東京農業大学稲花小学校

【東京農業大学稲花小学校】点図形が超難関?難しい?対策をプロが解説

【東京農業大学稲花小学校】点図形が超難関?難しい?対策をプロが解説
塾長
塾長

東京農業大学稲花小学校は、日本唯一の農業大学附属小学校として自然や生き物、環境を学びの中心に据えながらも、最先端のカリキュラムにも同時に取り組む私立小学校です。

この現代的な教育内容が共働きやパワーカップルと呼ばれるご夫婦に支持され、開校以来受験者数・倍率ともにトップの一角を担う大注目校です。

そんな東京農業大学稲花小学校のペーパー試験で出題される「点図形」が「超難関、難しい」と話題となっています。

 

【東京農業大学稲花小学校】出題される点図形が超難題と話題

点図形とは、小学校受験のペーパー問題で頻出の分野です。与えられた点と点を線で結び、お手本と同じ図形や絵を作る問題で、点つなぎとも呼ばれます。

 

多くの私立小学校の入学考査で点図形が出題されるその目的は、図形の認識を促し、空間認識力を測る、 運筆力などを試すためと言われています。点図形を解く能力が、小学校入学後に身に付ける「書きの能力」(ひらがな、カタカナ、漢字)や「図形問題の解決」につながることから重要視している私立小学校がほとんどで、東京農業大学稲花小学校はその傾向がより一層強いと言えるでしょう。

 

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【東京農業大学稲花小学校】出題される点図形が超難しい理由

東京農業大学稲花小学校のペーパー試験で出題される点図形が、超難しいと言われる理由は何でしょうか。お受験のプロがその理由を3つのポイントに絞って解説します。

 

出題内容が細かくて複雑なため

東京農業大学稲花小学校の点図形問題は、一般的なものと比べて圧倒的に点の数が多く、線を引く作業が非常に細かいことで知られています。

通常の点図形問題では、点の数がある程度限られ、つなぎ方によって特定の形やイラストが完成するものが多いですが、東京農業大学稲花小学校の問題はその逆です。

点の配置が無秩序で、完成形が予測しづらい構造になっているため、直感的に補完しながら作業を進めることが難しいのです。

さらに、出題の中には左右反転(鏡映変換)させて書くものもあり、通常の点図形以上に高度な空間認識力や視覚的な情報処理能力が求められます。

単に点を順番につなぐだけでなく、反転後の形を頭の中でイメージしながら作業を進めなければならず、幼児にとっては非常に負担の大きい問題です。特に、最後まで完成させることができても、線がゆがんでいたり、その角度や形がずれてしまうと減点の対象となることがあり、正確性も求められます。

このように、単純な作業に見えて実は高度な図形処理能力を必要とする点図形問題は、受験生にとって非常に難易度が高い課題となっています。

 

問題にかけられる時間が短いため

東京農業大学稲花小学校の点図形問題は、ただでさえ複雑な出題であるにもかかわらず、解答にかけられる時間が極端に短いことでも有名です。一般的な私立小学校の点図形問題では、ある程度の時間をかけて丁寧に作業できるよう配慮されていますが、東京農業大学稲花小学校の試験では、制限時間が厳しく設定されており、多くの受験生が途中で時間切れとなってしまいます。

それでなくとも問題の難易度が高いため、慎重に取り組もうとすると時間が足りなくなり、逆にスピードを意識しすぎるとミスを誘発するというジレンマが発生します。これは、幼児にとって非常に厳しい条件であり、短時間で正確に作業を進めるトレーニングを積んでいないと、途中で手が止まってしまうこともあります。

このように、東京農業大学稲花小学校の点図形問題を攻略するには、単なる図形認識力だけでなく、短時間で最適な判断を下し、正確に処理するスピード力が必要となるのです。

 

ペーパーの問題数が全体的に多く、高レベルのため

東京農業大学稲花小学校の入試では、点図形に限らずすべてのペーパー問題において、解答時間が非常に短く、出題数が多いという特徴があります。そのため、試験全体を通してハイペースで解き続けなければならず、受験生にとっては時間管理と集中力の維持が大きな課題となります。

特に、点図形は試験の中盤から後半にかけて出題される傾向があり、すでに多くの問題を解いて疲れが出てきた段階で挑まなければならないという難しさがあります。小学校受験のペーパー試験では、長時間の集中力を維持すること自体が難しいため、後半の問題に入るころには、思考力や判断力が低下してしまう受験生も少なくありません。

また、本校のペーパー問題は、単純な知識の暗記ではなく、思考力・応用力・処理能力を総合的に試す出題が多いため、試験全体の負荷が高くなっています。そのため、点図形問題に取り組むころには、すでに多くのエネルギーを消費しており、集中力が続かない受験生が増えるのです。

このように、東京農業大学稲花小学校の点図形問題は、試験全体の難易度の高さや問題数の多さによって、さらにハードルが上がる構造になっています。そのため、単純な図形認識力だけでなく、長時間の試験に耐えうる精神的な持久力や、短時間で集中力を最大限発揮するトレーニングが欠かせません。

 

【東京農業大学稲花小学校】点図形を攻略する方法

それでは、一体どうすればこのように難解な東京農業大学稲花小学校の点図形を攻略することができるのでしょうか。小学校受験で様々なご家庭を指導し合格に導いてきた指導者のプロとして、点図形が上達する方法を4つのポイントに絞って詳しくお伝えします。

 

鉛筆を正しく持ち、筆圧を上げる

点図形を攻略するうえで最も重要なのが、鉛筆の持ち方と筆圧のコントロールです。正しく鉛筆を持つことで、安定した線を引くことができ、点の中心を正確につなぐ力が養われます。特に、東京農業大学稲花小学校の点図形は細かく、線のズレが大きなミスにつながるため、しっかりした筆圧で確実に点を結ぶことが求められます。

鉛筆の持ち方が不安定だと、線がガタガタになり、時間をかけても正確な図形を描けません。まずは、親指・人差し指・中指を適切に使い、無理なく鉛筆をコントロールできる持ち方を習得することが大切です。また、筆圧が弱いと線がかすれてしまい、修正しようとすると時間をロスする原因になります。そのため、適度な筆圧を意識しながら、力強く明瞭な線を引く練習をしましょう。

この基本が身につくと、点と点を確実につなげるようになり、点図形の仕上がりが格段に向上します。鉛筆の持ち方を意識することが、点図形攻略の第一歩です。

 

フリーハンドでまっすぐな線をひけるようにする(縦、横、斜め)

点図形に強くなるには、定規を使わずにフリーハンドでもまっすぐな線を正確に引く練習が有効です。東京農業大学稲花小学校の点図形の出題では、縦・横・斜めの線をまっすぐ引く技術が不可欠です。点と点をつなぐ際に、ブレずにスムーズに線を引けるようになると、解答スピードと正確性が飛躍的に向上します。

まずは、短い線から練習し、次第に長い線へとステップアップしていきましょう。最初はゆっくり丁寧に引き、慣れてきたら素早く滑らかに線を引く練習をします。また、縦や横だけでなく、斜めの線も意識的に練習することが大切です。特に、点図形では対角線を結ぶ問題が多いため、斜めの線がスムーズに引けるかどうかが得点に大きく影響します。

さらに、目標の点をしっかりと見据え、迷わず一気に線を引くことが重要です。ゆっくり慎重にやりすぎると手が震えてしまい、かえってガタついた線になってしまうことがあります。普段からフリーハンドでまっすぐな線を引く練習を重ねることで、点図形の完成度を大幅に向上させることができます。

 

簡単な問題に繰り返し取り組み、基礎力を付ける

東京農業大学稲花小学校の点図形は非常に細かく難解ですが、いきなり高難度の問題に取り組んでも効果は薄いため、まずは簡単な問題を繰り返し練習し、基礎力をしっかりと固めることが重要です。

最初は「簡単すぎる」と感じるレベルからスタートし、短時間で正確に仕上げる練習を積むことがポイントです。少ない点数でシンプルな形を作る問題から始め、徐々に点の数が増えていく問題へと進めることで、無理なくレベルアップできます。このとき、単に速く終わらせることを意識するのではなく、線のブレやガタつきをなくし、丁寧で正確な仕上がりを心がけることが大切です。

また、時間を計りながら取り組むことで、短時間で処理する力も身につきます。簡単な問題をスムーズに解けるようになれば、自然と難易度の高い問題にも対応できるようになります。基礎を固めた上で段階的にレベルを上げることが、最も効率的な学習法です。

 

好きなイラストやキャラクターの問題に取り組む

東京農業大学稲花小学校の点図形問題は、完成形が無秩序で予測しづらいものが多く、取り組むこと自体がストレスになりがちです。そのため、まずは楽しく学ぶ環境を作り、「点図形が好き!」と思えるようにすることが大切です。

おすすめの方法は、お子様の好きなイラストやキャラクターを完成させる点図形に取り組むことです。例えば、動物や乗り物、人気キャラクターが出来上がる問題を解くことで、楽しみながら練習を続けることができます。「どんな絵ができるんだろう?」というワクワク感があると、自然と集中力も高まり、点図形に対する抵抗感がなくなります。

成功体験を積み重ねることも大切です。難しい問題に取り組んで挫折してしまうよりも、「できた!」「楽しい!」というポジティブな感情を育むことが、上達スピードを格段に上げるのです。最初はイラストのある点図形で楽しみながら取り組み、慣れてきたら少しずつ無秩序な図形にも挑戦すると、無理なく成長できます。

点図形を「苦手な問題」ではなく「楽しい問題」として捉えられるようになれば、自然と実力が向上し、東京農業大学稲花小学校の高難度な問題にも対応できるようになるでしょう。

 

【東京農業大学稲花小学校】点図形が話題、超難関、難しい、対策をプロが徹底解説まとめ

東京農業大学稲花小学校の入学考査で出題される点図形は、噂にたがわず大変難問です。しかし、その出題意図を知り、ポイントを理解した上で練習を繰り返せばどんなお子様でも解けるようになります。「試験に合格したいから」という理由はもちろんですが、点図形は「小学校入学後、すべての学びの基礎になる」大変重要な単元です。東京農業大学稲花小学校合格を目指すご家庭はもちろんのこと、私立小学校の入学試験を受けるご家庭にはぜひ積極的に取り組んでほしいです。鉛筆の握り方から始めて、基礎を徹底的に身に付けてくださいね。

 

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
願書作成97%、面接レッスン93%、受験指導100%
など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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