瀬戸SOLAN学園初等中等部は、愛知県内で最も新しい私立小学校です。2025年に中等部が開校し、小中一貫校となりました。つまり、中学卒業後の進路は未知数です。
では、そんな瀬戸SOLAN学園初等中等部の内部進学にはどのような条件があるのでしょうか。また進学に関して、どのような学校を想定した教育を実施しているのでしょう?
今回は瀬戸SOLAN学園初等中等部の進学条件や今後の進学予想について、愛知でも多くの小学校受験者をサポートする筆者がどこよりも先にお伝えします。
【瀬戸SOLAN学園初等中等部】エスカレーター内部進学の条件
原則、全員進学
瀬戸SOLAN学園初等中等部は、2025年から小中9年間の一貫教育を基本とすることになりました。したがって、むしろ内部進学しない児童が稀、というように今後なっていくでしょう。学校もはっきりと「中等部へ進学しない選択は原則として想定されない」と規則に掲載しています。
また、内部進学に関しては現時点で「無試験」とされています。つまり希望すればそのままエスカレーターで内部進学できるということです。
ちなみに内部生の場合、中等部進学時の入学金や検定料は免除されます。
瀬戸SOLAN学園初等中等部の受験を検討されている場合は、「中等部までの9年間はここに通う」という気持ちで学校見学をし、最終判断をしてください。
学習到達度、出席日数は気にしておくべき
瀬戸SOLAN学園初等中等部は、先程も申し上げた通り基本的に希望者は無試験で全員内部進学可能です。学校側も小中一貫教育を掲げておられるのですから、基本的には「9年間を瀬戸SOLANで過ごす」という前提で個々の成長を見られるでしょう。
では、内部進学のために何もしなくてOK、という理解で良いのでしょうか?
椙山女学園なども試験はあれど、基本的には希望者ほぼ全員が内部進学しています。しかし、今後様々な児童が在学する中で、なにがあっても無試験で必ず進学させてもらえるかは疑問です。
まず心配すべきは、出席日数と学習到達度ですね。中等部は留年もありうるカリキュラムを想定しておられるとのことなので、小学校のうちから出席日数や学習面は親御様が学校と連携しながら正しく管理していくべきでしょう。あまりにも出席日数が少ない児童や、課題に前向きでない児童は先生方も進学に関して悩まれるはずです。
ただし出席日数に関しては、瀬戸SOLANは他校より寛大だと感じます。「オンライン学習による授業参加、関係公共機関への通級・教育相談、校長が認めたフリースクールへの参加等は「出席」としてカウントする。 また、病気療養・入院及びいじめ等に起因し、社会通念上欠席することが止むを得ないと考えられる場合は、状況を最大限考慮した判定をする。」と学校側が定めた規則にあるためです。
私立小学校はフリースクールに通うなどの措置になった場合は、出席日数としてカウントしていただけないことも多いですし、暗黙の了解で「それなら公立だよね」となりがちです。またオンライン学習による授業参加も、個人的な理由では認められていない学校が多数という中で、このようにはっきり規則で設定している学校は貴重ですね。
とはいえ、内部進学で中等部まで通うのであれば学校に通い続けること・課題には前向きに取り組むことを基本としましょう。
外部の中学を受験する場合、無試験での内部進学は不可
希望者は無試験という瀬戸SOLAN学園初等中等部の内部進学ですが、小学校6年間で「やっぱり少し違うかも」「中学はもう少し難易度の高い学校へ行きたい」「我が子のこういった面をより育ててくれる中学を受験したい」などと心境の変化があっても不思議ではありません。
瀬戸SOLAN学園初等中等部では、6年生の5月に内部進学に関する調査を実施します。ここで外部受験を選択した場合は、残念ながら内部進学の権利が失われるため無試験で瀬戸SOLAN学園初等中等部の席を確保することはできません。
外部受験をするけれど、希望の学校に落ちたら瀬戸SOLAN学園初等中等部のままで・・・とお考えの方は編入試験を受験しなければなりません。この時、検定料や入学金の免除もないので、一般受験者と同じように支払いが必要です。
ちなみに外部受験をする場合は内部進学権がなくなる、というのは基本的にどの私立小学校も同じです(一部例外はあります)。
学校に隠してこっそり外部受験・・・ということは絶対にできないので、後からバレたら当然その場で内部進学権が取り消されます。その点は素直に申告し、希望校がだめだったら瀬戸SOLAN学園初等中等部を受験し直す、と割り切ってください。
【瀬戸SOLAN学園初等中等部】想定される卒業後の進路
高校受験は必須 英語に強い学校やインターも?
瀬戸SOLAN学園初等中等部は高等部を持たない学校なので、中学卒業後は全員受験となります。別の記事でもお伝えしましたが、瀬戸SOLAN学園は「勉強のできるお利口さん」を育てる学校ではありません。「グローバルシチズンシップの育成」を掲げ、個人の探究心や自立心といった非認知能力を高めることに注力している学校です。
そのため、全員が難関校ばかりを狙うというよりは、国際系に強い学校への進学者が増えるのではないかと予想されます。国際コースのある学校や、2022年に長久手で開校した全寮制の国際高等学校も想定されているでしょう。国際高等学校は英検でいえば2級程度を入学時に持っていることが望ましいとされています(必須ではありません)。瀬戸SOLAN学園初等中等部では低学年で準2級に合格されている児童もいらっしゃいますから、中等部卒業時に英検2級取得も可能でしょう。
もちろん、高校からは県外に進学されることもありますよね。同じ県内の名進研小学校ですと、毎年若干名他県の中学に進学されています。他県にも全寮制の学校、英語に強い学校は多くありますから、親御様とお子様で相談しながら多様な進学先を検討していけることでしょう。
海外の学校も視野に入れているはず
もちろん、海外の学校へ進学することも想定されています。提携校ではありませんが、同じく日本語を主軸としながら英語の授業数を増やし国際教育に力を入れている他県の学校で、福岡のリンデンホールスクールがあります。こちらは毎年海外の高校・大学へ進学実績があり、やはり国際系に特化した学校ですと進学先も世界を視野に入れるご家庭が多いのだと実感できます。
瀬戸SOLAN学園初等中等部は現在、海外に姉妹校はありません。しかし、外国人教諭も在籍していますから、海外進学に関しても相談に乗ってくださるでしょう。
多様な進路を後押ししてくれる学校の姿勢
瀬戸SOLAN学園初等中等部は、英語だけでなく探究心を高めるカリキュラム、ICTを活用し自らの学びを追求する方法を得られるなど、先進的なカリキュラムがいっぱいです。
そのため進学先に関しても、「難関校を目指します」「国際学科、インターのみです」といった縛りはまったくなく、先生方も「ぜひこうしてほしい」というようなお話はされません。
基本的に中等部卒業後は、個人のやりたいことを尊重し幅広い選択の中から自分で決定できるようサポートする姿勢の学校です。
【瀬戸SOLAN学園初等中等部】想定される進路は?卒業後の進学先を徹底解説まとめ
いかがでしたか。まだまだ新しい学校であることから、進学実績はない瀬戸SOLAN学園初等中等部ですが、先進的なカリキュラムにより多くの選択肢が得られることでしょう。
中等部卒業後は、日本国内にとどまらず、海外の高校・大学で瀬戸SOLAN学園での学びを大いに広げていってほしいものですね。
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