【成蹊小学校】校章デザインの特徴と歴史
成蹊小学校の校章は、桃の実から葉が左右に伸びた形をしており、中心に「成蹊」の文字が刻まれています。
シンプルでありながらも品格を大切にしており、目に留まりやすいデザインです。校名も記載されているため、成蹊学園の生徒であると一目で分かるようになっています。
昔のデザインとの違い
成蹊小学校の校章は、設立当時から少し形が変わりましたが、モチーフである桃の実や葉の伸び方などに変化はなく、原型はそのままです。
また、創立時には校章に「成蹊」の文字はありませんでしたが、現代では「成蹊」の文字が刻印されています。
時代とともにやや変化はあるものの、成蹊学園創立時の思いが校章を通して受け継がれています。
【成蹊小学校】校章デザインの意味
校章には、学園の建学精神である「桃李不言 下自成蹊(とうりふげん かじせいけい)」の思想が込められています。
「桃李不言 下自成蹊」とは、中国の歴史家である司馬遷が「李将軍列伝」にて引用したことわざです。
桃や李は何も語ることはないが、良い香りや美しい花や果実を求めて自ずと人が集まり、自然と小道ができると訳されます。
これは「徳のある人のもとには自然と人が集まり、道ができる」という意味があります。
成蹊小学校の校章に桃をモチーフとして取り入れているのは、この理念を日々の学校生活の中で児童や先生が自然と意識できるようにするためです。
【成蹊小学校】校章が使用されているもの
校章が使用されている学用品をみていきましょう。
- 制服
- 制帽
- 靴下
- ランドセル
- 筆箱
入学後はこれらの校章入りの学用品を購入する必要があります。
日常的に校章入りの学用品を身に付けたり使用したりすることで、子どもたちは自然と「自分は成蹊の一員である」という誇りを持つようになります。
【成蹊小学校】校章まとめ
成蹊小学校の校章は、建学の精神や創立者の思いを象徴するシンボルです。「静かな徳が人を惹きつけ、道ができる」という成蹊学園の信念が伝わる校章となっています。
校章に込められた思いを知っておくと、入学後の学校生活をより深く理解する手がかりとなります。成蹊小学校を受験される方は、校章をよく観察してみるとよいでしょう。