校生活を送っています。
まとめ：桐朋小学校で育つ子どもたちと学校の魅力
桐朋小学校は、子ども一人ひとりの個性を大切にし、主体性や探究心、仲間と協力する力を育む教育を実践しています。
入学式や卒業式といった節目の行事、運動会や音楽会、美術展、八ヶ岳合宿といった体験を通じて、子どもたちは学びの楽しさや人と関わる喜びを知り、大きく成長していきます。学校生活を通じて得た経験や絆は、卒業後も続く同窓会活動などを通じて人生の支えとなるでしょう。
桐朋小学校を検討しているご家庭には、ぜひ日々の学校生活や行事に込められた意味を理解し、お子さまの成長に寄り添う姿勢を持っていただければと思います。
学校研究や願書作成の際には、桐朋小学校が大切にしている「共に育つ」「感じたことを表現する」学びの姿を意識し、家庭での取り組みにも活かしてみてください。きっと、未来への大きな一歩につながるはずです。
