就実小学校を考えています。卒業したあとは、同じ学園の就実中学校へそのまま進めるのでしょうか。中学受験をすることもできるのか、知りたいです。
就実小学校を設置する学校法人就実学園には、就実中学校・高等学校や就実大学があります。ただ、小学校から就実中学校へどのような形で進むのか(推薦の制度や試験の有無)は、今回確認できた公式ページには書かれていませんでした。わかっていることと、学校に確かめたいことを分けて整理します。
大切なのは、以下の3点です。
・学園の公式サイトで、系列校と一貫教育の考え方をつかむ
・令和9年度の就実中学校の生徒募集要項で、中学校の入試のしくみを知っておく
・小学校から中学校への進み方は、説明会などで学校に直接たずねる
就実小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
就実小学校を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【就実小学校】進学先を考える前に知っておきたい基本
就実小学校は、学校法人就実学園が設置する私立小学校です。学園の公式サイトでは、所在地は岡山市中区西川原1-6-1と案内されています。
学園が公開している「令和6年度 特別の教育課程の実施状況等について」(令和7年7月22日付)という資料には、開校10年目を迎えたことが書かれています。
この記事は、2026年10月8日の時点で、学園の公式サイトと就実中学校・高等学校の公式サイトで確かめた内容をもとにしています。小学校の公式サイトの進路に関するページは、今回の確認では読み込むことができませんでした。そのため、小学校独自の進路の案内があるかどうかは、この記事では取り上げていません。最新の情報は、学校の公式サイトや説明会でご確認ください。
進学先を考えるときは、次の3つに分けて整理すると、話がすっきりします。
- 学園の中に、どんな学校があるのか
- 系列の中学校には、どんな入試やコースがあるのか
- 小学校から系列の中学校へ進むしくみが、どうなっているのか
1つめと2つめは、公式サイトで確かめることができました。3つめは、学校にたずねて確かめたい点です。順に見ていきましょう。
【就実小学校】就実学園の系列校と一貫教育
学校法人就実学園の公式サイトには、学園が設置する学校として、次の名前がのっています。
- 就実こども園
- 就実小学校
- 就実中学校・高等学校
- 就実大学・就実大学大学院
学園の「就実学園の取り組み」のページには、「ゼロ歳児から大学院まで一貫したクオリティーの高い教育を実践しております」という一文があります。こども園から大学院までの学校が、同じ学園の中にそろっているということです。
ただし、この「一貫した教育」という言葉は、学園全体の教育の考え方を示したものです。小学校の卒業生が全員そのまま就実中学校へ進む、という意味までは書かれていません。ここは、言葉の印象だけで判断しないように気をつけたいところです。
また、場所にも注目しておきましょう。就実中学校・高等学校の公式サイトでは、学校の所在地は岡山市北区と案内されています。小学校は岡山市中区にありますので、中学校に進むと通う場所が変わります。通学の道のりや時間も、6年後を見すえて考えておくと安心です。
【就実小学校】就実中学校の入試としくみ(令和9年度)
就実中学校・高等学校の公式サイトには、中学校の募集要項・出願書類のページがあり、「令和9年度 就実中学校 生徒募集要項」が公開されています。ここで確かめられたことを、表にまとめます。
| 出願資格 | 令和9年3月に小学校を卒業見込み、または義務教育学校(前期課程)を修了見込みの人 |
|---|---|
| 入試の回 | 1期入試、2期入試 |
| 1期入試の型 | 3教科型、適性検査型、2教科型 |
| 2期入試の型 | 2教科型 |
| コース | 特別進学コース(ハイグレードクラス、アドバンスクラス)、未来創造コース |
この募集要項は、令和9年度(2027年4月入学)のものです。就実小学校に入学する年のお子さまが中学校に進むのは、まだ先のことです。入試のしくみや型は、年度によって変わることがあります。最新は募集要項でご確認ください。
令和9年度の募集要項の中には、就実小学校の児童に向けた特別な入試や推薦についての記載は見当たりませんでした。とはいえ、募集要項に書かれていないことだけで、制度の有無を決めつけることはできません。気になるご家庭は、小学校の説明会で直接うかがってみてください。
特別進学コースのページには、「6年一貫の教育システム」という言葉があります。中学校から先の6年間をどう過ごすかも、いずれ考えることになりますね。
【就実小学校】小学校の英語と、中学校の英語のつながり
学園が公開している資料では、就実小学校の英語の取り組みが「就実型イマージョン教育」という言葉で表されています。同じ資料には、卒業時の目標レベルをCEFRのA2〜B1としていることが書かれています。CEFRは、英語などの力を段階で表すものさしです。くわしくはCEFR(セファール)とはの記事で説明しています。
この資料には、学校教育目標として「グローバル・シティズンシップを備えたクリエイティブな就実の子」という言葉も見られます。
一方、就実中学校の特別進学コースのページでは、ケンブリッジ大学出版局のテキストを使い、ケンブリッジ英語検定の合格を視野に入れた授業を行っていると紹介されています。3年生までにB1 Preliminary、5年生までにB2 Firstの合格をめざす、とも書かれています。
小学校と中学校の両方で、英語の力を国際的なものさしで考えていることがわかります。ただし、小学校で学んだ英語を中学校でどのように引きつぐのか、そのつながりの説明は、今回確認できた公式ページにはありませんでした。
ここは、ご家庭にとって大事な判断材料です。小学校で英語を多く学んだお子さまが、中学校でどんなクラスに入り、どんな授業を受けるのか。説明会で、具体的にたずねてみることをおすすめします。
【就実小学校】中学受験も考えるご家庭が話し合っておきたいこと
系列の中学校があっても、ほかの中学校を受験するという道を考えるご家庭もあるでしょう。就実小学校が、外部の中学校を受けるお子さまにどう向き合っているかは、公式ページでは確認できませんでした。この点も、説明会などで学校の考え方をうかがっておきたいところです。
そのうえで、ご家庭では次のようなことを話し合っておくと、6年間の見通しが立てやすくなります。
- 小学校で身につけた英語の力を、中学校以降どこで伸ばしたいか
- 通学の道のりや時間を、中学生になったときも無理なく続けられるか
- お子さまの興味や得意なことが、どの学校の学び方と合いそうか
- 中学校の選び方を、お子さまといっしょに考える時期をいつごろにするか
小学校受験の段階で、中学校のことまで決めておく必要はありません。お子さまの成長は、入学してからの6年間で大きく変わります。大切なのは、「どの道を選んでも、わが家は何を大切にしたいか」をはっきりさせておくことです。
ご家庭での学びの進め方に迷うときは、家庭学習サポートで、お子さまに合ったペースをいっしょに考えることもできます。
【就実小学校】よくある疑問
Q. 就実小学校を卒業すれば、就実中学校に必ず進めますか。
今回確認できた公式ページには、小学校から就実中学校へ進むしくみ(推薦の制度や試験の有無)は書かれていませんでした。「必ず進める」とも「試験がある」とも、公式の記載からは言えません。学校の説明会や問い合わせで、直接確かめてください。
Q. 就実中学校の入試は、どんな形ですか。
令和9年度の生徒募集要項では、1期入試(3教科型・適性検査型・2教科型)と2期入試(2教科型)があります。お子さまが受ける年の形は変わる可能性がありますので、その年度の募集要項でご確認ください。
Q. 学園の大学まで進むことはできますか。
学園には就実大学・就実大学大学院があります。ただ、小学校や中学校から大学へ進むしくみについては、今回確認できた公式ページには説明がありませんでした。ずっと先の話ですので、まずは小学校と中学校のつながりを確かめることから始めましょう。
Q. 学校見学では、進路について何を聞けばよいですか。
「系列の中学校へ進む場合の手続きや条件」「ほかの中学校を受験するお子さまへの考え方」「英語の学びが中学校でどう続くか」の3つを、メモにして持っていくとよいでしょう。聞きたいことの整理に迷うときは、個別相談もご利用いただけます。
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