大学附属校として16年間の一貫教育が受けられるキリスト教（聖公会）宗教校である立教小学校。
例年、第一志望のご家庭を中心に数多くの受験者を集めます。
また男子教育のスペシャリスト集団のおはなしが直接聞けることも相まって、立教小学校の学校説明会は毎回大盛況。
校長先生をはじめとする教職員の皆様のユーモラスで温かなキャラクターやお話しぶりが心を沸かせ、会場は笑いと感動に包まれます。
例え受験をしなくとも、男児を育てる中で参考になるポイントを余すことなく教えてくださいます。とある大手お教室の教室長先生などは「男児をお持ちの親御様は必ず立教小学校の説芽会に行くように！」と呼び掛けられるほどに、絶大な人気と、その期待を何倍も超える大きな学びを得られるのが立教小学校の説明会なのです。
そして、その説明会参加者だけが提出できる「説明会アンケート」に、実は立教小学校合格に大きく近づけるある秘密が隠されているのをご存じですか？？
【立教小学校】説明会アンケートとは？
立教小学校のアンケートは、説明会に参加した家庭が学校への感想や志望動機を記入するものです。
このアンケートは、立教小学校の説明会に参加した方だけが提出できるものになります。
説明会の最中に配られる資料に記載されたURLやQRコードを読み取り、オンライン上で入力をします。（＊年度や説明会ごとに異なります。）このアンケートの参加は完璧に任意です、記名や提出のチェックは一切されません。
そのため「面倒だから提出しなくてもいいかな。」と考えられるご家庭が一定数いらっしゃいますが、それは大きな誤りです。
立教小学校に合格したい！と強く願うなら、年3回（例年）実施される立教小学校の説明会にすべて出席し、すべてのアンケートに答えることはマストと言えるでしょう。
【立教小学校】説明会アンケートが重要な理由
どうして提出は任意かつ記名もない立教小学校の説明会アンケートが、「とにかく重要である」と言われる理由は何なのでしょうか。3つのポイントに絞ってプロが徹底解説します。
立教小学校のアンケートは、プレ願書の役割を果たすため
立教小学校では、第一志望のご家庭を特に重視して選考を行う傾向があります。
そのため、説明会後に提出を求められるアンケートは、単なる感想や意見を伝えるものにとどまらず、プレ願書としての役割を果たします。
アンケートに説明会の内容を反映させながらも家庭がなぜ立教小学校を志望するのか、説明会で耳にした学校の教育理念やカリキュラムにどのような魅力を感じたのかを具体的に記載することで、学校側に熱意を直接アピールすることが可能です。
また、他の家庭との差別化を図るためにも、自分たちの家庭の特徴や価値観を反映させることが大切です。
アンケートを丁寧に記載することは、立教小学校に対する真剣な姿勢を示す最初のステップとして大きな意義を持つと言えるでしょう。
受験本番の面接で、アンケートの内容に触れられる可能性があるため
立教小学校の説明会後に提出するアンケートは、受験本番の面接において話題として取り上げられる可能性があるため、非常に重要です。
学校側から「説明会のアンケートでこのように書かれていましたが～」と話題を振ってくださることもあり、その機会をうまく活用できれば、面接内容がより一層深まることでしょう。
一方で、アンケートの記載が曖昧であると、学校側に熱意が伝わらないばかりか、面接で突っ込んだ話がしにくくなり、結果的に印象が薄くなる可能性もあります。
そのため、アンケートは単なる提出物ではなく、面接の重要な資料として位置づけてしっかりと書き込むことが大切です。
立教小学校の説明会へ参加したことを証明するため
立教小学校の説明会は自由参加で、事前申し込みや登録が不要な形式で行われています。
そのため、学校側に説明会への参加実績を記録として残すためには、説明会後に行われるアンケートに答えるしかありません。
アンケートに名前を記名して提出することが、学校側に「この家庭は説明会に参加し、立教小学校に関心を持っている」とアピールする唯一の機会となります。
特に立教小学校を第一志望として考えているご家庭にとっては、説明会への参加実績を公式に残すことが、選考の一環としても重要です。
説明会への参加自体が家庭の熱意を学校側に伝えるひとつの形であり、アンケート提出を通じてその意欲を具体的に示すことができます。
さらに、アンケート内容を通じて、学校の教育理念やカリキュラムに対する理解度を伝えることが可能です。
このように、説明会への参加を学校側に印象付けるために、アンケートを提出することが必須といえるでしょう。
【立教小学校】説明会アンケートを対策する方法
ここからは、立教小学校の説明会アンケートをスムーズに、かつ価値のある内容でまとめるための対策方法を解説します。
立教小学校に限らず、私立小学校の説明会アンケートは当日中から遅くとも翌日の午前中までに提出することが鉄則です。
そのため、いざアンケートの内容を確認してから書く内容を考えているのでは遅いのです。アンケートを受け取ったら、どんな問いかけであってもすぐに書けるように準備をしておくことが重要です。
アンケート教材を活用する
学校説明会アンケートが苦手なご家族には、私、うみ塾長（藤川）が執筆した「小学校受験 説明会アンケート教材（回答例付）」をご一読いただくことをおすすめしております。
こちらの教材は、「各学校がアンケートを求める理由」の解説から始まり、「アンケートを書く前にやるべきこと」、「基本的な書き方」を紹介しています。
利用者の方から特に評判なのは「よくある質問項目」です。
学校から問われるアンケートのうち、頻出の質問をピックアップし、その質問に「男子校、女子校、カトリック系、プロテスタント系、仏教系、無宗教系」など学校のタイプ別に分けそれぞれの具体的な回答文例を記載しています。
このマニュアルが一冊あれば、立教小学校に限らず、どんなタイプの学校のアンケートでもしっかり答えられるようになることでしょう。
アンケートが苦手な方は、まず真似をして書くことが重要です。
どんな手習いであっても、習得の基本はまずは「真似」です。例文の構成を参考に、部分的に手を加えることで各ハードルが格段に下がり、また時間短縮にもなります。本マニュアルを参考に、アンケートを書き慣れてくれば、どんどん自分の言葉や表現をつづれるようになります。
アンケートが苦手、アンケートの対策をしたいと考えられる親御様はぜひご一読くださいね。
アンケート代行
アンケートに苦手意識を持つご家庭に、もうひとつおすすめしたいのがアンケートの解答代行です。
立教小学校の説明会アンケートに対する姿勢を見てもお分かりの通り、学校によってはアンケート＝プレ願書としてとらえられることもあります。
そのため、各校の願書作成に特化した代行業者にアンケートの代筆を依頼することは、精神的に大きな安心感を得られるでしょう。
一方、提出までの時間的問題は発生します。冒頭で解説した通り、立教小学校の説明会アンケートは時間との勝負です。
参加したその日に依頼をして、翌日までにプロに仕上げてもらうことは至難の業でしょう。
しかし、立教小学校のアンケートの場合、問われる内容は「今回の説明会に関する感想」がほとんどです。（開催時期によって微違あり。）
つまり、参加した説明会で耳にした内容とその感想以外の部分は、事前に用意しておくことが可能ということです。
事前に用意する場合に最も重要となるのが「ご家庭の教育方針と立教小学校の理念が一致する点」、そして「志望動機」です。
説明会でどのようなお話があろうとも、立教小学校の教育理念や教育方針は不変です。志望動機というものは、ご家庭の教育方針のどのような点が学校の方針に合致しているかを簡潔に述べ、ご家庭の教育方針を実現するためには、その学校で学ぶことが必要なことを伝えること。
この部分についてまとめることが最も難しく、またアンケートのキモとなります。
この点を含めた全体構成をプロである代行業者に作成してもらい、説明会の内容ごとに異なった解答が必要となる「本日の感想部分」のみご自身で書くようにすれば、かなり時間短縮をすることができますよ。
2回目以降の説明会では、代行業者の原稿をベースに少しづつ変化を付けましょう。全く同じものをコピペのように使うことはNGです。
私は、オーダーメイドアンケート作成も行っております。
願書同様お任せくださいませ！
【立教小学校】説明会アンケートが重要な理由まとめ
立教小学校は、第一志望のご家庭を強く求めていること。
そして、ご家庭からの様々なアプローチを集約させ、受験者家庭を総合的に判断します。説明会のアンケートにこだわり、プレ願書まで高めたレベルで記載することができれば、間接的に合格を引き寄せることにつながるでしょう。
アンケートの基礎を学び、ある程度パターン化することで、質の高いアンケートをたんきかんでまとめることができるようになります。
ぜひ、弊社をはじめとする外部の力（マニュアル、作成代行）を借りてよりよいアンケートを作れるように努力されてくださいね。
