聖徳大学附属小学校って、どんな教育なんですか?
聖徳大学附属小学校(千葉県松戸市)の教育の特色が気になる方へ。「和」の精神や礼法、英語教育について、お受験指導のプロが整理します。
「和」の精神を建学の理念とする
聖徳大学附属小学校は、「和」の精神を建学の理念に掲げています。思いやりの心に満ちた、「知・徳・体」のバランスの取れた児童を育てることを大切にしています。
人と仲良く協力し合う心や、他者を思いやる姿勢を育てる教育が行われています。「心の羅針盤」を授けることを目指しています。
学力だけでなく、人としての土台をしっかり育てるのが、聖徳大学附属小学校の教育の特徴です。
礼法を学ぶ
聖徳大学附属小学校の特色のひとつが、伝統ある礼法の教育です。あいさつや所作、人を思いやる心を、礼法を通じて身につけていきます。
礼法を学ぶことで、日常の立ち居振る舞いや、人との関わり方が自然と整っていきます。これからの時代に必要な、品格ある人物を育てます。
礼儀正しさや落ち着いた所作は、生活のあらゆる場面で子どもを支える力になります。
英語や国際的な文化にふれる
聖徳大学附属小学校では、全学年で英語の授業が行われています。2018年からは全学年で英語週2時間となり、語学に触れる機会が充実しています。
国際レベルの文化や芸術に触れる機会も用意されています。豊かな感性と、世界に目を向ける視野を育てています。
海外との連携なども取り入れられ、国際的な学びの環境が整えられています。
ICTを活用した学び
聖徳大学附属小学校では、ICTを活用した学びも取り入れられ、時代に合った教育が行われています。伝統を大切にしながら、新しい学びも進めています。
礼法などの伝統的な教育と、ICTや英語といった現代的な学びを両立しているのが特徴です。バランスの取れた教育といえます。
これからの時代を生きる力を育てるのが、聖徳大学附属小学校の教育の魅力です。
公式が示す教育課程の中身
聖徳大学附属小学校の教育は、理念のことばだけでなく、授業時間や指導体制の数字まで公式サイトで公開されています。公式の記載にそって整理します。
算数と理科は公立より大幅に多い時間数
公式の学習ページによると、算数の授業時間は公立小学校の1,011時間に対して1,394時間、理科は公立の405時間に対して525時間を確保しています。算数は約1.3倍です。算数は6年生の2学期前半までに教科書を終え、単元ごとに応用・発展問題へ進む独自のカリキュラム。理科も6年生の1学期までに教科書の学習を終え、発展実験や自由研究、入試対策にあてる構成だと説明されています。理科は専属の教員が観察と実験を中心に指導し、板書を写すのではなく自分の考えを整理してから意見を聞き、思考を練り上げて結論を導くノート指導を行うとされています。
礼法は6年間、週1時間
礼法の授業は1年生から6年生まで週1時間、学級ごとに行われます。指導するのは小笠原流礼法師範の先生です。低学年は美しい姿勢やお辞儀の仕方、食事の作法といった基本、中学年は公共の場所でのマナーや和食の作法、高学年はTPOに応じたお辞儀の仕方や抹茶のたて方・いただき方へと進みます。6年間の履修を終えると、全員が小笠原流礼法宗家から「若葉の伝」という許状を授与されます。
コース別授業と実力テスト
4年生の3学期から、算数と国語でコース別授業が週1回行われます。児童の希望にもとづいて4つのコースに分かれ、演習に多く取り組む形です。指導には本校の教員に加えて進学塾と連携した講師も入ります。実力テストは4年生が年1回、5・6年生が年3回で、6年生の後半には志望校判定が行われます。個人面談は全学年で年2回、5・6年生は実力テストの結果にもとづいた進路指導が行われると説明されています。専門性の高い科目には専任講師による専科授業が置かれ、独自教材と専用教室が用意されています。
英語は聖徳大学と連携したカリキュラム
英語はネイティブの講師とのチームティーチングで行われます。1・2年生はゲームや文化への気づきを中心に、3年生以上は会話の力に重点を置くと説明されています。公式の沿革によると、平成27年に聖徳大学語学教育センターによる英語カリキュラムが始まりました。6年生は3月にシンガポールへ修学旅行に行き、本物の英語に触れることを目的に現地の小学生と交流します。
学校生活と施設についてよくある質問
「和」の精神は具体的にどう表れていますか
公式サイトでは、建学の理念を「和」とし、教育方針として礼節・知育・勤労の3つを掲げています。この3つが、礼法の授業、算数や理科の時間数、そして聖徳の子農園での作物づくりという形でそれぞれ具体化されています。理念が科目や活動に対応している点が分かりやすい学校です。
縦割りの活動はありますか
あります。1年生から6年生までの縦割り班である「明和班」が編成され、毎日の会食、運動会などの年中行事、校外学習が明和班単位で行われます。会食では高学年が配膳を担当し、低学年を励まします。年間行事には、4月の明和班顔合わせ、5月の運動会での明和班リレー、6月の望月校外学習、2月の引き継ぎ集会(6年生から5年生へ)が挙げられています。協調性や思いやりの心を育てるねらいがあると説明されています。
施設はどのようなものがありますか
公式の施設紹介では、普通教室が壁で仕切られずワークスペースでつながっていること、正式な日本建築でつくられた礼法教室(玄関から床の間、障子、土壁まで)、大壁画「生命の樹」を前にした床暖房完備の吹き抜け「ふれあい広場」、全校児童が明和班ごとにテーブルを囲む食堂「じきどう」が紹介されています。運動施設は、トラックを除いて全面に芝が敷かれたグラウンド、床にスプリングが入った体育館、屋外プール。学習施設は約1万冊の図書室と1人1台のコンピュータ室です。校庭には教科書に載っている樹種をすべて植え、隣接地には明和班で作物を育てる「聖徳の子農園」があります。
安全面はどうなっていますか
正門には24時間有人監視の守衛所が置かれ、校舎内と学校裏は赤外線センサーで警備されています。児童が正門を通過すると保護者に自動でメールが届くICタグを導入。登校時は市川駅と松戸駅のバス乗り場で教員が見守り、下校時は1・2年生が全バスに教員同乗、3年生から6年生は駅で教員が見守ります。避難訓練は毎月実施され、松戸駅周辺で災害が起きた場合は聖徳大学が避難場所になると案内されています。
ICTや理数の特別な取り組みはありますか
公式の沿革には、令和元年にボーイング社によるSTEM特別授業が実施されたこと、令和4年から「問題解決学習」の取り組みを推進していることが記されています。読書感想文コンクールでは平成23年に10年連続の最優秀校賞、令和3年にも最優秀校賞を受けたと記録されています。国語については、すべての学習の基盤となる国語力を育てるという方針のもと、全児童が漢字検定を受検すると説明されています。
学校の規模はどのくらいですか
公式の学校情報によると、児童数は令和7年5月現在で419名。教職員は令和4年4月現在で専任教職員23名、非常勤講師等16名、事務職員4名です。開校は昭和61年4月で、聖徳学園短期大学附属小学校として始まり、平成2年に現在の校名になりました。学園そのものの創立は昭和8年で、創立者の川並香順・孝子両氏が「和」の精神を建学の理念に掲げています。
家庭で意識しておきたいこと
あいさつや礼儀、思いやりの心といった生活の基本を、家庭でも大切に育てましょう。学校の「和」の精神に共感できるかが、家庭選びの軸になります。
礼法や英語教育に魅力を感じる家庭には、聖徳大学附属小学校の環境はぴったりです。どんな学びを望むのかを、家庭で整理しておきましょう。
教育方針や学校の雰囲気は、オープンスクールで実際に確かめておくと安心です。子どもに合った環境かどうかを、じっくり見極めましょう。
聖徳大学附属小学校の受験情報をまとめて読みたい方は、【聖徳大学附属小学校】受験情報まとめもあわせてご覧ください。
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