成蹊小学校の偏差値
まずは成蹊小学校の偏差値をみていきましょう。
小学校受験では、ペーパー試験以外に面接や行動観察など目に見えない項目を評価するため、偏差値が存在しません。
そのため、附属中学校の偏差値をもとに算出している点にご注意ください。
成蹊小学校の最新偏差値は58
成蹊小学校の最新偏差値は52〜58です。
過去10年の間に、偏差値は2〜4ポイント上昇しています。
これは附属中学校の偏差値を参考にしており、実際の小学校受験偏差値にそのまま換算されません。
成蹊小学校の入学難易度は共学私立校のなかでトップクラスであるため、実際の小学校受験では偏差値以上に大きな壁を感じる可能性があります。
他の有名私立小学校との偏差値を比較
成蹊小学校と比較検討されやすい、有名私立小学校との偏差値の違いをみていきましょう。
校名 | 偏差値 |
成蹊小学校 | 52~58 |
慶應義塾幼稚舎 | 65(普通部)70(中等部) |
学習院初等科 | 56 |
成城学園初等学校 | 51~54 |
早稲田実業学校初等部 | 65~69 |
成蹊小学校の偏差値は、慶應や早稲田と比べるとやや低いですが、偏差値が高めであることは間違いありません。
成蹊小学校の受験倍率
成蹊小学校の2024年度実施の倍率は4.6倍でした。
男子56名・女子56名の合計112人の募集に対し、男子338名・女子275名の受験者が集まりました。
とくに男子は倍率5倍を上回っており、人気が高いことがうかがえます。
合格者数は男女ともに66名と、募集人員より男女10名ずつ多く合格者がでます。
成蹊小学校は慶應や早稲田との併願が多いため、10名前後の辞退者がでると見込んでいるようです。
成蹊小学校の偏差値と受験倍率からみる合格難易度
成蹊小学校は、偏差値58・倍率4.6倍の人気私立小学校です。
ペーパー試験の難易度は高いですが数枚のみであり、行動観察が重視されます。
行動観察はお友達との関わりや、日頃の行儀や躾を観察されるため、対策が難しい課題です。
とくに成蹊小学校の行動観察は50分と長いため、試験全体の難易度は高く、間違いなく難関校といえるでしょう。
また、成蹊小学校は受験者重視の傾向があり、縁故や兄姉在学の有無に関係なく、公平に選考をおこないます。
私立小学校になじみがない家庭でもチャレンジしやすい学校であるため、競争が激しくなりやすいです。
成蹊小学校の偏差値・倍率に関するよくある質問
成蹊小学校の偏差値・倍率でよくある質問をみていきましょう。
成蹊小学校は難関ですか?
成蹊小学校は、都内私立小のなかでも難関校に分類されます。
最難関校と併願するご家庭も多いですが、第一志望で受験する家庭も多く、レベルの高い争いとなります。
成蹊小学校が人気な理由は何ですか?
成蹊小学校が人気の理由は以下のとおりです。
- 伝統校である
- のびのびとした品のある校風
- 心の成長を大切にしている
- たくましく育つ行事が多い
心身ともにたくましく成長しながらも、品の良さも大切にしており、バランスがとてもいい教育が成蹊小学校の人気の理由です。
歴史が古い伝統校にもかかわらず、現代社会の価値観とも馴染む教育をしているため、私立小学校に今まで縁がなかった家庭にも人気があります。
成蹊小学校の偏差値・倍率まとめ
ここまで成蹊小学校の偏差値・倍率から分かる受験難易度を解説しました。
成蹊小学校の偏差値は58・倍率は4.6倍です。
また、バランスのとれた教育から成蹊小学校を第一志望とする家庭が多く、最難関私立小との併願にも選ばれるため、合格難易度は高いです。
成蹊小学校を目指す方は、入念に準備しましょう!