名進研小学校は附属の中学校がなく、全員が中学受験を目指す「中受校」として知られています。そんな名進研小学校ですが、実際にはどのような学校に合格実績があるのでしょうか。また、中学受験に向けて学内でどのような対策をしてくれるのでしょうか。
毎年愛知県の私立小学校にも合格者を輩出している筆者が、詳しく解説していきます。
【名進研小学校】中学受験対策の実態
1年生から1日7限授業で受験に備える
名進研小学校の特徴といえば、なんといっても1年生から45分・7限授業を実施する点でしょう。最初は慣れなくて大変だった、というご家庭の声も多くありましたが、慣れてしまえば1年生からしっかり学習と向き合える時間は貴重です。
中学受験を目指すのであれば、長い学習時間にも慣れなければいけません。公立小学校に通いながら中学受験を目指す子でも、高学年になれば夜遅くまで塾や家庭教師、なんてことも珍しくないのです。
また、名進研小学校では1年生から授業の要点をまとめるという課題があります。これにより、授業で習った内容をアウトプットできる能力、また重要な点を整理して記憶する力が身につきます。
SAPIXの受験教材使用
名進研小学校では、コアマスターというテキストを使用します。教科書だけではカバーできない中学受験対応問題を、コアマスターを使用することで補えるでしょう。
最近では、入試問題に記述問題を増やしている中学校が増えています。愛知県も例外ではなく、ある私立中学校は国語だけでなく算数でも思考力や表現力の試される記述問題が出題されたこともあります。
コアマスターは単純な暗記問題だけでなく、お子様の思考力を育てるためにも効果的なテキストなので、今後も継続して使用されるでしょう。
土曜授業やサマースクール
名進研小学校といえば土曜日授業で、毎回3限授業・午前のみ授業を実施しています。1週間に6日も学校に通うとなると、公立よりも授業数が多く大変な印象がありますね。しかし、授業時間が増えることで1つの単元に多くの時間を割いてもらえるメリットもあるのです。他県では、慶應義塾横浜初等部が毎週、関西の立命館小学校も3年生以上は2週に1度の土曜授業を実施しています。
実際に名進研小学校へお子様を通わせていた親御様に聞いてみると、医療関係者の方は午前だけでも土曜日に預かってもらえることがありがたい、土日に仕事がない方も自分時間が出来てゆったりできるので良かった、と肯定的な声を多数いただきました。
約9割の児童が参加するサマースクールでは、1年生は授業の応用ですが、2年生以上はなんと進学塾名進研の実施する夏期講習を学内でそのまま受講できます。名進研は元々、東海エリアの中学受験に強い塾ですから、他の塾で夏期講習を受講しなくても学内でしっかり対策していただけるのは嬉しいですね。ちなみにサマースクールでも給食が出ます。
【名進研小学校】進学実績と卒業後の進路
県内なら東海・滝・南女を目指す
在校生の親御様に話を伺うと、多くの生徒は県内で進学しますから、トップ私立校を目指して勉強します。男子なら東海、女子なら南山女子、共学なら滝中学が一般的です。
2025年は東海中学校に16名、南山女子に6名、滝に14名(うち、特待合格者1名)を輩出しています。
中には塾に全く通わず、名進研小学校だけで合格された方もいます。
特待生にも多数合格
特待、特別奨学生、スカラーなど名前は様々ですが、成績優秀者に一部奨学金を出す学校はいくつかあります。
愛知県ですと名古屋中学、海陽中等教育学校、金城学院などがあります。名進研小学校では、特待枠にも毎年多くの合格者がいます。
名進研小学校は私立小学校の中でも比較的学費が高いことで知られるため、金銭的理由から特待制度のある中学校を受験したい、という方は少ないです。ただ、成績優秀者として入学し、学費が安くなるに越したことはありません。
名進研小学校では、各学校の特待生用に特化した試験対策をしているわけではありません。しかし、中学受験対策を進める中で応用問題も多く学びますから、特待合格者が多くなるのも頷けます。
県外の難関校にも合格実績あり
県外ですと、2025年は北嶺中学校 淑徳中学校(東大選抜) 早稲田佐賀 立命館 同志社などの進学校へ合格しています。ちなみに、過去には灘中学校への合格者を出して話題となりました。
県外の学校を受験するとなるとご家庭の負担も増えますが、学校の授業や課題をしっかりとこなしていけばある程度の実力は身につきます。より難関校へ、とお考えの方は名進研小学校と合わせて進学塾の名進研や県内の中学受験専門塾へ通わせています。
中学校からは県外の難関校へ、とお考えのご家庭は検討の余地ありでしょう。
【名進研小学校】進学実績は?卒業後の進学先を徹底解説まとめ
名進研小学校は県内外の進学校へ合格者を毎年輩出している、中学受験特化の小学校です。
共働きのご家庭も多いため、土曜日や夏休みも預かってもらいたい、学校内で中学受験対策を勧めたいという方には向いているでしょう。
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