東京都町田市の緑豊かなキャンパスで、キリスト教の精神に基づいた「全人教育」を掲げる玉川学園小学部。一人ひとりの個性を尊重し、慈しみの心を育む学園の教育理念は、四季折々の多彩な行事の中にも息づいています。
本記事では、2025年4月5日に執筆された最新の入学式レポートや、玉川学園独自の「一貫教育」へのこだわりを象徴する卒業式の仕組みについて詳しく解説します。
1年を通じて子どもたちがどのような経験を積み、自らの可能性を広げていくのか、その魅力あふれる行事の数々を詳しくご紹介します。
【玉川学園小学部】入学式はいつ?その内容は?
例年4月の第1週に行われる玉川学園小学部の入学式。本記事では、満開の桜のもとで執り行われた2025年度の式典の様子を詳しくご紹介します。
開催日時とロケーション
2025年4月5日、満開の桜が咲き誇る春の佳き日に挙行されました。式典の会場となったのは、学園内の広大な「大体育館」です。
新入生の様子とエスコート
今年度は、期待に胸を膨らませた111名の新しい「玉川っ子」が仲間入りしました。式典では、高学年である5年生が新入生を優しくエスコートし、広いステージの上へと導く伝統的な光景が見られました。
一人ひとりを大切にする紹介 ステージ上では新入生一人ひとりの名前が紹介されます。子供たちは緊張しながらも、皆元気に返事をして、新しい生活への第一歩を力強く踏み出しました。
在校生と音楽による歓迎
2年生から5年生までの在校生が、温かな歓迎の歌声で新入生を迎えました。また、玉川学園らしいオーケストラによる本格的な生演奏と、会場を包み込む大きな拍手が、式典をより一層華やかで感動的なものにしました。
玉川っ子としての誓い
子供たちは、玉川学園小学部が大切にしている「きれいな心、よい頭、つよい体」という目標をしっかりと心に刻み、学校生活のスタートを切りました。
式典後の和やかな時間
式典の終了時には会場全体が和やかなムードに包まれ、クラスごとに記念撮影が行われました。晴れやかな表情で写真に収まる姿は、これから始まる充実した毎日を予感させるものでした。
【玉川学園小学部】1年間の行事の流れ
玉川学園小学部での一年間は、実体験を通して豊かな人間性を育む多彩な行事で彩られています。新しく追加いただいた詳細情報を交えながら、それぞれの行事の様子を文章でご紹介します。
| イベント名 | 実施時期 | 概要 |
| 先生はじめまして活動 | 4月 | 新入生が校内の各教室を自ら訪問し、先生たち一人ひとりと直接対話をすることで、顔と名前を覚えながら新しい環境に早く馴染めるよう工夫された活動です。 |
| 玉川学園運動会 | 4月 | 「親と子と先生の運動会」というキャッチフレーズのもと、家族や教職員が一緒になって心地よい汗を流し、学園全体の親睦を深める楽しい一日を過ごします。 |
| 遠足 | 5月 | 5月に実施され、目的地である「こどもの国」までみんなで歩いて向かい、自然の中で先生も子供も一緒になって思いっきり遊び、絆を深めます。 |
| 2年生 社会科見学 | 6月 | 6月に水族館などを訪れ、大きな水槽の前で観察したりメモを取ったりする実体験を通して、教科書だけでは得られない社会や自然への好奇心を養います。 |
| 七夕 | 7月 | 1年生が自分の手で竹を切り出すところから始め、願いを込めて書いた短冊を大きな竹に飾り付けることで、伝統行事の由来や季節の移ろいを肌で感じます。 |
| サマースクール | 8月 | 夏休み最初の3日間に開催され、普段の授業とは異なる100以上の多彩なプログラムの中から、子供たちが自分の興味に合わせて講座を自由に選んで主体的に学びます。 |
| 林間学校 | 8月 | 3・4・6年生が学年に応じて山中湖、八ヶ岳、奥日光の大自然の中へ赴き、カヌー体験や宿泊行事を通して、仲間と協力しながら心と体をたくましく鍛えます。 |
| サマープログラム(希望者) | 8月 | 夏休み期間中、1・2・5年生が学園の教育施設や大学の研究施設などを活用し、日常の学校生活では体験できない高度で特別な学習プログラムに挑戦します。 |
| ESサマーキャンプ in 弟子屈(3・4年生希望者) | 8月 | 北海道の弟子屈にある大自然を舞台に、親元を離れた共同生活やアウトドア活動を通して、自立心と豊かな感性を育みます。 |
| 玉川学園体育祭 | 10月 | 幼稚部から大学部までが一堂に会する学園最大級の行事で、伝統のデンマーク体操をベースとした集団美あふれる演技を披露します。 |
| The Rockhampton Grammar School研修(5年生希望者) | 10月 | オーストラリアの提携校を訪れ、現地の文化や生活を直接体験することで、多角的な視野と国際的なコミュニケーション能力の基礎を養います。 |
| 大根の収穫 | 11月 | 自分たちで丹精込めて育てた大根を収穫し、その収穫を祝ってクラスごとに「大根パーティ」を開き、食への感謝と命の恵みをみんなで分かち合います。 |
| 音楽祭 | 11月 | 幼稚部から5年生までの児童が本格的なコンサートホールの舞台に立ち、日ごろの練習の成果を合唱や合奏として発表することで、感性と表現力を磨き上げます。 |
| クリスマス礼拝 | 12月 | 一年の学校生活を無事に過ごせたことを神様に感謝し、キャンドルの灯りの中で「他者のために自分ができることは何か」を静かに見つめ直す大切な時間を持ちます。 |
| ハンネス・シュナイダー スキー学校 | 1月 | 5年生が志賀高原へ出かけ、見渡す限りの銀世界の中で厳しい寒さと自然の豊かさに触れながら、スキーの技術習得とともに強い精神力を養います。 |
| 玉川学園展 | 2月 | 一年間の集大成で、日ごろの学習成果を展示やプレゼンテーションといった形で発表し、努力が形になる喜びと達成感を仲間や保護者と共有します。 |
| 春休み | 3月 | 各家庭で一年間の学習を振り返り、新学期に向けて必要な準備を整えながら、次のステップへの期待を高める充電期間となります。 |
【玉川学園小学部】6年間の集大成「修了生の集い」:次なるステージへの決意
最後に、玉川学園小学部での学びと生活の集大成となる卒業式についてご紹介します。
玉川学園では幼稚園から高等学校までの一貫教育を重視しており、特に小学部から高等部までの12年間を「6・3・3制」にとらわれない独自の枠組みで構成しています。
そのため、一般的な小学校の卒業式に代わる節目として、義務教育の小学校課程修了を祝う「修了生の集い」を大切に執り行っています。
2023年度は3月15日、University Concert Hall 2016の大ホール「MARBLE」にて、晴れやかな式典が開催されました。
思い出を胸に、誇り高くステージへ
開式を待つ会場のスクリーンには、この1年間の生き生きとした活動の様子が映し出され、保護者の方々も感慨深く見守っていました。式典が始まると、修了証の授与が行われます。一人ひとりの名前がホールに響き、修了生たちは大きな声で返事をしてステージ中央へ。先生方からしっかりと修了証を受け取り、6年間での確かな成長を感じさせる立派な姿を見せてくれました。
先生方からの熱いメッセージ
先生方からは、次なるステップへ進む子どもたちへ向けて、心に響くエールが送られました。
修了生代表が語る、感謝とこれからの抱負
代表の生徒による挨拶では、入学当初は話せなかった英語を自然に使いこなせるまでに成長した日々や、コロナ禍の葛藤を乗り越え再開された宿泊行事での充実感が語られ、4月からの新たなステージでも自分を磨き続けたいという力強い決意が示されました。
希望を胸に、新しい世界へ羽ばたく
校歌斉唱の後、一列になって会場を後にする修了生たちを、保護者の皆さんが温かな拍手で送り出しました。4月から7年生(中学1年生相当)となる彼らは、後輩たちの模範となる存在として、また別の学校へ進学する仲間もそれぞれの場所で、新たな挑戦を始めていきます。
一人ひとりが「本当の実力」を身につける年代へと、確かな足取りで歩みを進めた感動的な一日となりました。
まとめ:行事を通して感じる玉川学園小学部のこだわりと温かさ
玉川学園小学部で行われる心のこもった行事の全ては、「人とともに人のために生きる」という全人教育の具現化です。
春の入学式で5年生が新入生の手を引く姿や、秋の体育祭で園児から大学生までが一堂に会する光景は、まさに玉川学園が大切にする「心のつながり」を象徴しています。
一つひとつの活動には、教科書だけでは学べない「本物」に触れる機会が散りばめられており、子供たちは自然の中での挑戦や仲間との協力を通じて、豊かな感性とたくましい精神を育んでいきます。
学年はもちろん、幼稚部から大学部までが関係を深め、長きにわたる一貫教育を体現するような行事設計には、学園全体で一人ひとりの成長を見守る温かな眼差しが貫かれています。
仲間と手を取り合い、時には互いに高め合いながら、誰かの喜びを自分のことのように分かち合う。こうした日々の中で積み重ねられたかけがえのない経験は、子供たちの揺るぎないアイデンティティとなり、未来という予測不能な社会へ踏み出すとき、自分らしく正解を描いていくための確かな原動力となるのです。
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