湘南学園小学校って、どんな教育なんですか?
湘南学園小学校(神奈川県藤沢市)の教育の特色が気になる方へ。建学の精神や、体験を大切にする学びについて、お受験指導のプロが整理します。
建学の精神と全人教育
湘南学園小学校は、「個性豊かにして身体健全、気品高く社会の進歩に貢献できる、明朗活発で実りのある人間の育成」を建学の精神に掲げています。
知・徳・体をバランスよく育てる全人教育を大切にしています。学力だけでなく、心と体、人としての土台を育てることを重視する学校です。
一人ひとりを大切にし、豊かな学びを通じて確かな学力を育てることを教育方針に据えています。
体験を大切にする学び
湘南学園小学校の大きな特色が、体験を大切にする学びです。教室のなかだけでなく、実際に手や体を動かして学ぶ機会が豊かに用意されています。
3年生からは「稲作」の田植えに取り組み、5年生では海とふれあう「海の学校」があります。地域や自然と関わりながら学ぶ、ダイナミックな取り組みが魅力です。
体験を通じて、子どもの好奇心や、考える力、やりぬく力が育まれます。
伝統ある行事と表現の学び
湘南学園小学校には、伝統ある「表現まつり(運動会)」があります。子どもたちが表現する場が大切にされ、親も参加する民舞などの伝統が受け継がれています。
行事を通じて、自分を表現する力や、みんなで一つのことに取り組む協調性が育まれます。家庭と学校が一緒に子どもの成長を支える文化があります。
子どもたちが生き生きと活動できる場が、豊かに用意されているのが特徴です。
一人ひとりを大切にする教育
湘南学園小学校は、一人ひとりの個性を大切に育てる教育を行っています。子どもの良さを引き出し、伸ばすことを大切にしています。
制服がなく、子どもがのびのびと過ごせる環境も、この学校らしさのひとつです。自由な雰囲気のなかで、主体性が育まれます。
幼稚園から高校までの一貫教育のなかで、じっくりと子どもの成長を見守れます。
家庭で意識しておきたいこと
体を動かす経験や、身の回りのことに興味を持つ姿勢を、家庭でも大切に育てましょう。学校の体験を大切にする教育に共感できるかが、家庭選びの軸になります。
個性を尊重する教育や、豊かな体験学習に魅力を感じる家庭には、湘南学園小学校はぴったりです。
教育方針や学校の雰囲気は、説明会やオープンスクールで実際に確かめておくと安心です。子どもに合った環境かどうかを、じっくり見極めましょう。
湘南学園小学校の受験情報をまとめて読みたい方は、【湘南学園小学校】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
建学の精神として掲げられている言葉
資料によると、この学校は建学の精神として「個性豊かにして身体健全、気品高く社会の進歩に貢献できる、明朗有為な実力のある人間の育成」を掲げています。
短い一文のなかに、個性、健康、品位、社会への貢献、そして実力という5つの要素が並んでいます。学力だけでも、人柄だけでもない。その両方をあわせ持つ人を育てるという姿勢が読み取れます。
そのうえで教育方針としては、ひとりひとりを大切にし、豊かな学びを通じて豊かな学力を育てることを掲げています。「豊かな学び」から「豊かな学力」へという順序で語られている点は、この学校の教育を理解するうえで手がかりになります。
沿革からたどる、教育のかたちの変化
学校が何を大切にしてきたかは、沿革を追うとよく分かります。資料には次のように記載されています。
- 1933年(昭和8年):学園創立(小学校開校)。創立者は小原國芳です
- 1968年(昭和43年):成績を相対評価から絶対評価へ変更
- 1993年(平成5年):1学年3クラス体制の開始
- 2012年(平成24年):雪の学校開始、現校舎完成
- 2013年(平成25年):第57回神奈川建築コンクール最優秀賞受賞
- 2023年(令和5年):創立90周年
とくに1968年の変更は見逃せません。相対評価は、集団のなかでの順位によって成績をつける方式です。それを絶対評価に切り替えたということは、他の子と比べるのではなく、その子自身がどれだけできるようになったかを見るという方向へ半世紀以上前に舵を切ったということになります。教育方針にある「ひとりひとりを大切にし」という言葉と、この判断はつながっています。
学年を追って積み重ねられる体験活動
資料には、学校からのメッセージとして具体的な体験活動が挙げられています。
- 3年生:海の学校
- 5年生:稲作(田植えから稲刈りまで)
- 雪の学校(2012年に開始)
- 運動会にあたる行事は「たいいく表現まつり」で、民舞を踊ります
海のそばに立つ学校が3年生で海の学校を行い、5年生では田植えから稲刈りまで通して稲作に取り組む。そして雪の学校がある。海・田・雪と、教室の外に出て体で覚える機会が学年ごとに用意されているということです。
運動会にあたる行事が「たいいく表現まつり」という名前で、民舞を踊るという点も特徴的です。速さや勝ち負けだけでなく、表現することに重きが置かれた行事だと読み取れます。ただし、それぞれの行事の日数や場所までは資料に記載がありません。
保護者と教員が経営を担うという成り立ち
資料には、学園の経営を保護者と教員が担っていると記載されています。これは、この学校を語るうえで欠かせない事実です。
多くの私立学校は、創立者やその流れをくむ法人が経営を担っています。それに対してこの学校は、通わせている保護者と、教えている教員が学校づくりに関わる形をとっています。学校を「選んで通わせる場所」としてだけでなく、「一緒につくる場所」として捉える文化があるということです。
入学後にどんな関わりが求められるのかまでは資料に記載がありませんので、気になる方は説明会などで確認しておくとよいでしょう。
資料で確認できる学びの環境
教育の中身を支えるのは、日々の環境です。資料に記載された数字を挙げておきます。
- 児童数:600名(1クラス約30名)
- 教員数:44名(非常勤10名を含む)
- 1学年3クラス体制(1993年に開始)
- 土曜授業:原則なし。行事での登校あり
- 昼食:弁当(弁当の注文が可能)
- 制服:なし
- 転・編入制度:あり/復学制度:あり/帰国子女の受け入れ:あり
1学年約100名を3クラスに分け、1クラス約30名という規模です。児童600名に対して教員44名という比率もあわせて見ておくと、学校の体制がつかみやすくなります。復学制度と帰国子女の受け入れがどちらもあることは、転勤や海外赴任の可能性があるご家庭にとって意味のある情報です。
教育についてよくある質問
英語やICTの授業はどのくらいありますか
授業時数や教科ごとの取り組みについては、資料に記載がありません。学校の公式ホームページや説明会でご確認ください。
成績はどのようにつけられますか
1968年に相対評価から絶対評価へ変更したことが沿革に記載されています。現在の評価方法の詳細までは資料からは分かりません。
宿題や家庭学習の量はどのくらいですか
資料に記載がありませんので、お答えできません。
体験活動は全員が参加するものですか
参加の条件や費用については資料に記載がありません。学年ごとの体験活動があるという事実のみが確認できます。
校舎という環境も、教育の一部です
資料によると、現在の校舎は2012年に完成し、翌2013年に第57回神奈川建築コンクールで最優秀賞を受賞しています。同じ年に雪の学校も始まっており、2012年前後は学校にとって大きな節目だったことがうかがえます。
建築の賞を受けているということは、機能だけでなく、そこで過ごす時間の質まで考えて設計された校舎だということです。学校を見学する機会があれば、教室の広さや採光、廊下や共有部分の使われ方に目を向けてみてください。パンフレットの写真では分からないことが、実際に立つと分かります。
なお、施設の内訳や設備の一覧は資料に記載がありませんので、詳しくは学校の公式ホームページや説明会でご確認ください。
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