【立教女学院小学校】2025年最新の入試倍率
まずは、立教女学院小学校の近年の志願者倍率や合格者数について詳しくご紹介します。あわせて、参考として併願先となりうる他校の倍率との比較情報もお伝えします。
立教女学院小学校の入試倍率の推移
年度 | 倍率 | 志願者数 | 合格者数 |
2025年 | 7.2倍 | 524 | 72 |
2024年 | 7.5倍 | 544 | 72 |
2023年 | 8.2倍 | 591 | 72 |
2022年 | 9.0倍 | 653 | 72 |
2021年 | 7.5倍 | 541 | 72 |
※倍率は弊社の独自調査により算出
【2025年入試】他の小学校との倍率の比較
学校名 | 倍率 | 定員 |
聖心女子学院初等科(女子校) | 4.5倍 | 96 |
日本女子大学附属豊明小学校(女子校) | 5.5倍 | 54 |
東洋英和女学院小学部(女子校) | 12.8倍 | 50 |
東京女学館小学校(女子校) | 6.8倍 | 72 |
成蹊小学校(共学) | 4.6倍 | 132 |
学習院初等科(共学) | 9.0倍 | 80 |
桐朋学園小学校(共学) | 9.9倍 | 68名 |
桐朋小学校(共学) (※内部進学者を含む) | 7.3倍 | 72名 |
※倍率は弊社の独自調査により算出
立教女学院小学校は、試験日が特定の日に設定される「1日校」と呼ばれる女子校や、同じ杉並区や近隣エリアにある伝統ある共学校などと併願されるケースが多いのが特徴です。
特に、聖心女子学院初等科や日本女子大学附属豊明小学校、東洋英和女学院小学部、東京女学館小学校といった女子校は、日程の重なりが少なく、志望傾向や教育理念の面でも近いため人気の併願先として挙げられます。
また、成蹊小学校や学習院初等科、桐朋学園小学校など、共学の中でも伝統を誇る学校を併願に選ぶご家庭も少なくありません。複
【立教女学院小学校】倍率が高くなる理由
このように、立教女学院小学校の倍率は他の人気校と比較しても突出しています。立教女学院小学校の倍率はどうしてこのように高くなるのでしょうか。お受験のプロがポイントを4つに絞ってご紹介します。
内部進学制度がある
立教女学院小学校の大きな魅力のひとつは、安心感のある内部進学制度です。小学校から中学・高校へと進学できる一貫教育体制が整っており、さらに高校卒業後には立教大学への推薦制度もあります。
多くの児童がそのまま系列校に進学するため、受験にとらわれることなく、のびのびと学びや人間形成に集中できます。将来の進路が見通せることは保護者にとっても大きな安心材料となり、安定した環境を求めるご家庭に強く支持されています。
少人数制を採用している
立教女学院小学校では、1学年約72名、2クラス編成という少人数制を採用しています。各クラス約36名と、都内の私立小学校の中でも特に小規模で、きめ細かな指導ができるのが特長です。
先生と児童の距離が近く、一人ひとりの個性や学びの進度を丁寧に見守る体制が整っています。学習面だけでなく、生活面や友人関係にも教員がしっかりと目を配ることができるため、安心して学校生活を送れる環境が整っています。お子さまの成長を大切に考える保護者に高く評価されています。
魅力ある教育活動
立教女学院小学校では、机上の学習にとどまらず、体験型・探究型の教育活動が豊富に用意されています。
例えば、動物介在教育を通じて命の尊さを学ぶほか、英語教育やICTを活用した授業、礼拝での聖歌など、多様な活動が魅力です。児童は日常生活の中で主体的に学び、自己表現力や協調性を自然と養うことができます。
また、四季折々の行事や発表会も多く、お子さまたちの学びや成長を保護者が間近で感じられる機会も充実しています。こうした特色ある教育が、幅広い層から支持されています。
キリスト教教育に基づく温かい校風・人間教育
立教女学院小学校は、聖公会系キリスト教の精神を基盤に「神様に喜ばれる子」を育てることを教育目標としています。
毎朝の礼拝や聖書の授業を通して、思いやりや感謝の気持ち、他者を大切にする心を育む教育が徹底されています。形式的な知識ではなく、心の教育に力を入れている点が大きな魅力です。
こうした価値観は日常生活に根づき、児童同士の温かい人間関係を築きます。保護者からは「温かい雰囲気の中で心豊かに育ってほしい」という声が多く、校風に共感する家庭が多数集まる理由となっています。
【立教女学院小学校】倍率が高い学校への合格のコツ
立教女学院小学校のように、高い倍率を誇る私立小学校に合格するためには、どのような準備や心構えが必要なのでしょうか。ここでは、合格を勝ち取るためのコツを3つに絞って分かりやすく解説します。
入試対策(集団テスト・行動観察)
立教女学院小学校の入試は、ペーパーはお話の記憶、数、図形、サイコロ、言語、歌や季節など、多彩な出題内容で構成され、応用力と正確さ、そして限られた時間内に解答を終わらせるスピードが求められます。
図形模写ではお手本通りに線を引く正確さ、数の課題では正確な計数力が問われます。巧緻性では、ハサミを使った細かい作業やお盆の準備、カード作りなど、複雑な指示を正しく理解し、素早く実行することが必要です。運動では、指示に従いながら機敏に動けるか、正しい姿勢を保てるかが重視されます。行動観察では協調性、社会性、率先力、片付けまでの一連の流れを含め、日常の姿勢がそのまま評価されます。
すべての分野に共通するのは「指示理解力」と「即応力」。これらを家庭や教室で地道に積み上げることが、合格を勝ち取る最大のポイントです。
家庭学習の徹底
家庭での基本的生活習慣の徹底は、立教女学院小学校の合格に欠かせない土台です。特にペーパー試験の対策では、基礎力の徹底が重要です。
基礎が不十分では、スピードと正確さが求められる立教女学院小学校の試験に太刀打ちできません。基礎力をつけるためには、日々の家庭での繰り返し学習が欠かせず、コツコツ積み重ねる姿勢が大切です。
また「かけがえのない命を大切にする」「自分を愛するように他人も愛する」という学校の教育理念を理解し、家庭内でも思いやりや感謝の心を育むことが、試験当日の落ち着きと自信につながります。
ご家庭で家族の時間を過ごすときや、園や公園でお友達と過ごすときなどにも、この教育理念を意識した行動を親御様が率先して取るように心がけることが、お子さまの日常的な姿勢を育てる大きな助けになります。
願書・面接対策(志望理由)
願書と面接は、立教女学院小学校の教育理念と家庭の教育方針が一致しているかを見極める重要な場です。
特に「かけがえのない命を大切にする」「自分を愛するように他人も愛する」「どんなときにも見守ってくださる方がいる」という理念への共感が問われます。願書では、家庭内での思いやりや感謝の心の育て方を具体的に記載し、面接では親子が誠実に自分の言葉で学校への思いを伝えることが重要です。
さらに、特にお父様の言動が大きく影響します。立教女学院小学校には「父の会」など父親の学校活動への理解と積極的な協力が求められるため、面接ではお父様のコミット度や教育方針への共感が細かく見られます。
家族全体で学校理解を深め、自然体で臨めるよう準備を重ねることが合格への大きな後押しとなります。
まとめ:倍率が高くても対策次第で合格できる
8倍近い高倍率を目にすると、「うちの子に本当にチャンスがあるのだろうか」「もう挑戦をやめるべきかもしれない」と、不安になってしまう保護者の方は多いかもしれません。しかし、要点を押さえた適切な準備を積み重ねれば、合格は十分に目指せます。
立教女学院小学校の入試では、小手先のテクニックではなく、お子さま自身が持つ自然な素直さ、考える力、他者への思いやりや配慮、そして周囲と関わる力がしっかりと見られます。こうした姿勢は、キリスト教教育を重んじる学校ならではの大切なポイントです。そのため、日頃の生活習慣やご家庭での心の育ちが、合格への大きな鍵となります。
「この方法で大丈夫だろうか」「もっと具体的な対策を知りたい」と感じたときは、ぜひ私のLINEまでご相談ください。立教女学院小学校の受験を熟知したスタッフが、一人ひとりに合わせた丁寧なアドバイスとサポートをご提供します。お子さまの可能性を信じ、共に一歩ずつ進んでいきましょう。