【成蹊小学校】補欠の繰り上げ合格はある?
成蹊小学校では、繰り上げ合格となる可能性が高い不合格者に対して補欠上位者である旨を通知します。
補欠上位者は、男女合計で10〜15名といわれており、毎年繰り上げ合格が生じます。
補欠上位の記載がなくとも、繰り上げ合格の連絡がきた年もあるようです。
ただし、補欠上位者でも繰り上げ合格しなかったケースもあるため、年度によって傾向が異なる点に注意しましょう。
【成蹊小学校】補欠合格を分析
成蹊小学校の補欠合格について詳しくみていきましょう。
辞退者が何名で繰り上げ合格するのか
成蹊小学校は、辞退者を見込んで合格者を出している関係で、辞退者が10名以上出てはじめて補欠上位者の繰り上げ合格が生じます。
成蹊小学校では、例年、男女56名ずつ計112名募集するのに対し、合格者は男女66名ずつの計132名です。
募集人員より男女10名ずつ多く合格者を出すため、辞退者がでればすぐに繰り上げ合格となるわけではありません。
成蹊小学校を辞退する家庭とは
成蹊小学校は、第一志望とする家庭が多いため、比較的辞退が少ない学校です。
しかし、以下の理由で入学を辞退するケースがあります。
- 慶應義塾幼稚舎・早稲田実業学校初等部など大学付属校に進学する場合
- 東京学芸大学附属などの国立小学校に進学する場合
- 海外転勤などで引っ越しを余儀なくされる場合
小学校受験では、複数校を受験される方は多いため、辞退者は一定数存在します。
【成蹊小学校】補欠合格の発表時期
次に、補欠合格のタイミングについてみていきましょう。
補欠通知がくるタイミングと詳細
補欠通知は、合格発表と同時に通知されます。
例年、成蹊小学校の入学試験は11月1日から4日にかけて実施され、翌5日14時に合格発表がおこなわれます。
合格発表は合否照会サイトで確認が可能です。
補欠の場合は、合格に達しなかった旨に加えて「繰り上げ合格候補上位者」という記載があります。
また、上位者の記述のみで補欠順位は明記されていません。
繰り上げ合格になるタイミング
成蹊小学校の補欠繰り上げ合格者が出るタイミングは以下が挙げられます。
- 都内私立小学校の合格発表後(11月中旬~下旬)
- 国立小学校合格発表後(12月中旬)
一番合格発表が遅いのは国立の筑波大学附属小学校で、例年12月20日ごろです。筑波大学附属小学校の合格発表が終わると、補欠の動きは活発ではなくなります。
また、ぎりぎりまで進学先に悩む家庭もあるため、年明けに繰り上げ合格の連絡がきた方もいます。
【成蹊小学校】補欠繰り上げ合格後の注意点
繰り上げ合格は電話で連絡がきます。連絡がきたら、慌てずに内容をメモしましょう。
とくに入学手続きの期日や手続き方法など、冷静に聞き取ってください。
また、すでに入学手続きを済ませている学校があれば、丁寧に入学辞退の連絡をします。
成蹊小学校の繰り上げ合格を待っていたように、その小学校の繰り上がり合格を待っている家庭があることを忘れてはいけません。
成蹊小学校への入学手続きと、他の学校へ入学辞退の連絡を速やかにおこないましょう。
【成蹊小学校】補欠合格まとめ
成蹊小学校では、繰り上げ合格の可能性が高い不合格者に対し、補欠(繰り上げ合格候補上位者)を通知しています。
しかし、もともと辞退者を見込んで合格者を男女10名ずつ多く出しています。そのため、補欠が必ず繰り上がるとは限りません。
補欠が全員まわる年もありますが、繰り上げ合格者が数名程度だった年もあります。
繰り上げ合格の場合、11月中旬から12月中旬または1月初旬に電話があるため、落ち着いて連絡を待ちましょう。