【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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慶應義塾横浜初等部

【慶應義塾横浜初等部 】所在地は?アクセスが悪い?立地についてプロが解説

【慶應義塾横浜初等部 】所在地は?アクセスが悪い?立地についてプロが解説

塾長
塾長

 

例年15倍近い倍率を誇る、首都圏屈指の人気校・慶應義塾横浜初等部。慶應義塾が誇る2校目の初等教育の場として2013年に開校しました。

 

独自カリキュラムである「生き方科」や「福澤先生の時間」を通して、自らの考えを深め社会と向き合う姿勢を育んでいます。慶應義塾幼稚舎同様、慶應義塾大学への道も拓かれていることも人気の秘密です。

 

そんな名門校である慶應義塾横浜初等部の立地や住所、都内の小学校にも関わらず「天現寺」と検索される理由についてプロが解説します。

【慶應義塾横浜初等部】所在地はどこ?

慶應義塾横浜初等部は、神奈川県横浜市青葉区あざみ野南3丁目にあります。学校法人慶應義塾が設置する私立小学校で、最寄りとなる「東急田園都市線 江田駅」からは徒歩約10分という立地にあり、交通アクセスと自然環境の心地よいバランスが魅力です。

 

校舎は赤田公園に隣接し、周囲には緑豊かな公園や静かな住宅街が広がっています。一方で、通学路の一部には車の往来が多い区間もありますが、登下校時間には専任の警備スタッフが見守りに立ち、安全面への配慮がしっかりと講じられています。

 

最寄りの江田駅は、同じく大学附属の桐蔭学園小学校の児童も利用する駅として知られており、お子様が安心して通える地域として定評があります。落ち着いた雰囲気の中で、安全かつ自立的な通学が実現しやすい環境です。

 

校舎は横浜の丘陵地に建てられ、開放的で明るい設計がなされています。教室や図書室は広々としており、お子様たちはのびのびとした空間で探究的な学びに取り組んでいます。天然芝が広がるグラウンドでは、思いきり身体を動かすことができ、自主性や社会性を育む貴重な時間が日々積み重ねられています。

 

施設面でも非常に恵まれており、各教室には電子黒板を完備。学年ごとに設けられた多目的スペースや専科教室に加え、音楽練習室や和室など、お子様たちの多様な学びに応える空間が整備されています。

 

校庭には、水深を調整できるプール、ビオトープ、2面のグラウンドがあり、さらに徒歩5分ほどの場所には別敷地の運動スペースも設けられており、日常的な活動や授業に幅広く活用されています。

 

【慶應義塾横浜初等部】最寄り駅とアクセス方法は?

慶應義塾横浜初等部の最寄り駅は、「東急田園都市線 江田駅」です。は神奈川県横浜市青葉区の丘陵地に位置し、通学にも便利です。

 

最寄り駅からのアクセス


東急田園都市線 江田駅下車徒歩約10分。

東急田園都市線の江田駅で下車したら、改札を出て西口方面へ向かいます。駅を出てすぐに小さなロータリーが広がっており、そこを左手に進むと「江田駅前交差点」が見えてきます。

 

この交差点を渡り、環状4号線(県道140号)沿いに歩道をまっすぐ進んでいくと、街路樹の緑が映える落ち着いた住宅街が続きます。

 

道中にはコンビニやバス停が点在しており、「荏田南一丁目」の交差点を過ぎるころには、周囲の景色も少しずつ開けてきます。道をそのまま直進していくと、やがて左手に「慶應義塾横浜初等部」の看板が見えてきます。学校の周囲は木々に囲まれ、緩やかな坂を少し上がった先に、落ち着いた雰囲気のキャンパスが広がっています。

 

駅から学校までは徒歩で約10分ほど。坂道もありますので、時間に少し余裕を持って出発すると安心です。朝の登校時間帯には、制服姿の児童や送迎の保護者の姿も多く見られ、同じ道を歩くことで学校の空気を少し感じられるかもしれません。

 

【慶應義塾横浜初等部】登下校に関するルール

慶應義塾横浜初等部では、登下校の時間もまた、お子様たちの成長を支える大切な学びの場と捉えられています。児童は基本的に公共交通機関や徒歩で通学し、最寄りの東急田園都市線「江田駅」からは、制服姿のお子様たちが毎朝元気に登校する姿が見られます。

 

 スクールバスはナシ、原則徒歩登校

スクールバスの運行はなく、原則として電車と徒歩での通学が基本です。通学路には交通量の多い道も含まれますが、登下校時間には専任の警備員が要所に配置され、安全な通行が確保されています。

 

保護者の送迎は、特に低学年のうちは駅まで付き添う家庭もあるものの、学校構内までの送迎は原則行われていません。また、学校周辺の道路での駐停車や長時間の待機は控えるよう求められており、近隣住民への配慮も重視されています。

 

 登下校中の振る舞いやルール

登下校中のふるまいにも、慶應義塾らしい品位が求められます。交通マナーや公共の場での節度ある行動、すれ違う人への挨拶など、日常の中で社会性を養う指導が徹底されています。登校班などの制度はありませんが、近隣の児童同士で自然と一緒に登校するケースも見られます。

 

 携帯電話、スマートフォンの持ち込みは原則禁止

また、慶應義塾横浜初等部ではスマートフォンの持ち込みが原則として禁止されているため、登下校中に万が一トラブルが起きた場合でも、お子様自身で状況を判断し、対処する力が求められます。

 

乗り換えのミスや電車の遅延、寝過ごしや迷子などの想定外の出来事にも、冷静に対応できるよう、入学前の準備が重要です。

 

そのため、入学直後に設けられている約10日間の付き添い登校期間を有効に活用し、親子で実際のルートを確認しながら、さまざまな場面を想定した“トラブルシューティング”を行っておくことをおすすめします。

 

このように、登下校の時間は単なる移動ではなく、お子様たちが自立心と社会性を育てていく大切な時間として、学校全体で丁寧に支えられています。

 

【慶應義塾横浜初等部】「広尾」「渋谷区」「天現寺」と検索される理由

インターネット上で慶應義塾横浜初等部について調べていると、「広尾」や「渋谷区」、「天現寺」といったキーワードが関連検索に現れることがあります。

 

これらは、慶應義塾横浜初等部とは無関係な地名であり、実際の所在地とは異なります。それにもかかわらずこのようなワードが浮上するのには、学校法人慶應義塾が運営するもうひとつの小学校――慶應義塾幼稚舎の存在が関係していると考えられます。

 

慶應義塾幼稚舎との関係

慶應義塾横浜初等部と慶應義塾幼稚舎は、どちらも学校法人慶應義塾によって運営されており、いわば兄弟校にあたる存在です。この関係性から、両校の情報が混同されることも多く、横浜初等部の所在地を「渋谷区恵比寿」などと誤って認識してしまうケースも少なくありません。

 

慶應義塾幼稚舎は、1874年に開設された慶應義塾初の小学校であり、2024年には創立150年という節目を迎えました。その教育理念には「独立自尊」の精神が根付いており、横浜初等部と同様に国際的な視野を育む英語教育や、グローバルに活躍できる人材を育てるための国際交流プログラムも積極的に取り入れています。

 

両校とも卒業後は、基本的に推薦によって慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部へ進学し、さらにその先には慶應義塾大学への道が続いています。中等・高等教育、そして大学までを一貫して歩める仕組みが整っている点も、両校に共通する大きな特徴です。

 

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慶應義塾横浜初等部の所在地は

慶應義塾横浜初等部の正確な所在地は、神奈川県横浜市青葉区あざみ野南3-1-3です。最寄り駅は東急田園都市線の「江田駅」で、駅からは徒歩約10分ほど。江田駅には各駅停車の電車のみが停車するため、急行を利用する場合は「あざみ野駅」や「青葉台駅」での乗り換えが必要になります。

 

このようなことから、「広尾」や「渋谷区」、「天現寺」といった検索キーワードが表示されるのは、慶應義塾幼稚舎の情報と混同されたことが原因であると考えられます。学校名に「慶應義塾」が共通して含まれているため、特に初めて調べる方にとっては混乱が生じやすい部分かもしれません。

 

【慶應義塾横浜初等部 】所在地は?アクセスが悪い?その立地についてプロが徹底解説

慶應義塾横浜初等部の所在地や通学環境は、あざみ野という穏やかな住宅地の中に、学び舎としての静けさと活気を共存させています。

 

慶應義塾が描く“これからの教育の場”にふさわしい舞台でもあります。都市の喧騒から少し距離を置きつつも、都心との接続性を失わない――その絶妙なバランスが、通うお子様たちやご家庭に安心と誇りを与えているのです。

 

もし近隣に訪れる機会があれば、校舎の外観や、登下校中の児童の姿にふれることができるかもしれません。

慶應義塾横浜初等部のお子様たちが、日々どのような様子で過ごしているのか、その空気感をそっと感じてみるのも良いかもしれません。静かな距離から、学校の雰囲気を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
願書作成97%、面接レッスン93%、受験指導100%
など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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