地域に根ざし、多くのご家庭から信頼を得る聖学院小学校は、児童たちが“自分らしさ”をのびのびと発揮できる私立小学校です。1年生から始まる英語の授業では、ネイティブの先生と日本人の先生による4人体制の手厚い指導が魅力。
将来につながる国際感覚を自然に身につけながらも、在校生の半数以上が外部受験を経て有名私立中学校へ進学します。このような背景から、バランスの良い教育環境が整っていることも聖学院小学校人気の底上げに寄与しています。
そんな人気校である聖学院小学校の受験偏差値は、いったいどれほどのものなのでしょうか。お受験のプロが詳しく解説します。
小学校受験に偏差値は存在するのか
まず初めに、小学校受験における偏差値の取り扱いについて解説します。小学校受験において「偏差値」という明確な指標は存在しますが、中学・高校受験の偏差値とは大きく異なる性質を持っています。
小学校受験では、学力だけでなく、お子様の性格や個性、家庭の教育方針、保護者の価値観なども重要な選考基準となります。
そのため、中学・高校受験のような「学力偏差値」ではなく、模擬試験の結果や合格率をもとにした「合格判定」や「難易度ランク」として示されるのが一般的です。
これらの偏差値は、試験内容の分析や合格者の実績に基づいた推定値であり、各学校の正式な選考基準とは異なるため、あくまで参考値として扱う必要があります。
また、私立小学校の入試では、ペーパー試験以外にも行動観察や願書・面接(保護者含む)が重視されるため、学力だけではなく、総合的な評価を受けることを理解しておくことが重要です。
【聖学院小学校】偏差値
前述の通り、小学校受験には公式な偏差値は存在しませんが、受験塾や幼児教室などで公表される「難易度ランク」を参考にすると、聖学院小学校の入学難易度は平均的~やや難関校レベルである偏差値50~53前後相当と推測されます。
これは、同じ東京都内の人気私立小学校の中でも中央値の位置です。しっかりと対策をすれば十分に合格が目指せる学校と言えるでしょう。
【聖学院小学校】偏差値を他の小学校と比べてみる
想定偏差値50〜53相当と推測される聖学院小学校を、受験時に併願されることが多いといわれる他の私立小学校と比較してみましょう。
・青山学院初等部:偏差値 58~60(東京都)
・星美学園小学校:偏差値50~52(東京都)
・淑徳小学校:偏差値50~52(東京都)
・浦和ルーテル学院小学校:偏差値52~54(埼玉県)
・宝仙学園小学校:偏差値 55~60(東京都)
・東京都市大学付属小学校:偏差値 55~60(東京都)
・精華小学校:偏差値 55~60(神奈川県)
・東洋英和女学院小学部:偏差値 56~58(東京都)
・文教大学附属小学校 :偏差値50~55(東京都)
・関東学院小学校:偏差値50~52(神奈川県)
聖学院小学校を志望するご家庭の多くは、受験戦略の一環として複数の学校を併願校として検討されます。
中でも、今回ご紹介した学校群は、実際の受験期において聖学院小学校と並行して受験されることが多く、比較検討される機会の多い小学校です。
これらの学校にはそれぞれ独自の教育方針があり、個々の学校で異なるカリキュラムや校風を持っているものの、聖学院小学校との間にはいくつかの共通点も見られます。
そのひとつが、キリスト教、特にプロテスタントの価値観に基づいた教育を行っている点です。
信仰に根ざした人格形成や心の教育を重視する姿勢は、保護者の教育理念と合致しやすく、併願理由としてよく挙げられます。
また、中学校受験を視野に入れたカリキュラム設計を行っている学校も多く、学力面での指導体制が整っている点も共通しています。
将来の進学を見据えて「しっかりと学ばせたい」と考えるご家庭にとって、こうした点は大きな魅力となります。
さらに、立地の面でも併願理由が見受けられます。聖学院小学校が東京都北区という都内北東部に位置していることから、通学圏が重なる豊島区・文京区・埼玉南部エリアのご家庭では、同じくアクセスのよい私立小学校を併願先として選ぶ傾向があります。
このように、教育理念・学習環境・通学利便性など、複数の観点で重なる要素を持つ学校群は、聖学院小学校を第一志望とするご家庭にとって、自然と併願先の候補となりやすいのです。
併願校選びにおいては、ただ偏差値や人気にとらわれるのではなく、お子様の個性やご家庭の価値観と学校との相性を丁寧に見極めることが、納得のいく進路選択につながっていくでしょう。
【聖学院小学校】近年の入学試験傾向
聖学院小学校の入学試験は、例年11月4日前後に実施されることが多く、この時期の試験日程は、他の人気女子校や11月1日・2日に試験を行う学校と併願しやすいタイミングとなっています。
そのため、スケジュール上でも無理なく併願計画を立てやすい点が特徴です。
試験内容は、いわゆる“オーソドックス”な私立小学校受験型で、ペーパー試験(学力テスト)に加え、行動観察、運動テスト、絵画や工作など、バランスの取れた構成となっています。
ペーパーだけができればよいというものではなく、お子様の総合的な成長や生活習慣、社会性も見られる内容になっているため、偏りのない準備が求められます。
なお、過去問題は市販されていませんが、学校説明会に参加すると、前年の試験内容をまとめた冊子が配布されます。
これは非常に貴重な情報源なので、説明会への参加はぜひおすすめです。試験の雰囲気や出題傾向を把握する上で大いに役立ちます。
実際の問題内容は決してやさしくなく、思考力を試す設問も多く含まれており、レベルは比較的高めです。
すべての問題を完璧に解こうとするよりも、確実に正解できる問題を丁寧に仕上げる姿勢が求められます。
特に、長文を聞いて内容を記憶する「お話の記憶」は聖学院小学校の“名物問題”とされており、しっかりとした対策が必要です。
さらに、行動観察・運動テスト・絵画工作といった実技系の分野でも、「上手にやる」ことよりも「基本的な所作がしっかり身についているか」が重視されます。
姿勢や挨拶、先生の話をよく聞いて行動する力など、日常の積み重ねが試験本番で活きてくる場面が多いため、特別な技術よりも生活習慣の見直しが合否を左右するとも言えるでしょう。
【聖学院小学校】偏差値からみる入学の難易度 まとめ
聖学院小学校の偏差値は、おおよそ50〜52程度とされており、私立小学校の中では比較的現実的なレベルに位置しています。
そのため、きちんと対策を重ね、学校の教育方針や出題傾向を理解して臨めば、十分に合格を目指せる範囲だと言えるでしょう。
ただし、試験問題の中には、思考力や応用力を求められるような難易度の高い問題が出題されることもあります。
それでも、すべての問題で満点を取る必要はありません。むしろ、難しい設問に直面したときでも投げ出さず、時間いっぱいまでしっかり取り組む姿勢や、真面目に問題に向き合う態度こそが、評価されるポイントとなるのです。
聖学院小学校を目指す上で大切なのは、まずは基本的な学力をしっかりと身につけること。
そして、どんな場面でも最後まで諦めない心の強さを育てておくことが、合格への近道になります。
勉強の成果だけでなく、お子様の“人としての姿勢”が見られる学校だからこそ、毎日の生活や学習の積み重ねが結果につながるのです。
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