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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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問題・教材

【小学校受験】聞き取り|出題内容や解き方をプロが解説!

うみ塾長
うみ塾長

小学校受験においては、あらゆる場面で話をきちんと聞けることが非常に重要です。しかし、「うちの子は話を聞くのが苦手・・・」とお悩みの保護者はたくさんいらっしゃいます。そのためのトレーニングとして効果的なのが、聞くことに特化したトレーニングができる「聞き取り」の問題です。

【小学校受験】聞き取り力が必要な場面は?

聞き取り力は、小学校受験において重要な力です。どのような場面で、聞き取り力が必要になるのでしょうか。

 

ペーパーテスト

ペーパーテストでは、先生が口頭で問題を説明したり、出題したりします。もし話をきちんと聞いていなかったら、何を答えればいいのかわからなくなってしまいます。小学校受験では、「お話に出てきた動物に丸をつけましょう」と言われることもあれば、「お話に出てこなかった動物に赤鉛筆でバツをつけましょう」と言われることもあります。もし正解が分かったとしても、使う色やつける印が間違っていたら不正解になってしまいます。

 

行動観察(集団テスト・個別テスト)

集団テストでは、ルールのあるゲームをしたり、先生の動きを真似て体操をしたり、音楽を聴いてリズムを叩いたり、様々な活動をします。もし指示を聞き漏らしてしまうと何をすればいいのかわからなくなってしまいます。また、話を聞いていなくて周りを見ながら行動するお子さまがいますが、これは減点対象になります。個別テストでは、先生と1対1でテストをしますので、話を聞いているかどうかがより顕著に表れます。

 

面接

面接も、人の話をきちんと聞いているかがよくわかる試験です。話をきちんと聞いていないと、質問の意図を取り違えてしまったり、そもそも質問に答えられなかったりしてしまいます。面接では、話の聞を聞く態度も評価されていますので、相手の目を見て、姿勢を正して、頷きながら聞くようにしましょう。

 

その他

テスト中以外でも、話をきちんと聞けることが必要です。例えば、教室を移動する時に「受験番号順に並びましょう」と言われたり、休憩時間に「教室から出て右側にあるトイレを使いましょう」と言われたりすることがあります。このような指示を聞き漏らしてしまっては、合格をいただくのは難しいでしょう。

【小学校受験】聞き取りの出題内容は?

ペーパーテストでは、どの問題も聞き取り力が必要です。その中でも、特に聞き取り力が必要になる問題には、以下のものが挙げられます。

 

お話の記憶

「お話の記憶」は、物語を聞いて、記憶を頼りに質問に答えるタイプの問題です。聴覚記憶(耳から入ってきた情報を処理して記憶する能力)が重要になるので、しっかりとお話を聞かないといけません。お話を聞く時には、場面を想像しながら聞くのがポイントになります。

 

方眼上の移動・地図上の移動

「方眼上の移動」は、指示された数だけます目を移動して、どこに移動したかを答えるタイプの問題です。「地図上の移動」は、地図に描かれた目印を頼りに、移動した経路を考えるタイプの問題です。どちらの問題も、先生が「右に3ます、上に2ます進んで」や「郵便ポストがある角を右に曲がって」など、口頭で説明しますので、方向や目印を聞き漏らさないようにしないといけません。

 

はじめの音・終わりの音

「はじめの音」や「終わりの音」は、指定された音が含まれる言葉を答えるタイプの問題です。例えば、「『み』ではじまる言葉に丸をつけましょう。」「『く』で終わる言葉を三角で囲みましょう。」などと問題が出されます。何の音を探すのか、どの音を探すのかをよく聞き取らないといけません。

【小学校受験】聞き取り力を伸ばすポイントは?

学習において、「聞く力が重要だ」ということは、保護者の皆様も痛感されていることでしょう。多くのお子さまを見てきた経験から言えば、聞く力があるお子さまは、しっかりと指示が理解できることはもちろん、想像力・集中力・読解力・ワーキングメモリなども優れている傾向にあります。では、聞き取り力を伸ばすには、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

ポイントの1つ目は、集中して聞く習慣をつけるということです。保育園・幼稚園の先生が使う言葉のひとつに「1回しか言わないからよく聞いてください。」というものがあります。先生たちは、このように前置きすることで、子どもたちの集中力を高めて話を聞けるようにしているわけです。つまり、「1回でしっかり聞く」という意識があれば、子どもたちは集中して聞くことができるはずです。受験では、1回しか説明してもらえないのが当然です。「うっかり聞き逃してしまった」という致命的なミスを犯すわけにはいきません。そう考えると、ご家庭で勉強するときにも、「説明は1回しかしない」というスタンスでお子さまに接してあげるのがよいと思います。もちろんお子さまの性格や状況にもよりますが、実生活の中でも、「話をちゃんと聞いていなくて損をした」という失敗経験を、あえてさせることも必要かもしれません。その他のポイントについては、こちらの教材で解説しています。

また、こちらの教材では、問題ごとの聞き取り方のポイントについても詳しく解説しています。ペーパーテストでは、問題の種類ごとに聞き取るべきポイントがあります。事前に何を聞き取ればいいのかが分かっていれば、注意して話を聞き取りやすくなります。ぜひ、ペーパーテスト対策としても、こちらの教材をご活用いただければと思います。

【記憶】聞き取り(教材サンプル)

【記憶】1聞き取りサンプル
教材サンプルのダウンロードはこちらから


【小学校受験】聞き取り|まとめ

お話をきちんと聞けることは、小学校受験の初歩の初歩といっても過言ではありません。また、相手の話をしっかりと聞けることは、お子さまの今後の人生においても役に立ちます。ぜひ本記事でご紹介した教材をご活用いただき、聞き取り力をアップするためのトレーニングをしていただけたらと思います。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
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など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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