「冒険心の育成」を教育理念に、農業大学附属校らしい動植物や環境といった自然学をカリキュラムに取り入れながらも、ICT教育や毎日の英語教育など現代的な授業を同時展開する東京農業大学稲花小学校。共働き世帯向けのサポートも手厚く、新設校でありながら受験難易度・受験倍率・受験人数共に五指の指に入るほどの人気校となりました。そんな東京農業大学稲花小学校の人気の秘密の一端を、実はオリジナリティあふれるこだわりの制服が担っていることをご存じですか。
【東京農業大学稲花小学校】制服は現代的で知性あふれるデザイン
何かと話題に上がることが多い東京農業大学稲花小学校ですが、その制服も注目の的です。東京農業大学稲花小学校の制服は、新設校の強みを活かした現代的で機能性・利便性の高さが魅力です。そのうえで、伝統と歴史を感じさせる知性あふれるデザインを採用していることが、他校との大きな差別化のポイントとなっています。東京農業大学稲花小学校の制服は一体どのようなデザインなのでしょうか。男女別に分けてプロが詳しく解説します。
【東京農業大学稲花小学校】制服はどんなデザイン?!
東京農業大学稲花小学校の制服は、東京農業大学のユニバーシティカラーである松葉緑に青を織り交ぜ、デザ イン性と機能性を両立させた仕様となっています。制帽・制靴も制服に合わせて選ばれました。また、稲穂をかたどった「みのりマーク」がジャケットの胸やボタンに記され ています。同じ制服を着用することで児童の間に連帯感が生まれ、農大稲花小への帰属意識 が強まることを期待されたデザインとなっているそうです。

【東京農業大学稲花小学校】制服デザイン 男児編
まずは、東京農業大学稲花小学校の男児制服について詳しく解説します。
【東京農業大学稲花小学校】 男子冬服
東京農業大学稲花小学校の男児冬服は、シンプルながらも品格を感じさせるジャケットスタイルが特徴です。スクールカラーである松葉緑に青を織り交ぜたジャケットには、学校の象徴である「みのりマーク」が胸元とボタンにあしらわれ、さりげなく誇りを表現。トップスのシャツにはネクタイを模したデザインが施されており、成長に合わせたエレガントな着こなしが可能です。ボトムスは学年によって異なり、低学年は動きやすいハーフパンツ、高学年はフォーマルなロングパンツへと切り替えることができます。生地には伸縮素材が使用され、動きやすさを重視しつつ、撥水・撥油加工が施されているため、活発な男児にも安心のデザインとなっています。
【東京農業大学稲花小学校】 男子夏服
夏服は爽やかで軽やかな印象を与えるデザイン。トップスはシャツスタイルを基本としながらも、ネクタイを模したディテールが組み込まれており、フォーマルな雰囲気を残しつつ涼しげな着こなしを実現しています。ボトムスは軽量素材のハーフパンツで、通気性と動きやすさに優れた設計。汗をかいてもすぐに乾く速乾性のある素材が採用されており、活発に動き回る子どもたちの快適さを保ちます。色味は冬服と統一されており、東京農業大学のスクールカラーである松葉緑を基調にしつつ、夏らしい軽快な印象を与えるバランスの取れたデザインです。
【東京農業大学稲花小学校】制服デザイン 女児編
次に、東京農業大学稲花小学校の女児制服について詳しく解説します。
【東京農業大学稲花小学校】 女子冬服
女児の冬服は、親御様世代(特にお母様層)の希望を反映したエレガントなセーラースタイルに、丈が短めのボレロジャケットを組み合わせた独自のデザインが特徴です。スクールカラーを基調としたジャケットには男児同様「みのりマーク」があしらわれ、落ち着いた品のある仕上がりです。ボトムスは、一見するとプリーツスカートに見えるキュロット仕様で、可愛らしさと機能性を両立。アクティブに動き回る女児でも安心して着用できます。シャツにはリボンを模したデザインが施されており、細部にまで洗練されたアクセントが光る仕様。伸縮性のある生地を使用しつつ、汚れに強く家庭での洗濯も可能なため、日常使いに適した高機能な制服となっています。
【東京農業大学稲花小学校】 女子夏服
夏服は、セーラースタイルを基調とした軽やかなデザインが特徴。ボレロジャケットはなくなり、襟元のセーラーラインが引き立つトップスが主役となります。冬服同様、シャツにはリボン風のデザインが施され、清楚で可愛らしい雰囲気を演出。ボトムスは冬服と同様、プリーツスカート風のキュロット仕様で、涼しげでありながらも活発に動ける機能的なデザインとなっています。夏らしい軽快な素材を使用し、通気性・速乾性にも優れているため、暑い日でも快適に過ごせる工夫がされています。
【東京農業大学稲花小学校】ランドセル、制帽
東京農業大学稲花小学校の制服は、ランドセルや制帽も大変特徴的で、東京農業大学稲花小学校ならではのオリジナルデザインが施されています。ひとつひとつ詳しく解説します。
ランドセル、サブバッグ(男女共通)
ランドセルは、落ち着きと気品を兼ね備えたモダンカラーを基調とし、重量感のあるレザー素材の伝統的なデザインかつ耐久性に優れた素材が採用されています。シンプルで洗練されたフォルムながらも、センター位置には「みのりマーク」があしらわれ、学校のアイデンティティを感じさせる仕上がりです。背負いやすさを考慮した設計になっており、荷物が多くても快適に持ち運べるよう工夫されています。また、2024年冬から同デザインのサブバッグも制作されたそうです。
制帽(冬用/夏用/男女共用)
制帽は、シンプルながらもクラシカルなデザインが魅力です。冬場はフェルト仕様の防寒性の高い素材です。夏場は、大変珍しい麦わら帽子です。通気性の良い本格的な麦の素材が使われ、汗をかく季節にも爽やかに過ごすことができます。フォーマルな場でも違和感なく着用できるスタイルで、稲花小学校の品格を象徴するアイテムのひとつです。
【東京農業大学稲花小学校】その他のアイテムについて(男女共通)
東京農業大学稲花小学校の制服は、前述したアイテム以外にも細かく指定やルールが存在しており、それを公表しています。ひとつひとつ詳しく解説しますが、指定やルールは日々変化していますので、ご自身で学校ホームページなどから最新の情報を確認するよう心がけてくださいね。
【東京農業大学稲花小学校】靴下、制靴(男女共通)
・靴下
学校推奨品、またはそれに準じた紺色・無地のソックスを着用するよう指示されています。
・制靴
学校推奨品がありますが、それに準じた茶色のローファータイプでも可。(ひも・飾りなし)を着用するよう指導されています。
【東京農業大学稲花小学校】冬期の防寒着(男女共通)
・セーター、ベスト
学校推奨品、またはそれに準じた紺色・無地・Vネックの市販品を着用します。カーディガンタイプのものは不可となっています。ジャケットだけでは寒い場合の補助着であるため、必ずジャケットの下に着用してください。ジャケットを着用せずにセーターまたはベストを着用しての通学は認められていません。
・オーバーコート
学校指定品・推奨品はありませんので、紺・黒色のものを着用してください。通学に相応しいものであれば形状・デザインは問われません。
・マフラー
学校指定品・推奨品はありません。紺・黒・グレー色であれば問題ありませんが、ネックウォーマータイプは不可のルールとなっています。
・手袋
学校指定品・推奨品はありません。紺・黒・グレー色の5本指タイプのものを使用してください。
・タイツ
学校指定品・推奨品はありません。紺・黒色の無地のものを着用してください。タイツ着用時に靴下を重ね履きすること、体育の授業時にタイツを着用することは認められていませんのでご注意を。
・耳あてレッグウォーマー、スパッツ、携帯カイロ等
防寒着としてメジャーとなった各種アイテムですが、東京農業大学稲花小学校ではこれらの着用や持参は全て認められていません。
【農大稲花小学校】制服に採用されたタータンチェックの秘密
制服に用いられているタータン チェック柄は、緑は東京農業大学のス クールカラーである松葉緑を、青は東京・世田谷の新しい学校 のイメージを、 ベージュと白のラインは校名のモチー フである稲とその花をイメージして デザインされたそうです。
【東京農業大学稲花小学校】制服がかわいい!?麦わら帽子!?その秘密をプロが徹底解説!まとめ
東京農業大学稲花小学校の制服は、新設校である強みを活かした機能性と利便性を兼ね備えた優秀な仕様です。そこに、日本が誇る名門校である東京農業大学の歴史と伝統を取り入れ、先進的な中にもクラシカルで歴史を感じさせるエッセンスを取り込んだ、まさに唯一無二のデザインとなっています。特に、夏期の麦わら帽子が採用されている学校(首都圏)はごくわずかで、そのかわいらしさと利便性の両方から大変話題になりました。このように、東京農業大学稲花小学校は、そのかわいらしい制服効果もあって、今後ますます志願者を増やしていくことでしょう。