【成蹊小学校】男児の制服デザイン
創立100年を超える成蹊小学校の男児の制服は、大正時代に海軍士官タイプ(詰襟)が採用されました。
歴史を感じさせる成蹊小学校の男児制服を解説します。
冬服
男児の冬服は、詰襟タイプのジャケットに膝上の半ズボンを合わせます。
上下とも濃紺で、黒のパイピングが施されているのが特徴です。
襟元にはゴールドの校章が光り、伝統と品格を感じさせます。
また、制服には紺色のハイソックスを合わせます。
夏服
男児の夏服は、オープンカラーの半袖白シャツに濃紺の半ズボンです。
シャツはズボン内に入れ、ベルトを着用します。
夏服も、冬服着用時と同様に紺色のハイソックスを着用します。
【成蹊小学校】女児の制服デザイン
成蹊小学校の女児の制服は、男児と同様に海軍の制服を起源とするセーラー型です。
伝統ある成蹊小学校を象徴する女児の制服について解説します。
冬服
女児の冬服は濃紺のセーラー服に赤色のスカーフです。
セーラーの襟および袖にある3本の白いラインと、胸当て部分に校章があるのが特徴です。
端正で清潔感のある佇まいが、成蹊らしい品格を醸し出しています。
夏服
女児の夏服もセーラー服タイプで、白の上衣に濃紺のスカートです。
濃紺の襟には冬服と同様に3本の白いラインが入っており、赤色のスカーフを着用します。
また、女児の夏服は2種類あり、セーラータイプの上衣のほかにオープンカラータイプの白ブラウスもあります。
ブラウスの襟には紺色の1本ラインが施されており、清潔感漂う制服です。
【成蹊小学校】歴史ある校内着
成蹊小学校は制服で登校後、ポロシャツにハーフパンツの校内着へ着替えます。
上衣は水色・黄色・白色の3色のポロシャツで、半袖と長袖があります。
気候に合わせ、上からセーターやカーディガンを合わせてもいいようです。
下衣は紺色のハーフパンツです。
成蹊学園開校時には、独自の教科として作業や園芸などがあったため、いち早く作業着などが制定され、成蹊学園の象徴でもありました。
その名残が動きやすい校内着に表れているようです。
体育の時間には、校内着とは別に、指定の体操服に着替えます。
【成蹊小学校】ランドセルは指定で黒色
成蹊小学校のランドセルは学校指定で、男女ともに黒色のランドセルです。
ランドセル下部中央には成蹊小学校の校章が刻印されています。
透明な専用のランドセルカバーを装着されるお子さんが多くおられます。
肩ベルトには左右に金具(Dカン)がついており、防犯ブザーやランドセルポーチの装着が可能です。
【成蹊小学校】ランドセルや制服にある校章の意味
成蹊小学校の学校指定品についている校章は、「桃の身」をモチーフにしています。
これは、成蹊学園の名前の由来である中国の古典「桃李不言下自成蹊」にちなんでいます。
「桃李不言下自成蹊」は、桃や李(すもも)は何も言わずとも花や果実を求めて人が集まり、木の下には道ができるという意味です。
徳や魅力のある人物には自然と人が集まるため、魅力のある人物を育成しようという成蹊学園の思いが校章から感じられます。
まとめ:成蹊小学校の制服は伝統的で品がある
成蹊小学校の制服は、男女ともに端正さと清潔感が漂い、時代を超えて愛されるデザインです。
成蹊小学校の伝統や品格にもよく合った制服といえるでしょう。
学校生活では、制服から校内着、校内着から体育着など着替える場面が多く、男児はとくにベルトの着脱も含め、自分で身支度を整える力が求められます。
成蹊小学校の受験を考える際には、入学後の生活をイメージして、身辺自立を目指しましょう。